モンステラの室内育成:日照不足の部屋での育て方とポイント

モンステラについて。今日モンステラをいただいたのですが室内に置きたいのですがカーテン越しの日差しがなかなか入らない部屋なのですがスポットのライト等では意味がないでしょうか?調べきれずに質問させていただきました。だいたい50センチくらいの高さです。

モンステラと光の必要性

モンステラは熱帯アメリカ原産の植物で、明るい間接光を好みます。直射日光は葉焼けの原因となるため避けるべきですが、一方で、全く光が当たらない場所では生育不良を起こしてしまいます。50cmほどのモンステラを、カーテン越しの日差ししか入らない部屋に置きたいとのことですが、その部屋の明るさによっては、生育に問題が生じる可能性があります。スポットライトだけでは、植物に必要な光合成に必要な光量を補うのは難しい場合が多いです。

日照不足の部屋でモンステラを育てるための対策

カーテン越しの光だけでは不十分な場合、以下の対策を検討してみましょう。

1. より明るい場所に移動する

まずは、部屋の中で最も明るい場所にモンステラを移動してみましょう。窓から少し離れた位置でも、カーテン越しであれば直射日光を避けつつ、十分な光を確保できる場合があります。東向きの窓辺などは、午前中の柔らかな日差しが当たるためおすすめです。

2. 人工照明の活用

スポットライトだけでは不十分な場合、植物育成用のLEDライトを使用することをおすすめします。植物育成ライトは、植物の光合成に必要な波長の光を効率的に供給できるよう設計されています。

  • フルスペクトルLEDライト:赤色と青色の光だけでなく、植物の生育に必要なその他の波長の光も含まれているため、より効果的です。様々なメーカーから様々なタイプのライトが出ているので、モンステラのサイズや置く場所に合わせて適切なものを選びましょう。
  • 設置場所と照射時間:ライトはモンステラから約30~50cm離れた位置に設置し、1日6~8時間程度照射するのが一般的です。ただし、植物の種類や生育状況によって調整が必要なため、様子を見ながら照射時間を調整しましょう。
  • ライトの種類と選び方:植物育成ライトを選ぶ際には、消費電力、照射範囲、価格などを考慮しましょう。最近では、スマート機能を搭載したライトもあり、スマホアプリで照射時間を制御できるものもあります。

3. 定期的な葉の観察

モンステラの葉の色や状態をよく観察し、変化があれば適切な対応をしましょう。

  • 葉の色が薄くなってきた場合:光合成が不足している可能性があります。より明るい場所に移動するか、植物育成ライトを追加しましょう。
  • 葉が黄色く変色してきた場合:水やりや肥料のやりすぎ、または根腐れが原因の可能性があります。土の状態を確認し、必要に応じて対策をしましょう。
  • 葉が萎れてきた場合:水不足の可能性があります。土の表面が乾いていたら、たっぷりと水やりをしましょう。

4. その他のポイント

* 適切な水やり:土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをします。鉢皿に溜まった水は捨てましょう。冬場は水やりの回数を減らします。
* 適切な肥料:生育期(春~秋)には、月に1~2回、液体肥料を与えます。冬場は肥料を与えません。
* 通気性の良い鉢を使用する:根腐れを防ぐために、通気性の良い鉢を使用しましょう。
* 定期的な植え替え:根詰まりを防ぐために、2~3年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

専門家の意見

植物専門家によると、「モンステラは比較的育てやすい植物ですが、光が不足すると生育が遅くなったり、葉が小さくなったりします。特に室内で育てる場合は、光の量に注意し、必要に応じて人工照明を補助的に活用することが重要です。」とのことです。

まとめ

カーテン越しの光だけではモンステラの生育が不足する可能性があります。より明るい場所に移動したり、植物育成ライトを使用したり、葉の状態をよく観察するなど、適切な対策を行うことで、室内でも元気に育てることができます。 植物の状態を観察しながら、適切なケアを心がけましょう。

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