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ユニットバスでの洗い方:浴槽内?浴槽外?
ユニットバスにお住まいの方、特に初めての方にとって、洗い方は大きな疑問ですよね。結論から言うと、ユニットバスでは、浴槽内で体を洗うのが一般的です。 シャワーヘッドを使って、浴槽内で体を洗い、その後浴槽につかるという流れになります。
もちろん、浴槽の外で洗うことも不可能ではありません。しかし、ユニットバスは空間が限られているため、浴槽の外で洗うと、床が濡れて滑りやすくなったり、水はねで洗面台などが濡れてしまったりと、後片付けが大変になります。また、排水溝の位置によっては、床に水が溜まりやすく、カビの発生リスクも高まります。
そのため、効率よく、清潔に保つためには、浴槽内で体を洗うのがおすすめです。 ただし、高齢者の方や身体の不自由な方など、浴槽内での洗いが難しい場合は、シャワーチェアなどを活用したり、浴槽の外で洗う工夫をすることも可能です。
ユニットバスのメリットとデメリット
ユニットバスは、マンションやアパートなど、住宅事情に合わせてコンパクトに設計された浴室です。メリットとデメリットを理解した上で、快適なバスタイムを送りましょう。
メリット
- 省スペース: 洗面台、浴槽、シャワーが一体になっているため、限られたスペースでも設置可能です。特に、マンションやアパートなどの集合住宅では、大きなメリットとなります。
- コストパフォーマンス: 一般的な浴室に比べて、初期費用を抑えられます。リフォーム費用も比較的安価です。
- メンテナンスの容易さ: 一体型の構造のため、掃除がしやすいというメリットがあります。水垢やカビの発生を防ぐためにも、こまめな清掃が重要です。
- バリアフリー対応: 近年では、高齢者や体の不自由な方にも使いやすいバリアフリー対応のユニットバスも増えています。段差の少ない設計や手すりなどが備わっているものもあります。
デメリット
- 狭さ: 広々とした浴室を求める方には、狭さを感じるかもしれません。ゆったりと入浴したい方には、少し窮屈に感じる可能性があります。
- 換気の重要性: ユニットバスは密閉性が高いため、換気が重要です。換気を怠ると、カビや結露が発生しやすくなります。浴室乾燥機などを活用し、しっかり換気しましょう。
- 修理費用: 故障した場合、部品交換などが複雑になる可能性があり、修理費用が高額になる可能性があります。
- デザインの選択肢が少ない: 独立型の浴室に比べて、デザインの選択肢が限られる場合があります。しかし、近年ではデザイン性の高いユニットバスも増えてきています。
ユニットバスを快適にするための工夫
ユニットバスのデメリットを解消し、快適な空間にするための工夫をご紹介します。
清潔感を保つ工夫
- こまめな清掃: カビや水垢の発生を防ぐために、入浴後には必ず浴室を清掃しましょう。換気も忘れずに行いましょう。
- 浴室用洗剤の活用: カビ取り剤や水垢取り剤などを活用し、定期的にしっかり清掃することで、清潔な状態を保てます。
- 防カビコーティング: 浴室の壁や床に防カビコーティングを施すことで、カビの発生を抑えることができます。
空間を広く見せる工夫
- 明るい色の壁材: 白や淡い色系の壁材を選ぶことで、空間を広く見せる効果があります。特に白やアイボリーは、清潔感も演出できます。
- 鏡の活用: 鏡を効果的に配置することで、空間の広がりを感じさせることができます。
- 間接照明: 間接照明を取り入れることで、リラックスできる雰囲気を演出できます。
収納を工夫する
- 棚や収納ラックの活用: シャンプーやボディソープなどを収納する棚やラックを設置することで、浴室をすっきりさせることができます。壁面収納も有効です。
- 吊るす収納: フックなどを活用して、タオルや洗顔グッズなどを吊るす収納もおすすめです。
専門家からのアドバイス
建築士の山田先生に、ユニットバス選びのポイントについて伺いました。
「ユニットバスを選ぶ際には、ご自身のライフスタイルや身体状況に合ったものを選ぶことが重要です。 例えば、高齢者の方であれば、手すり付きのユニットバスを選ぶことをおすすめします。また、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、滑りにくい床材のものを選ぶと安全です。さらに、換気機能の性能も確認しましょう。 浴室乾燥機能付きのユニットバスは、カビの発生を防ぎ、快適な入浴環境を保つのに役立ちます。」
まとめ
ユニットバスは、メリット・デメリットを理解し、適切な工夫をすることで、快適な空間にすることができます。この記事が、ユニットバスでの生活を始める方、あるいはユニットバスの改善を考えている方の参考になれば幸いです。「いろのくに」では、様々な色のインテリアアイテムをご紹介していますので、ぜひ、お好みの色で快適なユニットバス空間を演出してみてください。