メダカ飼育におけるエアポンプとメダカの行動:水槽環境の見直しと改善策

メダカを飼育しはじめました。エアポンプをつけると急に慌てたように高速で泳いだり、ポンプ設置の周りに行ったりするのですが、これはどういう状態でしょうか。 現在の条件は以下の通りです。 ・18リットルの水槽に対して、9匹のメダカを飼育。 ・付属のエアポンプ(兼フィルター)を設置。 ・水草も2束購入して入れてある。 ・日光はあまり当たらない部屋に水槽は設置。 (晴れている日は部屋は明るくはなりますが、直射日光はあたりません) 購入後、エサも食べて元気にしていたのですが、エアポンプをつけるとパニックになったように慌てたり高速で泳ぐようなしぐさをする個体が多いです。しかもエアポンプから遠ざかるというよりはポンプ自体が設置してある角に集まるものが多いです。 あまりに忙しそうに泳ぐので、ポンプを切って様子を見るとまた元通りに平和な雰囲気で泳いでいます。 尚、使用中のポンプは強弱を調整することはできないようです。 この場合はポンプはつけておいた良いのでしょうか。 夜は暗くなると水草がCO2を出すのでつけたほうが良いと聞きますが、夜中中、パニックのようになってもかわいそうなので。 詳しい方、どうぞ教えて下さい。補足投げ込み式フィルター(ポンプ)になります。

メダカの異常行動の原因を探る

メダカがエアポンプ設置後、慌てたように泳ぎ、ポンプ周辺に集まるのは、水流が強すぎることが最も考えられます。18リットルの水槽に9匹のメダカは、やや過密気味であり、さらに強力なエアポンプによる水流は、メダカにとってストレスになっている可能性が高いです。 投げ込み式フィルターは、水流が直接メダカに当たるため、特に小型水槽では注意が必要です。 また、集まるのは、酸素を求めているのではなく、水流の弱い場所を探している可能性が高いです。

具体的な改善策:水槽環境の最適化

メダカが快適に過ごせるよう、以下の改善策を試みてください。

1. エアレーションの調整

* エアポンプの弱化: エアポンプの強弱調整ができない場合、スポンジフィルターを追加することで水流を弱めることができます。スポンジフィルターは、水流を拡散し、穏やかな水流を作り出します。ホームセンターやペットショップで手軽に購入できます。
* エアレーション方法の見直し: エアポンプではなく、水面に小さな穴の開いたチューブを置くことで、より穏やかな酸素供給を行う方法もあります。これにより、直接的な水流を避け、メダカへの負担を軽減できます。
* ポンプの位置変更: エアポンプの位置を変更し、水流が直接メダカに当たらないように工夫してみましょう。水槽の隅や、水草の陰などに設置することで、水流の影響を軽減できます。

2. 水槽環境の改善

* 隠れ家の設置: メダカが落ち着ける隠れ家となる、流木や石、水草などを追加しましょう。これにより、メダカはストレスを感じにくくなり、落ち着いて過ごすことができます。特に、オレンジやブラウン系の流木は、水槽に自然な雰囲気を与え、メダカの隠れ家として最適です。
* 水草の増量: 水草は、水質の浄化や酸素供給に役立ちます。さらに、メダカの隠れ家にもなるため、増やすことでストレス軽減に繋がります。
* 水槽のサイズアップ: 9匹のメダカを飼育するには、18リットルは少し狭い可能性があります。可能であれば、より大きな水槽への移行を検討しましょう。より広い空間を与えれば、メダカは落ち着いて過ごせます。

3. 水質管理の徹底

* 定期的な水換え: 水槽の水は、週に1回程度、1/3程度を交換しましょう。古い水を取り除き、新鮮な水を入れることで、水質を良好に保ちます。
* フィルターの清掃: フィルターは、定期的に清掃しましょう。汚れが溜まったフィルターは、水質悪化の原因となります。
* 水質検査: 水質検査キットを用いて、定期的に水質をチェックしましょう。アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質の濃度が高くなっている場合は、適切な対策が必要です。

専門家の視点:飼育環境の重要性

アクアリストの視点から見ると、メダカの異常行動は飼育環境の不適切さを示唆しています。過密飼育と、強すぎる水流がストレスとなり、メダカはパニック状態になっていると考えられます。 適切な隠れ家や水草の配置、そして水流の調整は、メダカの健康とストレス軽減に不可欠です。 また、水槽のサイズアップは、長期的な飼育において非常に重要です。

まとめ:メダカの幸せのために

メダカが快適に過ごせるよう、水槽環境を見直すことが重要です。エアポンプの水流を弱め、隠れ家を増やし、水質管理を徹底することで、メダカは落ち着いて過ごすことができるでしょう。 これらの改善策を試み、メダカの行動を観察することで、最適な飼育環境を見つけることができます。 もし改善が見られない場合は、専門家への相談も検討しましょう。

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