リノベーショントラブル!浴室垂れ壁撤去問題と業者対応の適切性

リノベーションのトラブルについて・・・続き 浴室入り口部分上の垂れ壁は構造壁ではないため、ユニット開口部に合わせて削ったとしても全く問題ないようなのですが、団地管理組合の規約で壁に手を加えることは禁止されており、私たちが一筆書いた上で垂れ壁を削る施工を業者側にお願いしても、業者として受けることはできないそうです。この点についても、解体後に初めて出てきた事実ではないので(まだ解体工事には入っていません)、専門の業者であれば、内見の段階で予想できてしかるべきだと思うのですが、いかがでしょうか?業者は、「資料は出すから施主さんの方で、管理組合に掛け合って、何とか垂れ壁を削る工事の許可を取ってくれ」というのですが、これは私たちの仕事ではなく、こうしたことを予想できなかった業者側が解決策を探して奔走するべきことなのではないかと思うのです。 ローン返済も今月から始まり、着工もいつになるか分からない状況で不安を感じています。

浴室垂れ壁撤去問題:管理組合規約と業者責任

リノベーション工事において、予期せぬ問題が発生し、不安を感じているとのこと、大変お気持ちお察しいたします。浴室入り口上の垂れ壁撤去に関し、管理組合の規約と業者の対応について、詳しく見ていきましょう。

問題点の整理:規約、業者責任、そしてあなたの役割

今回の問題は、大きく分けて3つの要素が絡み合っています。

  • 管理組合規約: 壁への改修を禁止している規約の存在。
  • 業者の責任: 事前に規約を確認し、問題点を指摘する責任。
  • あなたの役割: 工事の許可取得や代替案の検討。

現状、業者は「資料を出す」だけで、許可取得の努力をあなたに委ねている点が問題です。専門業者であれば、契約前に建物の状況、管理規約などを確認し、問題点を事前に指摘する義務があります。内見時に垂れ壁の存在と規約を確認していれば、事前に問題点を把握し、あなたに説明する、あるいは代替案を提示するべきでした。

業者の対応:適切な対応とは?

理想的な業者の対応は、以下の通りです。

  • 事前調査と情報提供: 契約前に、建物の構造、管理規約、その他関連書類を入念に調査し、潜在的な問題点を洗い出す。
  • 問題点の明確な説明: 垂れ壁撤去が規約に抵触する可能性を、契約前に明確に説明する。
  • 代替案の提示: 規約違反となる場合、代替案(例えば、ユニットバスのサイズ変更、配置変更など)を複数提案する。
  • 許可取得支援: 代替案が難しい場合、管理組合との交渉をサポートする(必要書類の作成、同行など)。
  • 責任の明確化: 許可取得が困難な場合、その責任とリスクを明確に説明する。

現状の業者の対応は、これらの点において不十分と言えます。

あなたの取るべき行動:具体的なステップ

まずは、冷静に状況を整理し、以下のステップで対応しましょう。

ステップ1:業者との話し合い

業者の責任を改めて指摘し、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 契約前の調査不足: 内見時の調査不足を指摘し、その責任を問う。
  • 代替案の提示要求: 垂れ壁撤去以外の解決策を複数提示するよう要求する。
  • 管理組合への交渉支援: 許可取得に向けた具体的な支援(書類作成、同行など)を要求する。
  • 工期遅延への対応: 工期遅延による損害(ローン返済など)に対する補償を検討する。

話し合いは、記録を残すことが重要です。録音・録画、またはメモを詳細に取ることをお勧めします。

ステップ2:管理組合への相談

業者の協力を得ながら、管理組合に相談しましょう。

  • 状況説明: 現状を正確に説明し、理解を求める。
  • 代替案提示: 業者から提示された代替案を説明する。
  • 許可申請: 規約に沿った許可申請を行う。

管理組合によっては、柔軟な対応をしてくれる可能性もあります。

ステップ3:専門家への相談

弁護士や建築士などの専門家に相談することも検討しましょう。

  • 法的観点からのアドバイス: 業者の責任、あなたの権利、今後の対応についてアドバイスを得る。
  • 交渉支援: 業者や管理組合との交渉をサポートしてもらう。

専門家の意見は、交渉の強い武器となります。

まとめ:冷静な対応と適切な情報収集が重要

リノベーションは大きな買い物であり、トラブル発生時は精神的に辛いものです。しかし、冷静な対応と適切な情報収集が、問題解決への近道となります。業者との話し合い、管理組合への相談、専門家への相談を検討し、あなたにとって最善の解決策を見つけてください。

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