ラグドールと多頭飼育:甘えん坊さんの意外な一面と穏やかな関係づくり

ラグドールの性格について質問です。おとなしい猫と思っていたので新入り猫として4ヶ月の女の子をお家に迎えました。先住猫7歳男の子が居ましたが、ラグドールは威嚇することもなく、(先住猫はすごく怒っていましたが)2ヶ月程で2匹一緒に同じ部屋で暮らせるようになりました。現在ラグドール9ヶ月(避妊手術済み)になり、今では、先住猫が寝ているところへジャンプをして飛び乗りしがみついて噛みついたり、寝ている場所を横取りしたりと・・・とにかく乱暴です。先住猫は嫌がっています。寝るときは二匹を離して先住猫は私と寝ています。(そうするように何かに書いてあったので)ラグドールの性格はもっとおとなしいのでは?今はまだ、仔猫でじゃれているだけでしょうか?抱っこも嫌いで噛みついたりします。

ラグドールの性格:甘えん坊で遊び好き、個体差も大きい

ラグドールは「ぬいぐるみのような猫」と言われるほど、穏やかで人懐っこい性格で知られています。しかし、それはあくまで一般的な傾向であり、個体差は非常に大きいことを理解しておきましょう。お迎えした猫ちゃんの性格は、遺伝や生後期の環境、そしてあなたの接し方によって大きく影響を受けます。

確かに、ラグドールは一般的に大人しい性格とされていますが、それはあくまで成猫になってからの傾向です。子猫期、特に9ヶ月齢のラグドールは、活発で遊び好き、そして甘えん坊な一面が強く表れる時期です。先住猫への攻撃的な行動は、必ずしも性格の悪さではなく、遊びの延長線上にある可能性が高いです。

多頭飼育における猫の行動:縄張り意識とストレス

先住猫への攻撃的な行動は、単なる遊び心だけでなく、縄張り意識やストレスも関係している可能性があります。7歳と9ヶ月の猫では、年齢や体力、遊び方のスタイルに大きな差があります。先住猫にとっては、若いラグドールからの接近や攻撃は、脅威やストレスに感じられるでしょう。

特に、寝ている場所を横取りする行動は、安全な場所を奪われるというストレスに繋がります。猫にとって睡眠は非常に重要であり、安眠できる場所を確保することは、健康維持に不可欠です。

具体的な解決策:環境とコミュニケーションの改善

現状を改善するために、以下の具体的な対策を試みてみましょう。

1. 資源の確保:複数用意で競争を減らす

猫が争う原因の一つに、資源の不足があります。餌場、トイレ、寝床など、猫が利用する資源を複数用意することで、競争を減らし、ストレスを軽減できます。

* 餌場:複数個の食器を用意し、離れた場所に設置しましょう。
* トイレ:猫の数+1個のトイレを用意することが理想です。
* 寝床:それぞれが安心して休める場所を複数用意しましょう。猫タワーやキャットベッド、高い場所などを活用しましょう。
* 遊び場所:猫が自由に遊べるスペースを確保しましょう。猫ツリーやキャットウォークなどを設置すると効果的です。

2. 環境エンリッチメント:猫の好奇心を刺激する

猫の遊び心を満たすことで、ストレスを軽減し、攻撃的な行動を抑制することができます。

* 様々な種類の玩具:ボール、おもちゃのネズミ、羽根つきの棒など、様々な種類の玩具を用意し、定期的にローテーションしましょう。
* 猫じゃらし:猫じゃらしで遊ぶ時間は、猫と飼い主の絆を深める良い機会となります。
* 隠れる場所:猫は隠れることが大好きなので、ダンボール箱やトンネルなどを設置しましょう。
* 垂直空間:猫タワーや棚などを設置し、猫が自由に登ったり降りたりできる空間を作りましょう。

3. コミュニケーション:猫同士の仲介とスキンシップ

猫同士のコミュニケーションを円滑にするために、飼い主の介入も重要です。

* 個別でのスキンシップ:それぞれの猫に十分な愛情を与え、安心感を与えましょう。ブラッシングやマッサージは、猫のストレス軽減に効果的です。
* 間接的なコミュニケーション:匂いを共有させるために、それぞれの猫のタオルやベッドを交換するのも有効です。
* フェロモン製品:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫の安心感を高めることができます。
* 遊びの仲介:猫同士が一緒に遊べるように、おもちゃを使って仲介しましょう。ただし、無理強いは禁物です。

4. 専門家への相談:獣医や猫行動学者

状況が改善しない場合は、獣医や猫行動学者に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な解決策を見つけることができます。

ラグドールの特徴を理解し、適切な接し方を

ラグドールは、甘えん坊で遊び好き、そして時にやんちゃな一面を持つ猫です。その特徴を理解し、適切な環境とコミュニケーションを心がけることで、多頭飼育における問題を解決し、穏やかな共存関係を築くことができるでしょう。

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