ランプシェードで光の色を演出!透ける紙を使った簡単DIYと選び方

インテリアの関係で質問させてください。薄く色の透ける紙をランプカバーに貼りつけて、ライトの色をそれっぽく変えることなどはできますか?また、出来るとしたらどのような紙を使えばいいのか教えてください。こういう発想に疎くてなかなか思いつきません…

素敵なアイデアですね!薄く色の透ける紙をランプカバーに貼り付けることで、照明の色味を変化させることは可能です。 間接照明の雰囲気作りや、お部屋全体のカラーコーディネートに役立つ、手軽で魅力的なDIY方法です。この記事では、その方法や適切な紙選びについて詳しく解説します。

透ける紙を使ったランプシェードDIY:可能性と注意点

透明度のある紙をランプシェードに貼ることで、光を柔らかく拡散させ、色のニュアンスを変化させることができます。例えば、オレンジ色の紙を使用すれば、暖色系の温かい光を演出できますし、青色の紙なら、涼しげで落ち着いた雰囲気を創り出せます。 しかし、安全面にも配慮する必要があります。

  • 発熱と燃焼性:ランプは使用中に熱を帯びます。紙の種類によっては、発熱によって変色したり、最悪の場合、燃焼する危険性があります。耐熱性のある紙を選ぶことが非常に重要です。また、ランプの熱量や使用時間にも注意が必要です。
  • 光の透過率:紙の厚さや材質によって光の透過率が異なります。あまり厚いと光が弱くなり、薄すぎると色の効果が薄れてしまいます。目的の光の色合いと明るさを実現できる透過率の紙を選ぶ必要があります。
  • 耐久性:頻繁にランプを使用する場合は、紙の耐久性も考慮しなければなりません。破れやすく、すぐに劣化してしまう紙は避け、ある程度の強度と耐久性を持つ紙を選びましょう。

最適な紙選び:素材と選び方のポイント

ランプシェードDIYに適した紙を選ぶには、以下の点を考慮しましょう。

1. 耐熱性のある素材を選ぶ

最も重要なのは耐熱性です。和紙トレーシングペーパーは比較的耐熱性が高い素材として知られています。しかし、全ての和紙やトレーシングペーパーが耐熱性が高いとは限りませんので、商品情報で耐熱性を確認しましょう。 特に、LED電球を使用する場合は発熱が少ないため、比較的多くの紙の種類が使用できますが、白熱電球を使用する場合は、より耐熱性の高い紙を選ぶ必要があります。

2. 透過性と色の発色

目的の色を美しく発色させるためには、透過性が高い紙を選びましょう。セロファンは色の発色が良く、様々な色展開があります。しかし、セロファンは耐熱性が低いので、LED電球など低発熱の電球を使用する必要があります。 また、カラーフィルムも選択肢の一つです。様々な色と質感があり、デザイン性の高いランプシェードを作成できます。ただし、耐熱性や透過率は製品によって異なるため、注意が必要です。

3. 厚さ

厚すぎると光が弱くなり、薄すぎると色の効果が薄れてしまいます。 試行錯誤が必要ですが、一般的には、0.05mm~0.1mm程度の厚さの紙が適していると言われています。 実際に紙を手に取って、光の透過具合を確認してみるのが良いでしょう。

4. デザイン性

単色だけでなく、模様入りの紙を使用すれば、より個性的なランプシェードを作ることができます。和紙には様々な模様や質感のものがあり、型押し和紙染め和紙など、選択肢は豊富です。 また、切り絵を取り入れることで、よりオリジナリティあふれるランプシェードを作成できます。

実践的なDIYステップ

実際にDIYを行う際のステップをご紹介します。

準備するもの

  • ランプシェード
  • 選んだ紙
  • ハサミまたはカッター
  • 定規
  • のり(スプレーのりや両面テープなど)

手順

  1. ランプシェードのサイズを測り、紙をカットします。余裕を持たせてカットしておくと、貼り付けが容易になります。
  2. ランプシェードに紙を貼り付けます。気泡が入らないように注意しながら、丁寧に貼り付けてください。スプレーのりを使用する場合は、換気の良い場所で作業を行いましょう。
  3. 完成したら、ランプシェードをランプに取り付けて、点灯させて確認します。色の発色や明るさ、熱のこもり具合などをチェックしましょう。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターである山田花子氏に、このDIYについてアドバイスをいただきました。

「ランプシェードのDIYは、お部屋の雰囲気を簡単に変えられる手軽な方法です。しかし、安全面を第一に考え、耐熱性のある紙を選ぶことが重要です。また、色の選び方によって、お部屋の印象が大きく変わるため、全体のインテリアコーディネートと調和するように、色を選ぶことをお勧めします。例えば、オレンジ色の紙は暖かく親しみやすい雰囲気を演出しますが、寝室には落ち着きのある色の方が適しているかもしれません。 自分の好みだけでなく、お部屋の用途や雰囲気に合わせて、紙の色や素材を選ぶことが大切です。」

まとめ

薄く色の透ける紙を使ったランプシェードDIYは、手軽に照明の色味を変え、お部屋の雰囲気を演出できる魅力的な方法です。しかし、安全面を考慮し、耐熱性のある紙を選ぶことが重要です。 この記事で紹介したポイントを参考に、あなただけのオリジナルランプシェードを作ってみてください。

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