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ムカデの侵入経路と生態
ムカデは湿気を好み、夜行性で、餌を求めて徘徊します。2階のアパートでも、意外な隙間から侵入してきます。ゴキブリがいないのにムカデがいるのは、ムカデがゴキブリを捕食する存在だからではありません。ムカデはダンゴムシや蜘蛛、昆虫などを捕食するため、それらの虫がいる環境であれば、ムカデも生息できるのです。
侵入経路の特定
* 窓枠やサッシの隙間: いくら新しいアパートでも、微細な隙間は存在します。特に、サッシと壁の境目、窓枠と網戸の隙間などを丁寧にチェックしましょう。
* 排水口: 排水管から侵入することもあります。排水口のトラップが機能しているか確認し、必要であれば交換しましょう。
* 換気扇: 換気扇の開口部から侵入する可能性があります。換気扇カバーの隙間や、換気扇自体に隙間がないか確認しましょう。
* 壁の亀裂: 外壁に小さな亀裂があれば、そこから侵入することも考えられます。
* エアコンの室外機: エアコンの室外機から侵入するケースも報告されています。室外機周りの隙間を塞ぐ対策が必要です。
効果的なムカデ対策
ムカデは一度侵入すると、居心地が良いと判断すれば定着しようとします。そのため、発見したらすぐに駆除するだけでなく、侵入経路を断つ徹底した対策が重要です。
物理的な対策
* 隙間を塞ぐ: 窓枠、サッシ、換気扇、排水口などの隙間をコーキング剤などで丁寧に塞ぎましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できます。隙間テープなども有効です。
* 網戸の点検: 網戸に破れや穴がないか確認し、必要であれば交換しましょう。
* 玄関周りの対策: 玄関ドアの下の隙間を塞ぐ、網戸をつけるなど、玄関からの侵入を防ぎましょう。
* 室外機の点検: エアコンの室外機周辺に隙間があれば、隙間を埋める対策をしましょう。
* 防虫ネットの設置: 換気扇に防虫ネットを取り付けることで、ムカデの侵入を防ぐことができます。
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化学的な対策
* 殺虫剤の使用: ムカデ専用の殺虫剤を使用しましょう。スプレータイプや、置くタイプの殺虫剤など、様々な種類があります。効果的な使用方法は製品の説明書をよく読んでから使用してください。特に、ムカデの潜みやすい場所(壁の隅、家具の裏など)に重点的に散布しましょう。
* 忌避剤の使用: ムカデが嫌がる香りの忌避剤を使用することで、侵入を防ぐ効果が期待できます。柑橘系の香りや、ハーブ系の香りが効果的です。市販の忌避剤を利用するだけでなく、柑橘類の皮を乾燥させて置くのも効果があります。
* 乾燥対策: ムカデは湿気を好むため、部屋の湿度を下げることが重要です。除湿機を使用したり、こまめに換気をすることで、湿気を抑制できます。
その他の対策
* 定期的な清掃: 部屋の掃除をこまめに行い、ゴミや食べこぼしなどを放置しないようにしましょう。ムカデは餌となる虫を誘引する可能性があります。
* 整理整頓: 部屋を整理整頓し、ムカデが隠れやすい場所を減らすことも重要です。家具を壁から離したり、不用品を処分したりすることで、ムカデの隠れ家をなくすことができます。
* 専門業者への依頼: 自分で対策してもムカデの発生が止まらない場合は、専門の害虫駆除業者に相談することをお勧めします。
専門家のアドバイス
害虫駆除のプロであるA社代表取締役B氏に話を聞きました。
「ムカデは1匹見つけたら、他にもいる可能性が高いです。そのため、発見したらすぐに駆除するだけでなく、徹底的な対策が必要です。特に、隙間を塞ぐことは非常に重要です。小さな隙間でも侵入できるため、入念なチェックと封鎖が必要です。また、定期的な清掃と湿気対策も効果的です。」
まとめ
ムカデの侵入を防ぐためには、物理的、化学的対策を組み合わせ、徹底した対策を行うことが重要です。 今回ご紹介した対策を参考に、ムカデのいない快適な住空間を実現しましょう。 それでも不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。