ミニチュアダックスフントのトイレトレーニングと去勢手術に関するQ&A

私の家には3月末に2年になるミニチュアダックスフントのオスがいます。トイレのしつけがちゃんとできなかったのか、トイレでちゃんとする時もあるのですが、 ほとんどトイレでしません。机の脚や他の部屋などの壁などそこらじゅうにオシッコします。どうしたらトイレのみにオシッコするようになるか助言を下さい。また去勢手術を考えてますが無知なため、手術したらそこらじゅうでするオシッコは無くなるのか、今更になって手術をしても効果はあるのか、どんなリスクがあるのか教えて下さい。

1. トイレトレーニングの改善策

2歳という年齢は、子犬期と比較するとトイレトレーニングが難しくなる時期ではありますが、諦める必要はありません。まずは、原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。

1-1. マーキング行動の確認

愛犬がトイレ以外で排尿する行動は、単純なトイレトレーニングの失敗だけでなく、マーキング行動の可能性があります。マーキングとは、縄張り主張やストレス発散、性的な欲求など、様々な理由で犬が行う行動です。

* 場所:排尿する場所をよく観察しましょう。特定の場所に集中している場合、その場所がマーキングポイントになっている可能性があります。
* 頻度:1日に何回、どのくらいの量を排尿しているか記録をつけましょう。頻度が高い場合は、膀胱炎などの病気の可能性も考えられます。獣医への相談も必要です。
* 姿勢:脚を上げて排尿している場合は、マーキングの可能性が高いです。しゃがみこんで排尿している場合は、トイレトレーニングの失敗の可能性が高いです。

1-2. トイレトレーニングの見直し

* トイレの位置:トイレは落ち着いて排泄できる静かな場所に設置しましょう。人の通り道や騒がしい場所、食事場所の近くは避けてください。
* トイレの種類:犬種やサイズに合ったトイレを選びましょう。大きすぎても小さすぎても、犬がトイレを嫌がる原因となります。
* トイレシートの種類:吸収性の高いシートを選びましょう。犬がシートを嫌がっている場合は、別の種類のシートを試してみましょう。
* 排泄のタイミング:散歩、起床後、食事後など、犬が排泄しやすいタイミングを把握し、トイレに連れて行きましょう。
* 成功報酬:トイレで排泄したら、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。
* 失敗時の対応:トイレ以外で排泄した場合は、叱らずに、すぐにトイレに連れて行きましょう。
* 清潔さ:トイレは常に清潔に保ちましょう。汚れたままにしておくと、犬がトイレを嫌がる原因となります。

1-3. 環境の改善

* ストレス軽減:犬がストレスを感じている場合、マーキング行動が増えることがあります。ストレスの原因を取り除くために、犬がリラックスできる環境を整えましょう。
* 運動不足:運動不足もマーキング行動の原因となる場合があります。十分な運動をさせるようにしましょう。
* フェロモン製品:犬の安心感を高めるフェロモン製品(アロマなど)を使用するのも有効な手段です。

2. 去勢手術について

去勢手術は、マーキング行動を抑制する効果が期待できますが、必ずしも全ての犬で効果があるわけではありません。手術は、獣医師と相談の上、慎重に決断する必要があります。

2-1. 去勢手術の効果

去勢手術によって、性ホルモンの分泌が減少するため、マーキング行動が減る可能性があります。しかし、すでに習慣化しているマーキング行動は、手術後も完全に消失するとは限りません。

2-2. 去勢手術のリスク

* 麻酔リスク:手術には必ず麻酔が伴います。犬の年齢や健康状態によっては、麻酔によるリスクが高まる可能性があります。
* 出血や感染症:手術後の出血や感染症のリスクがあります。
* 肥満:去勢手術後、運動量が減ったり食欲が増えたりすることで、肥満になるリスクが高まります。
* その他の合併症:稀に、手術による他の合併症が発生する可能性があります。

2-3. 手術のタイミング

2歳という年齢は、去勢手術を行うのに遅すぎるわけではありません。しかし、手術前に健康診断を受け、獣医師に相談することが重要です。

3. まとめ

愛犬のトイレトレーニングと去勢手術について、専門家のアドバイスを参考に、愛犬に合った方法を選択することが大切です。

まずは、トイレトレーニングの見直しと環境改善から始め、それでも改善が見られない場合は、獣医師に相談して、去勢手術の可否やリスクについて丁寧に説明を受けてください。 愛犬との生活をより快適なものにするために、根気強く取り組んでいきましょう。

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