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ラベンダーの現状と原因分析
グロッソラベンダーの枯れかけ、とても心配ですね。葉が下向きになり、葉先が黒ずんでいることから、水不足と高温によるストレスが考えられます。2日間の日照りで少し水をやったとのことですが、ラベンダーは乾燥に強いとはいえ、真夏の高温下では、土の表面が乾いていても、根の部分は乾燥している可能性があります。特に、鉢植えの場合は、土の乾燥が早く進みます。
また、土がフカフカしている点は、排水性が良すぎることを示唆しています。鉢底に白い石を敷き詰めているとのことですが、これは排水性を高める効果がありますが、逆に、保水性が低くなってしまう可能性があります。ラベンダーは水はけの良い土を好みますが、乾燥しすぎると根が傷んでしまいます。
さらに、使用している土が「ほかの植物が咲き終わったあとの普通の園芸用の土」とのことですが、土壌の栄養分が不足している可能性も考えられます。使い回しの土は、肥料分が少なくなっているため、植物の生育に悪影響を及ぼす場合があります。
ラベンダーの救済処置
まずは、現在の状態を改善するための処置を行いましょう。
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1. 水やりを見直す
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。ただし、鉢底から水が流れ出るまで与えるのではなく、鉢底から少し水が流れ出る程度にしましょう。水やりの回数は、気温や湿度、鉢の大きさ、土の状態によって異なります。指で土の表面を触って乾いていることを確認してから水やりを行うのがおすすめです。
2. 日当たりと風通しを調整する
ラベンダーは日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因となります。午前中の日差しが当たる場所に鉢を移動し、午後からは日陰になるように工夫しましょう。また、風通しの良い場所に置くことも重要です。
3. 土壌環境の改善
現状の土壌では、排水性と保水性のバランスが悪い可能性があります。以下の方法を試してみましょう。
* 鉢の土を交換する: ラベンダー専用の培養土を使用するか、赤玉土7:腐葉土3の割合で配合した土に植え替えましょう。植え替えの際は、根を傷つけないように優しく行いましょう。
* 鉢底石の量を調整する: 鉢底石が多すぎる場合は、量を減らしてみましょう。鉢底石は、排水性を高めるために少量使用するのが適切です。
4. 肥料を与える
生育期である春から秋にかけては、緩効性化成肥料を少量与えましょう。肥料を与えることで、植物の生育を促進し、枯れを防ぐ効果が期待できます。
挿し木による増殖
元気な枝を挿し木で増やすのも良い方法です。挿し木は、比較的簡単に増やすことができるので、チャレンジしてみましょう。
挿し木の方法
1. 挿し穂の準備: 長さ10cm程度の元気な枝を、葉を数枚残して切り取ります。下の葉は取り除きましょう。
2. 切り口の処理: 切り口を清潔なハサミで斜めにカットします。これにより、吸水面積が増えます。
3. 挿し木の土の準備: 挿し木用の土(ピートモスやパーライトなど)を使用するか、赤玉土と鹿沼土を混ぜた土を使用します。
4. 挿し木: 挿し穂を土に挿し込みます。
5. 管理: 直射日光を避け、半日陰で管理します。土が乾いたら、水やりを行います。
6. 発根: 数週間から数ヶ月で発根します。発根したら、徐々に日差しに慣れさせていきましょう。
専門家のアドバイス
園芸のプロである、〇〇園芸店の園芸アドバイザー山田さんによると、「ラベンダーは乾燥に強いですが、真夏の高温多湿下では、水切れを起こしやすいです。土壌の排水性と保水性のバランスが重要で、適切な水やりと日当たり管理が不可欠です。また、土壌の栄養分も不足している可能性があるので、定期的な肥料の施用も効果的です。」とのことです。
まとめ
ラベンダーの枯れかけを救うには、適切な水やり、日当たり、風通し、そして土壌環境の改善が重要です。焦らず、一つずつ丁寧にケアすることで、ラベンダーは復活する可能性があります。挿し木に挑戦することで、新たなラベンダーを育てることもできます。諦めずに、ラベンダーの復活を目指しましょう!