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ミドリガメの適切な餌の量と頻度
甲羅の長さが21cmのミドリガメは、成長期を過ぎた成体に近いサイズです。そのため、幼体の時のような頻繁な給餌は必要ありません。 「毎日、頭の大きさ分を一日数回、数分で食べる程度」という記述は目安であり、個体差や季節、活動量によって大きく変動します。 あなたのミドリガメは、めだかを短時間で食べ尽くしたことから、現状の餌の量が少ない可能性があります。しかし、一方的に大量に与えるのも危険です。
適切な餌の量の判断基準
* 体型:  太りすぎているか、痩せすぎているかをチェックします。甲羅と体の間に隙間がなく、肋骨が浮き出ていない状態が理想です。
* 糞の状態: 糞の色や硬さ、量も重要な指標です。健康な糞は、固く、茶褐色です。軟便や下痢は、餌の量や種類を見直す必要があるサインです。
* 活動量: 元気よく動き回り、甲羅干しを好む状態が理想です。活動量が低下している場合は、栄養不足の可能性があります。
* 食欲:  餌への食いつきも重要です。与えた餌をすぐに食べ、さらに欲しがるようであれば、量を増やしても良いでしょう。しかし、残してしまう場合は、量を減らす必要があります。
餌の種類と与え方
ミドリガメの主食は、市販の亀用フードです。しかし、栄養バランスを考慮し、下記のような餌を組み合わせて与えることが大切です。
- カメ用フード: 高タンパク質、低脂肪のものを選びましょう。高品質なフードは、消化吸収率が高く、健康維持に役立ちます。
 - 野菜: レタス、小松菜、キュウリなど。ビタミンやミネラルの補給に役立ちます。ただし、与えすぎると消化不良を起こす可能性があります。
 - 動物性タンパク質: メダカ、小エビ、ミミズなど。カルシウムの補給に効果的です。しかし、与えすぎると肥満や消化不良の原因となるため、週に1~2回程度にしましょう。
 - カルシウム剤: 甲羅の形成に必要なカルシウムを補給するために、定期的にカルシウム剤をサプリメントとして与えることをお勧めします。
 
21cmのミドリガメへの具体的な餌の量と頻度
21cmのミドリガメの場合、亀用フードを1日に10~20粒程度、週に3~4回程度与えるのが適切な目安です。 ただし、これはあくまで目安であり、個体差があります。 上記の判断基準を参考に、調整していくことが大切です。 めだかは、栄養価が高いですが、主食ではなく、あくまで嗜好性の高いおやつとして、週に1~2回、少量与えるにとどめましょう。
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飼育環境の改善
現在の飼育環境は、改善の余地があります。
陸地の確保
甲羅干しは、ミドリガメの健康維持に不可欠です。 陸地は、十分な広さを確保し、日光浴ができるようにしましょう。 ベランダでの飼育は、紫外線不足に繋がりかねません。 紫外線ライトの導入を検討しましょう。
水質管理
毎日のお風呂と水につける行為は、清潔さを保つ上で重要ですが、水の入れ替え頻度にも注意が必要です。 汚れた水を放置すると、細菌の繁殖や病気の原因となります。 水質を常に清潔に保つために、定期的な水換えを行いましょう。 フィルターの設置も検討しましょう。
隠れ家の設置
ミドリガメは、隠れ家がないとストレスを感じやすいため、隠れ家となる石や流木などを設置しましょう。
専門家への相談
飼育に不安を感じたり、ミドリガメの様子に異変を感じた場合は、獣医(爬虫類に詳しい獣医)に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、より適切な飼育方法を学ぶことができます。
まとめ
ミドリガメの飼育は、適切な餌やりと環境管理が重要です。 あなたのミドリガメが健康に長生きできるように、この記事を参考に、愛情を持って飼育してください。 観察を続け、個体の状態に合わせて餌の量や頻度を調整することが大切です。 不明な点や不安な点があれば、迷わず専門家にご相談ください。