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リチャードソンジリスの性格と慣らし方
新しくお迎えしたリチャードソンジリスが、警戒して寝床から出てこないのは、新しい環境へのストレスが原因です。野生動物であるジリスは、警戒心が強く、人間を危険と認識する可能性があります。焦らず、時間をかけてゆっくりと信頼関係を築くことが大切です。
段階的な慣らし方
いきなり触ろうとせず、まずはジリスがあなたを認識するところから始めましょう。以下のステップで、ゆっくりと慣らしていくことをおすすめします。
- 距離を保つ:最初は、ケージの前に座り、静かにジリスの様子を観察します。話しかけたり、大きな音を立てたりしないように注意しましょう。数日間はこの状態を続けます。
- 声かけ:ジリスがあなたを認識し始めたら、優しく静かな声で話しかけてみましょう。「おはよう」「可愛いね」など、落ち着いたトーンで話しかけることが重要です。
- 餌やり:ジリスがあなたを警戒しなくなってきたら、ケージの入口付近に、好む餌(ペレット、野菜、種など)を置いてみましょう。最初は手渡しではなく、ケージ内に置いて、ジリスが自ら食べる様子を観察します。食べている様子を見て、ジリスが安心していることを確認しましょう。
- 手渡し:餌を食べる様子が確認できたら、少しずつ手から餌を与えてみましょう。最初は距離を保ち、ジリスが自ら手から餌を食べるように促します。焦らず、ジリスのペースに合わせて進めましょう。
- 触れ合い:手から餌を食べるようになったら、手のひらに餌を乗せて、ジリスが自ら近づいてくるのを待ちます。ジリスが手のひらに近づいてきたら、優しく撫でてみましょう。最初は短時間で、ジリスが嫌がらない範囲で行いましょう。
食事について
ドライフルーツばかり与えていると、偏食の原因になります。ペレットを主食として、野菜や種などを少量与えるようにしましょう。市販のジリス用ペレットは栄養バランスが考えられており、健康維持に役立ちます。
ポイント: ジリスが好む餌を見つけることが重要です。色々な種類の餌を試して、ジリスの好みを探ってみましょう。
環境整備とケージの選び方
適切な環境を整えることも、ジリスを落ち着かせる上で重要です。
ケージ選び
十分な広さがあり、隠れ家となる場所が複数あるケージを選びましょう。ケージの素材は、ジリスが噛み砕かない丈夫なものを選びましょう。
隠れ家
ジリスは隠れ家がないと不安を感じます。ケージ内に、複数の隠れ家となる場所(ハウス、シェルターなど)を設置しましょう。
温度と湿度
リチャードソンジリスは、適温で飼育することが重要です。室温は20~25℃程度を保ち、直射日光や冷暖房の風が直接当たらないように注意しましょう。
清潔さ
ケージ内は常に清潔に保つことが大切です。毎日、排泄物を処理し、定期的にケージ全体を清掃しましょう。
専門家のアドバイス
動物病院の獣医さんや、ジリスの飼育に詳しいブリーダーさんに相談することも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な飼育方法を学ぶことができます。
まとめ:根気と愛情で信頼関係を築こう
リチャードソンジリスを慣らすには、時間と根気が必要です。焦らず、ジリスのペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。愛情を持って接することで、ジリスとの絆は深まり、楽しい時間を過ごすことができるでしょう。諦めずに、毎日少しずつ接点を増やしていくことが大切です。