モルモットの歯のトラブルと食事の工夫:日曜診療までの対処法

飼育して2年、年齢は4歳のモルモット(♂)がおります。たまにうっかり水やペレット、チモシーがなくなってしまった時には鳴いて催促してきます。先程部屋に入ると、やけに鳴くモル。水、ペレット、チモシー全てあるのに…と思いケージを見る…お部屋も綺麗。どうしたもんかとモルを眺めていたら、何と下の歯が1本しかありません。折れているのではなく完全に抜けてしまっているようです。今朝は元気にモリモリご飯を食べていたので日中に何かの拍子で抜けたのかと思いますがケージ内に歯はありませんでした。誤飲してしまったのでしょうか。もちろん病院へ連れて行くのですが、日曜日になりそうです。ご飯が食べづらそうで手であげてもなかなか食べてくれません。水は飲んでいます。この先どのようにご飯を与えたら良いでしょうか?宜しくお願いします。

モルモットの下顎歯欠損と緊急時の対処法

モルモットの歯は、一生伸び続けるため、適切な摩耗が非常に重要です。下顎の歯が1本だけなくなってしまったとのこと、大変心配ですね。日曜まで獣医への受診が難しい状況とのことですので、まずは緊急時の対処法を説明します。

原因の推測と緊急時の対応

歯が完全に抜けているとのことですので、誤飲の可能性も考えられますが、ケージ内に見当たらないことから、他の原因も考えられます。例えば、ケージ内の構造物や、おもちゃなどに引っかかって抜けた可能性も否定できません。また、年齢を考慮すると、歯の病気や、歯の根の炎症なども考えられます。日曜日に獣医の診察を受けることは非常に重要です。レントゲン検査などが必要になる可能性があります。

緊急時の対応としては、以下の点に注意しましょう。

  • 水分補給:水はきちんと飲めているとのことですが、脱水症状に注意し、こまめに新鮮な水を用意しましょう。
  • 食事の工夫:ペレットやチモシーは食べづらい状態です。ペレットは細かく砕いて、柔らかくして与えましょう。チモシーも、柔らかく煮込んだり、細かく刻んで与えることを試みてください。
  • 強制給餌は避ける:無理やり食べさせようとすると、モルモットにストレスを与え、怪我をする可能性があります。獣医の指示がない限り、強制給餌は行わないようにしましょう。
  • 安静を保つ:ストレスを軽減するために、静かな場所でモルモットを休ませましょう。
  • 観察:食欲、排泄、行動の変化などを注意深く観察し、獣医に伝えるためのメモを取っておきましょう。

食事の具体的な工夫

モルモットは草食動物なので、チモシーが主食です。しかし、現状では、チモシーをそのまま与えるのは難しいでしょう。以下のような工夫をしてみましょう。

  • チモシーのペースト:チモシーを熱湯で柔らかく煮込み、ミキサーなどでペースト状にします。ペースト状にすることで、食べやすくなります。ただし、熱すぎないように注意しましょう。
  • ペレットの粉末化:ペレットをすり鉢などで細かく粉砕し、少量の水を加えてペースト状にします。チモシーペーストと混ぜて与えるのも良いでしょう。
  • ベビーフード(野菜):人間用のベビーフード(野菜系)を少量与えるのも有効です。ただし、塩分や添加物が含まれていないものを選び、少量から試しましょう。これはあくまで補助的な役割です。
  • 野菜:柔らかく茹でた葉野菜(レタス、小松菜など)を細かく刻んで与えることもできます。ただし、与える量は少量に留めましょう。

獣医への相談

日曜日に獣医を受診する際には、以下の情報を伝えましょう。

  • 歯が抜けた状況(いつ、どのように抜けたか)
  • 現在の食欲、排泄状況
  • 行った食事の工夫
  • モルモットの年齢、性別
  • 普段の食事内容

予防策

今回の事態を予防するためには、日頃から以下の点に注意しましょう。

  • 定期的な歯のチェック:モルモットの歯の状態を定期的にチェックし、異常があればすぐに獣医に相談しましょう。
  • 適切な食事:チモシーを十分に与え、歯の摩耗を促進しましょう。ペレットは補助的な役割です。
  • 安全なケージ環境:ケージ内の構造物や、おもちゃなどに引っかからないように安全な環境を整えましょう。
  • ストレス軽減:モルモットにストレスを与えないように、適切なケージ環境、十分な休息、清潔な環境を確保しましょう。

専門家の意見

獣医によると、モルモットの下顎歯の欠損は、様々な原因が考えられ、早期発見と適切な治療が重要です。自己判断での治療は避け、必ず獣医の診察を受けるようにしましょう。 歯の異常は、食欲不振、体重減少、脱水症状などにつながる可能性があります。

まとめ

モルモットの下顎歯が1本抜けた場合、日曜診療までの間は、上記の方法で食事の工夫を行い、水分補給を十分に行い、安静を保つことが大切です。しかし、最終的には獣医の診察と適切な治療が不可欠です。 日頃から、モルモットの健康状態に気を配り、予防策を講じることで、このような事態を防ぐことができます。

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