リスのしっぽが取れるってホント?飼育環境とケガの対処法

リスのしっぽが取れる?知人から聞いたんですが、本当ですか?実際に見た人はいますか? 普通のリス(シマリス?)だそうです。 知人の家ではリスを飼っていて、放し飼いは(部屋の中に放す)ほとんどないそうです。 いつもは、洋室の知人の部屋の小屋にいるそうですが、 あるとき、お母さんが部屋の掃除をしたあとに扉を閉め忘れ、 お母さんの飼っているネコが中に入り、小屋を倒して、リスが逃げて、 ネコに追われて…、というパターンになったそうです。 知人が家に帰ると、お母さんは、 「ごめんね、ごめんね。しっぽがとれちゃった。」 と謝ったそうですが、リスは小屋の中で平然として、血も何もでていなかったそうです。 近くにリスなどを診てくれる獣医はないそうですが、ネコを診てもらう病院に連れて行くと、 「自然界では、そういうこともたまにあるそうだし、本人(リス)が平気なら大丈夫だろう。けれど、トカゲと違うから、再生はしないはずだよ。」 と言われたそうです。 ほんっとうに、リスの尻尾って、とれるんですか? ネコがひっかいてちぎった、というのではなくて、止めに入ったお母さんの目の前で、 ネコが尻尾を押さえると、 「むんっ!!」 と、いう感じでリスが強引に体をひっぱり、まるで強引に抜け落ちた、というふんいきだったそうです。

リスのしっぽが抜ける可能性と原因

結論から言うと、リスのしっぽは、特定の状況下で抜ける可能性があります。 知人のお話のように、ネコに追われた際にパニックになり、しっぽが自切(じせつ)した可能性が考えられます。

自切とは、動物が外敵から身を守るために、自分の体の部分を自ら切り離す行動です。トカゲのしっぽが有名な例ですが、リスも、危険を感じた際にしっぽを自切することがあります。ただし、トカゲと違い、リスのしっぽは再生しません。

今回のケースでは、ネコに追われた恐怖と、ネコに掴まれた際の強い力で、リスが自切した可能性が高いと考えられます。 しっぽが抜けた際に出血がなかったという記述からも、自切の可能性が高いと言えます。 自切は、強いストレスや恐怖が原因で起こるため、飼育環境の見直しも重要です。

リスの飼育環境と安全対策

リスを安全に飼育するためには、適切な環境と安全対策が不可欠です。 今回のケースでは、部屋の掃除後に小屋の扉を閉め忘れたことが事故につながっています。

安全なケージ選びと設置

* 十分な広さのあるケージを選ぶ:リスは活動的な動物なので、十分な広さのケージを用意しましょう。ケージ内には、隠れ家となる小屋や、運動するための遊具などを設置し、ストレスを軽減することが大切です。
* ケージの設置場所:直射日光や高温多湿を避け、安定した場所に設置しましょう。また、子供や他のペットの手の届かない場所に置くことも重要です。
* ケージの扉の確認:ケージの扉がしっかり閉まっているか、定期的に確認しましょう。 今回の事故のように、扉が開いていると、リスが脱走し、危険にさらされる可能性があります。

ネコとの共存について

ネコとリスを一緒に飼うことは、リスにとって大きなストレスになります。 ネコは狩りの本能を持つ動物なので、リスを襲う可能性が常にあります。 たとえ普段は穏やかなネコであっても、予期せぬ行動をとる可能性があることを考慮する必要があります。

* 完全な分離:リスとネコを完全に分離し、接触しないようにすることが最善策です。
* 常に監視:どうしても同じ部屋で飼う必要がある場合は、常に監視し、ネコがリスに近づかないように注意しましょう。

緊急時の対応

万が一、リスがケガをした場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。 リスを診てくれる獣医を探すのは難しい場合がありますが、エキゾチックアニマルを診れる病院を探してみることをお勧めします。 インターネット検索や、近隣の動物病院に問い合わせてみてください。

専門家の意見

動物病院の獣医師によると、リスのしっぽの自切は自然界でも起こりうる現象です。 しかし、飼育下では、適切な環境と安全対策によって、こうした事故を予防することができます。 獣医師は、リスの飼育には専門的な知識と注意が必要であると強調しています。

まとめ:安全なリス飼育のために

リスのしっぽは、強いストレスや恐怖によって自切することがあります。 再生しないため、事故を防ぐことが重要です。 安全な飼育環境を整え、ネコなどの他のペットとの接触を避けることで、リスの健康と安全を守りましょう。 万が一、事故が起きた場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

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