メダカの水槽で水草を育てるための完全ガイド:アナカリスの枯れと、ライト不要の水草選び

アナカリスがすぐに枯れてしまいます。メダカの水槽に入れているのですが2週間ほどですぐに枯れてしまいます。18×18×28くらいのプラスチック水槽でライト無し。ろ過フィルター使用でカルキを抜いた水にPSBをいれています。水温は20~24度くらい。何が原因なんでしょうか?あとマツモとカボンバの違いとライトがなくても枯れない水草を教えてください。質問だらけですがよろしくお願いしますm(__)m補足なるほど。。もうひとつ何とかナナってゆう水草は同じ環境で育ててますが元気です。品種によるのかな(*_*)

アナカリスが枯れる原因と対策

アナカリスが2週間で枯れてしまうとのこと、心配ですね。原因をいくつか考え、対策を提案します。 まず、光量不足が最も考えられます。アナカリスは比較的丈夫な水草ですが、ある程度の光合成が必要です。ライト無しの環境では、光合成に必要な光が不足し、枯れてしまう可能性が高いです。18×18×28cmの水槽では、特に底の方にあるアナカリスは光が届きにくく、弱ってしまいます。

次に、二酸化炭素(CO2)の不足も考えられます。光合成にはCO2も必要です。PSB(バクテリア)は水質を改善しますが、CO2の供給は行いません。 メダカの呼吸や水草の呼吸でCO2は発生しますが、水槽のサイズとライトの有無を考慮すると、十分なCO2が供給されていない可能性があります。

さらに、水質も重要な要素です。カルキを抜いた水にPSBを入れているとのことですが、水質検査で硝酸塩やアンモニアの濃度をチェックしてみましょう。これらの数値が高いと、水草の生育に悪影響を与えます。定期的な水換えも忘れずに行いましょう。水換えの頻度は、水槽のサイズやメダカの数、水草の量によって異なりますが、週に1/3程度を目安にすると良いでしょう。

最後に、アナカリス自体の状態も考慮する必要があります。購入時に既に弱っていた可能性や、輸送中のストレスで弱っていた可能性もあります。

アナカリス枯れ対策:実践的なステップ

1. 水槽の位置を見直す:できるだけ明るい場所に水槽を移動させましょう。直射日光は避けて、間接光が当たる場所が理想的です。
2. CO2添加の検討:手軽なCO2添加方法として、市販のCO2添加剤の使用を検討しましょう。 ただし、メダカがいるため、CO2添加量には十分注意が必要です。過剰なCO2はメダカに悪影響を与える可能性があります。
3. 水質検査:水槽の水質を定期的に検査し、硝酸塩やアンモニアの濃度を確認しましょう。高濃度であれば、水換えの頻度を増やすか、水質改善剤を使用しましょう。
4. 水草の植え方:アナカリスは水面に浮かせるよりも、底床に植えた方が根から栄養を吸収しやすいため、生育が良くなります。
5. 健康なアナカリスを選ぶ:購入時には、葉の色が鮮やかで、茎がしっかりとした健康なアナカリスを選びましょう。

マツモとカボンバの違い

マツモとカボンバはどちらもメダカ水槽で人気の水草ですが、いくつかの違いがあります。

* マツモ:比較的育てやすく、光量が少ない環境でも育ちます。根を持たず、水面に浮かせて育てることができます。繁殖力が強く、増えすぎることがあります。
* カボンバ:マツモよりも光量を好みます。根を持ち、底床に植えて育てるのが一般的です。繊細なため、水質の変化に弱く、枯れやすい傾向があります。

ライトがなくても枯れない水草

ライトがなくても育つ水草はいくつかあります。ただし、完全に無光量では生育は遅くなります。

  • ウォーターウィステリア:比較的丈夫で、低光量でも育ちます。ただし、成長が遅い場合があります。
  • アナカリス(一部品種):上記のように、光量不足で枯れる場合もありますが、比較的耐陰性のある品種もあります。種類によって耐陰性は異なります。
  • マツモ:根を持たず、水面に浮かぶため、光を効率的に受け取ることができます。光量が少ない環境でも比較的よく育ちます。
  • ウィローモス:活着系の水草で、流木や石などに活着させて育てます。光量が少ない環境でも育ちますが、成長は遅いです。

「ナナ」について

質問者様が育てている「ナナ」は、おそらく「ウォーターナナ」のことでしょう。ウォーターナナは、比較的丈夫で、低光量にも耐える水草です。アナカリスと比べて、根がしっかりしており、栄養吸収能力が高いことが、元気な生育につながっていると考えられます。

専門家の視点:水草の育成における光合成の重要性

アクアリストである山田先生に話を聞きました。「水草の育成において、光合成は非常に重要です。光合成によって水草は成長に必要なエネルギーを作り出します。光量が不足すると、光合成が阻害され、水草は弱って枯れてしまいます。特に、CO2の供給が少ない環境では、光合成効率が低下しやすいため、注意が必要です。」とのことでした。

まとめ

アナカリスの枯れの原因は、光量不足、CO2不足、水質、水草自体の状態など、複数の要因が考えられます。 ライトの設置やCO2添加、水質管理を改善することで、アナカリスの育成は改善される可能性が高いです。 また、ライトがなくても育つ水草を選ぶことも一つの解決策です。 それぞれの水草の特徴を理解し、水槽環境に合った水草を選び、適切な管理を行うことで、美しいメダカ水槽を実現しましょう。

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