メダカ水槽の水が緑色に濁る原因と対策:水槽環境の改善でクリアな水質を保つ方法

メダカの水槽の水について質問です。私は、メダカを3つの水槽に分けて飼育しています。直径約18cm、深さ約7cm程の円柱形の水槽と、直径約14cm、深さ約10cm程の円柱形の水槽と、一辺が約15cm程の立方体の水槽です。今の状況を説明したいと思いますが、上記の3つの水槽をA,B,Cとおくことにします。どの水槽にも、水ほとんどいっぱいです。(ちなみに、上記の「深さ」は、水槽の底面から砂利部分までの距離は引いてあります。)まず、Aの水槽には、成魚のメダカを3匹、ミナミヌマエビを5匹、ラムズホーンを10匹以上と水草をミナミヌマエビが十分隠れられるくらいいれてあります。Bの水槽には、一番大きいので体長2cmくらいのメダカを約8匹、ラムズホーンを10匹以上、十分な水草がいれてあります。Cの水槽には、成魚のメダカを2匹、ミナミヌマエビが約1匹、ラムズホーンを10匹以上、十分な水草がいれてあります。3つとも、自分の部屋の机の上に並べてあり、お昼頃になると窓から全てにだいたい同じくらいの日光が差します。水槽の水は、減ったら足してます。もちろん、カルキ抜きはしています。以上が今の状況です。ここからが疑問です。σ(^_^;)3つとも同じ場所にあるというのに、BとCの水槽内の水だけが緑色に濁る。Aは深さがないので、同じく濁ってるけど、わからないだけでは?とお思いになるかと思いますが、Aの水は、完璧に透き通っています。σ(^_^;)ちなみに、BとCの水槽にもミナミヌマエビを4匹くらいいれていたのですが、どれも死んでしまい、ラムズホーンに食われていました。(T_T)ラムズホーンは無罪なのは分かりますが、私はエビが好きなので、若干ムカつきました。(T ^ T)Aの水槽に入れたミナミヌマエビは一匹も死ぬことなく、むしろすくすく成長中です。一体この差はなんなのでしょうか?

水槽の水が緑色に濁る原因とは?

水槽の水が緑色に濁る原因は、藻類の異常繁殖が最も考えられます。特に、緑色の濁りは緑藻の大量発生を示唆しています。緑藻は光合成を行うため、日光が当たる場所で繁殖しやすいです。

水槽環境と緑藻の繁殖

BとCの水槽で緑藻が繁殖しているのに対し、Aの水槽では透き通っているという違いは、以下の要因が考えられます。

  • 水槽のサイズと水量:BとCの水槽はAの水槽よりも水深があり、水量が多いです。水量が多いほど、水温の変化が緩やかになり、緑藻の生育に適した環境となる可能性があります。また、水深が深いと、底の方まで光が届きやすくなり、緑藻の繁殖を促進する可能性があります。
  • メダカの数と餌の量:Bの水槽にはメダカが8匹と、AやCよりも多いため、餌の量も多く、残餌や排泄物が多くなりがちです。これらの有機物は、緑藻の栄養源となり、繁殖を促進します。Cの水槽も同様に、メダカの排泄物などが影響している可能性があります。
  • 水質:水質の悪化も緑藻の繁殖を促します。硝酸塩などの栄養塩類の増加や、pHバランスの崩れなどが考えられます。特に、ミナミヌマエビの死骸は水質悪化を招きやすいです。
  • 水草の量と種類:水草は光合成を行い、水質を浄化する役割を果たしますが、種類や量によっては緑藻の繁殖を抑制できない場合もあります。水草の種類や配置を見直す必要があります。
  • 日光の当たり方:直接日光が長時間当たることで、水温上昇と藻類の繁殖を促進します。水槽の位置や日照時間を調整する必要があります。

ミナミヌマエビの大量死の原因

ミナミヌマエビの大量死は、水質の悪化が主な原因と考えられます。BとCの水槽では、緑藻の異常繁殖により水質が悪化し、酸素不足や有害物質の増加が起こった可能性が高いです。一方、Aの水槽では水質が良好に保たれていたため、ミナミヌマエビが生き残ったと考えられます。

具体的な改善策

水槽の水が緑色に濁り、エビが死んでしまう状況を改善するために、以下の対策を実施しましょう。

1. 水槽の清掃と水換え

  • 水槽内の掃除:水槽の底に溜まった汚れや、枯れた水草を取り除きます。底砂を掃除する際は、底砂を傷つけないように優しく行いましょう。
  • 水換え:全体の3分の1程度の水を交換します。新しい水を入れる際には、必ずカルキ抜きを行いましょう。定期的な水換えは、水質を維持するために非常に重要です。

2. 水質の改善

  • フィルターの設置:フィルターは、水質を浄化する上で非常に有効です。外部フィルターや内部フィルターなど、水槽のサイズに合ったフィルターを選びましょう。フィルターの掃除や交換も定期的に行いましょう。
  • 底床の改善:底砂の量を調整したり、ソイルなどの底床材に変更することで、水質改善に繋がることがあります。ソイルは、水質を安定させる効果があります。
  • 水質検査薬の使用:水質検査薬を使って、定期的に水質をチェックしましょう。アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩などの数値を把握することで、水質管理に役立ちます。

3. 日光対策

  • 直射日光を避ける:直射日光は水温上昇と藻類の繁殖を促進するため、カーテンなどで直射日光を遮る工夫をしましょう。間接光を利用することで、水温の上昇を防ぎ、藻類の繁殖を抑えることができます。
  • 水槽の位置を変える:水槽の位置を変えることで、日照時間を調整できます。日当たりの良い場所に長時間置いておくと、水温が上がり藻類が繁殖しやすくなります。

4. メダカの数と餌の量

  • メダカの数を調整する:水槽のサイズに対してメダカの数が多すぎると、排泄物が多くなり水質が悪化します。水槽のサイズに合った適切な数を飼育しましょう。
  • 餌の量を調整する:メダカに与える餌の量は、数分以内に食べきれる量にしましょう。残餌は水質悪化の原因となります。

5. 水草の管理

  • 適切な水草を選ぶ:緑藻の繁殖を抑える効果のある水草を選びましょう。種類によっては、緑藻の繁殖を抑える効果があります。
  • 水草のトリミング:水草が伸びすぎると、光が底まで届きやすくなり、緑藻の繁殖を促進します。定期的にトリミングを行いましょう。

専門家の意見

これらの対策は、一般的に行われている方法ですが、水槽環境は複雑なため、状況によっては専門家のアドバイスが必要となる場合があります。 アクアリストやペットショップの店員などに相談することで、より具体的なアドバイスを得られるでしょう。

まとめ

水槽の水が緑色に濁る原因は、主に緑藻の異常繁殖です。水質悪化、日光の当たり方、メダカの数、餌の量などが影響します。水換え、フィルターの設置、日光対策、餌の量調整、水草の管理など、総合的な対策を行うことで、クリアな水質を保ち、メダカやミナミヌマエビを健康に飼育することができます。

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