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モルモットの散歩は必要?飼育スペースの広さと清潔さの関係
モルモットを飼育されているとのこと、糞尿の処理にお困りのご様子、お気持ちお察しいたします。結論から言うと、モルモットの散歩は必ずしも必要ではありませんが、飼育環境の改善は必須です。現在の衣装ケースでの飼育は、スペースが狭く、清潔さを保つのが難しい状態であると考えられます。
散歩の必要性について
モルモットは基本的に臆病な性格で、知らない場所への移動はストレスになります。そのため、無理に部屋の中を散歩させる必要はありません。ケージ内での運動で十分な場合が多いです。ただし、ケージ内での運動だけでは運動不足になる可能性があります。ケージ内での遊び場を工夫したり、時々ケージの外で安全な場所で少しだけ遊ばせてあげることは、モルモットのエンリッチメント(環境エンリッチメント)として有効です。
飼育スペースの広さについて
現在の衣装ケース(縦35cm×横40cm×高35cm)は、2匹のモルモットにとっては明らかに狭すぎます。モルモットは縄張り意識が強く、十分なスペースがないとストレスが蓄積し、攻撃性や病気のリスクが高まります。広さだけでなく、高さも重要です。隠れ家や段差を作ることで、モルモットは安全な場所を確保し、ストレス軽減に繋がります。
専門家によると、モルモット2匹の場合、最低でも1㎡(100cm×100cm)の床面積が必要とされています。衣装ケースから、より広いケージへの変更を強くお勧めします。
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清潔さを保つための具体的な対策
衣装ケースでの飼育で問題になっているのは、スノコと新聞紙の隙間からの排尿です。これを改善するためには、以下の対策が有効です。
1. 適切なケージ選びと床材の選定
* ケージのサイズ:前述の通り、最低でも1㎡の床面積が必要です。高さも考慮し、モルモットが自由に動き回れるスペースを確保しましょう。木製ケージ、プラスチックケージ、メタルケージなど様々なタイプがありますので、モルモットの性格や飼育環境に合わせて選びましょう。
* 床材:新聞紙は吸収性が低く、尿が染み込みやすいのでお勧めできません。代わりに、ペットシーツや紙製の床材を使用しましょう。これらは吸収性が高く、清潔に保ちやすいです。また、牧草を敷き詰めるのも良い方法です。モルモットは牧草を食べて排泄するため、自然な床材として機能し、糞尿の臭いを軽減する効果もあります。
2. ケージ内のレイアウト
* トイレの設置:モルモットは特定の場所で排泄する習性があります。トイレを設置することで、排泄場所を限定し、掃除の手間を軽減できます。トイレトレーにペットシーツを敷いて使用しましょう。
* 隠れ家の設置:モルモットは隠れ家が好きです。ハウスやシェルターを設置することで、落ち着ける場所を提供し、ストレスを軽減できます。
* 給水器の設置:水飲み皿だと、水をかき回して汚してしまう可能性があります。給水器を使用することで、清潔さを保ちやすくなります。
3. 定期的な清掃
* 毎日:トイレの清掃、食べ残しの処理、汚れた床材の交換を行います。
* 週に1回:ケージ全体を清掃します。ケージ内の全ての物を出し、ケージを綺麗に洗い、乾燥させます。床材を全て交換し、新しい床材を敷き詰めます。
* 月に1回:ケージ全体の大掃除を行います。ケージの隅々まで清掃し、消毒します。
4. その他のポイント
* 換気:ケージ内の空気を常に新鮮に保つために、定期的に換気をしましょう。
* 湿度管理:モルモットは湿度に敏感です。湿度が高いと、カビやダニが発生しやすくなります。適切な湿度を保つように注意しましょう。
まとめ
モルモットの快適な飼育環境を維持するためには、適切なケージのサイズ、床材、そして定期的な清掃が不可欠です。衣装ケースからより広いケージへの変更、そして適切な床材の使用によって、糞尿の問題は大きく改善されるでしょう。上記の方法を実践し、清潔で快適な環境をモルモットに提供することで、健康で幸せなモルモットライフを送ることができます。