メレンゲクッキーがべちゃべちゃに!原因と対策、美味しく焼き上げるためのコツ

先日メレンゲのクッキーに挑戦しました。メレンゲクッキーは友達に教わったお菓子で、卵白2個分と砂糖50gを混ぜ合わせメレンゲを作り、それを搾り出して50分~60分焼くというものでした。教わったとおりに作ってみたのですが、60分焼いても茶色くならず、追加で70分焼いてもほんの少し茶色がかっただけでした。友達が作ったものは綺麗に茶色くなっていたのですが…。オーブンの違いもあると思いますが;;焼いた後にお皿に移し、そのまま部屋に置いておいたのですが、しばらくしたらクッキー同士がくっついてどろどろになっていました。形はとどめていたのですが触るとぷにぷにとして水あめのような状態です。どろどろになってしまう原因はなんなのでしょうか?焼き足りないのでしょうか?それか、保存の方法に問題があるのでしょうか?教えていただきたいです。

メレンゲクッキーがべちゃべちゃになる原因

メレンゲクッキーがべちゃべちゃになってしまう原因は、大きく分けて2つ考えられます。一つは焼き時間と温度、もう一つは保存方法です。質問者さんのケースでは、両方の可能性が高いと考えられます。詳しく見ていきましょう。

1. 焼き時間と温度

  • オーブンの温度設定と機種の違い:オーブンによって温度のムラや、設定温度とのずれがあります。友達のオーブンと質問者さんのオーブンでは、同じ温度設定でも実際の温度が異なる可能性があります。特に古いオーブンは温度の誤差が大きくなる傾向があります。
  • 焼き時間:レシピの焼き時間(50~60分)はあくまで目安です。オーブンの機種、クッキーの厚さ、使用する材料によって焼き時間は変わってきます。60分焼いても茶色くならなかったということは、温度が低いか、焼き時間が足りない可能性が高いです。メレンゲクッキーは、表面がカリッとするまでしっかり焼き上げる必要があります。焼き足りない状態だと、中はしっとりとした状態が残り、保存中に水分が蒸発しにくく、べちゃべちゃになりやすいです。
  • オーブンの種類:オーブンの種類(ガスオーブン、電気オーブン、コンベクションオーブンなど)によっても、焼き上がりに差が出ます。コンベクションオーブンは熱風で焼くため、より均一に焼き上がりますが、焼き時間が短くなることもあります。

2. 保存方法

  • 湿気:メレンゲクッキーは非常に湿気に弱いです。焼き立てのクッキーは、まだ内部に水分が残っている状態です。そのため、高温多湿の場所に放置すると、水分を吸収してべちゃべちゃになってしまいます。密閉容器やジップロックに入れて保存するなど、湿気を防ぐ工夫が必要です。
  • クッキー同士の接触:クッキー同士がくっつくと、湿気や水分がこもりやすくなり、べちゃべちゃになる原因になります。焼き立てのクッキーは、完全に冷めてから保存することが重要です。完全に冷めてから、一枚ずつクッキングシートなどを敷いた容器に収納しましょう。また、クッキー同士が重ならないように注意しましょう。

美味しく焼き上げるためのコツ

メレンゲクッキーを美味しく焼き上げるためには、以下の点に注意しましょう。

1. 材料の温度

卵白は冷蔵庫から出してすぐではなく、常温に戻してから使用しましょう。常温の卵白の方が泡立ちが良くなり、よりしっかりとしたメレンゲを作ることができます。砂糖も、細かい砂糖を使うとよりなめらかで、しっかりとしたメレンゲになります。

2. メレンゲの泡立て

メレンゲは、しっかりと角が立つまで泡立てましょう。泡立て器を使う場合は、ボウルの底からしっかり混ぜて、空気を含ませることが大切です。ハンドミキサーを使う場合は、低速から高速に切り替えながら泡立てていきます。メレンゲがしっかり立つと、焼き上がりもカリッとします。

3. 焼き方

  • オーブンの予熱:オーブンを予熱してからクッキーを焼き始めましょう。予熱が不十分だと、焼きムラが生じたり、焼き時間が長くなってしまったりします。
  • 温度と時間:レシピの温度と時間は目安です。オーブンの機種やクッキーの厚さによって調整が必要です。焼き上がりの様子を見ながら、必要に応じて焼き時間を調整しましょう。竹串を刺して、何も付いてこなければ焼き上がりです。焦げ付きが気になる場合は、アルミホイルをかぶせて焼き時間を調整しましょう。
  • オーブンシート:オーブンシートを使用すると、クッキーがくっつくのを防ぎ、きれいに焼き上げることができます。オーブンシートの上にクッキー生地を絞り出す際は、生地同士の間隔を十分に空けてください。

4. 保存方法

  • 完全に冷ます:焼きあがったクッキーは、完全に冷めてから保存しましょう。粗熱が取れたら、完全に冷めるまで網の上などに置いておきます。
  • 密閉容器:完全に冷めたクッキーは、密閉容器に入れて保存しましょう。乾燥剤を入れておくと、より長く保存できます。シリカゲルなどを使用すると効果的です。また、冷蔵庫での保存は、クッキーが湿気を吸ってべちゃべちゃになる可能性があるため、避けた方が無難です。
  • 涼しい場所で保存:直射日光や高温多湿の場所を避け、涼しい場所で保存しましょう。風通しの良い場所に置くことも効果的です。

専門家のアドバイス

パティシエの視点からアドバイスすると、メレンゲクッキーは、卵白の泡立て方と焼き加減が非常に重要です。卵白をしっかり泡立て、オーブンの温度と時間を調整することで、カリッとした食感のクッキーが焼き上がります。また、保存方法も重要で、湿気を防ぐことが美味しく保存するコツです。

まとめ

メレンゲクッキーがべちゃべちゃになる原因は、焼き時間と温度、そして保存方法が大きく関わっています。レシピを参考にしながらも、自分のオーブンに合わせて温度や時間を調整し、湿気を防ぐ保存方法を心がけることで、カリッとした美味しいメレンゲクッキーを焼き上げることができます。ぜひ、今回のアドバイスを参考に、もう一度メレンゲクッキー作りに挑戦してみてください!

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)