ミニチュアダックスフンドの行動の違いと、預かり犬との上手な付き合い方

私は週に２～３回、友達の犬を預かっているんですが、その犬(ミニチュアダックス♀)について質問です。その犬は生後５ヶ月。飼い主の家がペット不可のマンションなので、飼い始めた頃は飼い主の仕事中は車で放置。最近は暑くなってきたので私ともう一人の犬好きさんが交互で預り、面倒を見ています。ペット不可のマンションで犬を飼うなんて言語道断ですが、飼ってしまったからにはもうどうしようもありません。しかし、我が家にも生後３ヶ月のミニチュアダックス♂がいますが、２匹の犬が違いすぎて本当に驚いています。まず、預かっている♀の方はとにかく落ち着きがありません。部屋中を走り回り、あらゆるものにいたずらし、サークルに入れると暴れまくります。飼い主の家はペット不可のため、吠えたり走り回る足音にものすごく怒られるので、我が家だと開放的になるのでしょうか？私は主婦で比較的に時間に余裕があるので晴れている日は散歩に連れていきますが、まったく言うことを聞きません。飼い主は土日に気が向くと散歩しているようですが、基本的に散歩に連れていくのは私が預かっている日のみ。リードウォークどころではありません。飼い主が夕方に迎えにきますが、帰るのをすごく嫌がります。逃げ回ってつかまえるのも大変なくらい… 我が家の犬は、基本的には飼い主にべったりで甘えん坊ですが、お留守番はちゃんとできるし、散歩もまだ数回(ワクチン接種が終わったばかりなので)ですがリードウォークは完璧です。この違いは環境のせいでしょうか？それとも性格そのものでしょうか？私が飼い主ではないので下に見て、わざと逆らっているのでしょうか？この子とのつき合い方、何でもいいのでアドバイスください。

Contents

1 ２匹のミニチュアダックスフンドの行動の違い：環境と性格の影響
2 預かり犬との上手な付き合い方：具体的なアドバイス
3 まとめ：継続的な努力と愛情で信頼関係を築く

２匹のミニチュアダックスフンドの行動の違い：環境と性格の影響

預かり犬とご自身の愛犬の行動の違いは、環境と性格、そしてこれまでの経験の積み重ねが複雑に絡み合っていると考えられます。生後5ヶ月のミニチュアダックスフンドは、まだ社会化の重要な時期です。飼い主さんのご自宅がペット不可マンションで、幼少期を車の中や狭い空間で過ごしていたこと、そして十分な社会化やトレーニングを受けてこなかったことが、落ち着きのなさや問題行動に繋がっている可能性が高いです。

環境の影響：幼少期の経験が行動に影響

幼犬期に十分な刺激や社会化の機会が不足すると、不安定な性格になったり、問題行動を起こしやすくなります。常に狭い空間で過ごしていた預かり犬は、開放的な環境になったことで、抑圧されていたエネルギーが爆発しているのかもしれません。また、飼い主さんからの叱責が頻繁にあったとすれば、その経験も犬の行動に影響を与えている可能性があります。常に緊張状態にあると、犬は落ち着きを失い、過剰に反応しやすくなります。

性格の影響：個体差による行動の違い

犬にも個体差があり、性格は遺伝的な要素も大きく関わります。ご自身の愛犬が穏やかで従順な性格であるのに対し、預かり犬は活発で好奇心旺盛な性格なのかもしれません。これはどちらが良い悪いではなく、単なる個体差です。

飼い主との関係：信頼関係の構築が重要

預かり犬があなたを「下に見て」わざと逆らっているとは考えにくいでしょう。犬は人間のように複雑な感情表現はできませんが、信頼できる相手とそうでない相手を明確に区別します。預かり犬は、あなたを信頼していない、あるいはまだ十分に信頼関係を築けていない可能性があります。また、飼い主への強い依存も、帰宅時の嫌がる行動に繋がっている可能性があります。

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預かり犬との上手な付き合い方：具体的なアドバイス

預かり犬との良好な関係を築き、問題行動を改善するためには、以下の点を意識してみてください。

1. 安心できる環境づくり：安全で快適な空間を確保

* サークルは、落ち着ける場所として活用する： サークルを閉じ込める場所ではなく、犬が安心して休める安全な空間として捉えさせることが重要です。おやつや玩具を与え、サークルの中で過ごす時間を楽しく過ごせるように工夫しましょう。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことが大切です。
* 落ち着ける場所を用意する： 犬用のベッドやクッションなどを用意し、犬が自由に休める場所を作ってあげましょう。静かで落ち着ける場所を選んでください。
* 室内環境を整える： いたずらされやすいものは片付け、犬が安全に遊べるスペースを確保しましょう。犬が触れてはいけないものには、必ず届かない場所に保管してください。

2. しつけとトレーニング：基本的なコマンドを覚えさせる

* 基本的なコマンドを教える： 「おすわり」「待て」「来い」などの基本的なコマンドを、優しく丁寧に教えてあげましょう。成功したら必ず褒めて、ご褒美を与えましょう。無理強いせず、犬のペースに合わせて進めてください。
* ポジティブな強化： 叱るよりも褒めることを重視しましょう。良い行動をしたら、すぐに褒めてご褒美を与え、良い行動を繰り返すように促します。
* リードウォークの練習： 散歩の際は、リードをしっかり持ち、犬が引っ張らないように注意しましょう。ゆっくりとしたペースで、犬が落ち着いて歩けるように誘導します。褒めながら、正しい歩き方を教え込むことが重要です。プロのドッグトレーナーに相談するのも良い方法です。

3. 散歩の工夫：適度な運動と刺激を与える

* 複数回、短時間の散歩： 一度に長時間散歩させるよりも、複数回、短時間の散歩をさせる方が、犬の負担を軽減できます。
* 犬が楽しめる散歩コース： 犬が興味を持つような場所を選んで散歩しましょう。新しい場所や匂いを嗅がせることで、犬の好奇心を満たし、精神的なストレスを軽減できます。
* 他の犬との交流： ワクチン接種が済んでいれば、他の犬との交流も有効です。ただし、いきなり激しい遊びをさせるのではなく、最初は少しの時間から始め、犬の様子を見ながら徐々に時間を延ばしましょう。相性の良い犬との交流は、社会化に役立ちます。

4. 飼い主との別れと再会の練習：安心感を与える

* 帰宅時の練習： 飼い主さんが帰宅する際に、犬が興奮しないように、落ち着いて接しましょう。無理に抱き上げたりせず、犬が落ち着くまで待ちましょう。
* おやつや玩具で気を紛らわせる： 飼い主さんが帰宅する前に、犬が落ち着いていられるように、おやつや玩具を与えて気を紛らわせるのも有効です。
* 飼い主さんにもしつけを依頼する： 飼い主さんにも、基本的なしつけや、帰宅時の接し方について指導し、自宅でも同じように接するようにお願いしましょう。

5. 専門家への相談：必要に応じてプロの力を借りる

預かり犬との問題行動が改善しない場合、または深刻な問題が発生した場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ：継続的な努力と愛情で信頼関係を築く

預かり犬との関係改善には、時間と忍耐が必要です。焦らず、犬のペースに合わせて、優しく丁寧に接することが大切です。継続的な努力と愛情を注ぐことで、必ず信頼関係を築き、幸せな時間を過ごすことができるでしょう。犬の行動をよく観察し、何が犬を不安にさせているのか、何が犬を喜ばせるのかを理解することが、良好な関係を築くための第一歩です。