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モルモットの日常行動と健康状態
二週間前に新しい家族になったアビシニアンモルモットちゃん。ご飯後の顔洗い、鼻息のような音、ケージ内での活発な動き…これらの行動が気になりますよね。まずは、それぞれの行動について詳しく見ていきましょう。
ご飯後の顔洗い
ご飯の後に顔を洗う行動は、モルモットにとってごく自然な行動です。食べこぼしや汚れを綺麗にするために行います。頻度や様子に異常がなければ心配ありません。しかし、いつもと違う頻度で顔を洗ったり、洗う際に体を震わせたり、明らかに苦痛そうな様子であれば、口内炎や目の病気などの可能性も考えられます。
鼻息やクシャミ
「ぷっとクシャミ」のような音は、鼻水や鼻詰まりがないか確認する必要があります。頻繁にクシャミをする、鼻を鳴らす、鼻水が出ているなどの症状がある場合は、風邪や呼吸器系の病気の可能性があります。 軽度の場合は、暖かい場所で安静にさせ、水分補給を十分に行うことが大切です。 しかし、症状が改善しない、または悪化する場合は、すぐに獣医さんに診てもらうことが重要です。
ケージ内を走り回る行動
ケージ内をものすごい勢いで走り回る行動は、必ずしもストレスとは限りません。モルモットは活発な動物なので、元気な証拠である場合もあります。しかし、普段と比べて明らかに頻度が増えている、または走り回った後に震えている、食欲不振などの症状を併発している場合は、ストレスの可能性が高いです。
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モルモットの体調不良のサイン
モルモットは、体調が悪くてもそれを隠そうとする習性があります。そのため、小さな変化を見逃さないことが重要です。以下の症状が見られた場合は、すぐに獣医さんに相談しましょう。
- 食欲不振:餌を食べなくなったり、食べる量が減ったりする
- 体重減少:明らかに体重が減っている
- 元気消失:いつもより動きが少なく、ぐったりしている
- 呼吸が苦しそう:呼吸が速くなったり、ゼーゼーしたりする
- 下痢:便の状態が変化する
- 目や鼻の異常:目やに、鼻水、腫れなど
- 毛並みの変化:毛が抜けている、艶がないなど
- 異臭:体から異臭がする
ストレス軽減のための環境整備と部屋んぽ
部屋んぽが毎日できないとのことですが、モルモットのストレス軽減には、ケージ内の環境整備と定期的な部屋んぽが非常に重要です。
ケージ環境の改善
- 広々としたケージ:モルモットは活動的な動物なので、十分な広さのケージを用意しましょう。ケージのサイズは、モルモットが自由に動き回れる広さが必要です。目安として、最低でも60cm×45cm以上のケージが推奨されます。
- 隠れ家:モルモットは隠れ家が好きです。ハウスやトンネルなどを設置して、安全で落ち着ける場所を作ってあげましょう。材質は、かじっても安全な天然素材を選びましょう。
- 遊び道具:モルモットが遊べるおもちゃを用意しましょう。ボール、トンネル、木製の噛むおもちゃなど、様々な種類があります。定期的に新しいおもちゃを与えて、飽きさせないように工夫しましょう。
- 清潔な環境:ケージは毎日掃除し、常に清潔な状態を保ちましょう。糞尿や食べ残しなどを放置すると、病気の原因になります。
- 適切な温度と湿度:モルモットは温度変化に弱いため、室温を20~25℃に保ち、直射日光を避けるようにしましょう。湿度も適切に保つことが大切です。加湿器や除湿器を使うと良いでしょう。
安全な部屋んぽの工夫
毎日部屋んぽができない場合でも、週に数回、安全な場所で短時間行うようにしましょう。
- 安全な場所の確保:部屋んぽを行う前に、コード類や危険なものを全て片付け、モルモットが逃げ出さないように安全な空間を確保しましょう。広い場所よりも、囲まれた空間の方が安心します。
- 監視:部屋んぽ中は、常にモルモットの様子を監視しましょう。危険な場所に行こうとしたり、異変が見られた場合はすぐにケージに戻しましょう。
- 短時間から始める:最初は数分間の短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。モルモットが疲れてきたら、すぐにケージに戻しましょう。
- 遊び道具の活用:部屋んぽの際に、おもちゃやトンネルなどを用意してあげると、モルモットは喜んで遊んでくれます。
専門家のアドバイス
獣医さんへの相談は、早期発見・早期治療に繋がります。些細な変化でも、プロの意見を聞くことで安心感が得られます。
まとめ
モルモットの健康管理は、日々の観察が大切です。今回のような症状は、必ずしも病気とは限りませんが、変化に気づいたらすぐに対応することが重要です。ケージ環境の改善と安全な部屋んぽを通して、愛するモルモットの健康と幸せを守りましょう。