ミドリガメの飼育とサルモネラ菌対策:初心者向け完全ガイド

先日、子供がミドリガメを近くの川で捕まえ、家に連れ帰ってきました。外来種であることから、再び川に逃がすことができず、飼い始めました。家に来てから1週間になりますがまったく餌を食べません・・・鳥のささみ、小魚、エビ、など試しました。飼育環境は日中天気の良い時は外で日光浴、夜気温が下がり始めてから部屋の水槽にいれています。 元気で日中はよく歩き回っています。また、ミドリガメの病気(サルモネラ菌)ですが、どこまで気を使えばよいでしょうか、こどもがまだ小さいのですぐカメの甲羅にさわりたがります・・・触ったあとは手洗いをしていますが、アルコール等の消毒をしたほうがよいのでしょうか。それとも、カメには触れないほうがよいのでしょうか?まったくの初めてのカメの飼育なのでわからないことだらけです。いろいろ教えていただけると助かります。よろしくおねがいします。補足回答ありがとうございます。上記のえさ以外に1日1回市販のカメ用餌を与えています。やはりそれも食べません・・・温度も25度を保つようにしています。

ミドリガメの飼育:餌、環境、そして健康管理

ミドリガメ(クサガメ)の飼育を始めたとのこと、おめでとうございます!しかし、餌を食べない、サルモネラ菌への不安など、初めての飼育では心配なことも多いですよね。一つずつ解決していきましょう。

餌について

ミドリガメが餌を食べない原因はいくつか考えられます。

  • ストレス:新しい環境にまだ慣れていない可能性があります。水槽を落ち着いた場所に置き、隠れ家となるシェルターを設置してあげましょう。隠れ家がないと、常に警戒状態となり、餌を食べなくなります。
  • 水質:水質が悪化していると、餌を食べなくなることがあります。水槽の水は定期的に交換し、フィルターを使用しましょう。水温計で25℃をキープすることも重要です。温度変化はカメにストレスを与えます。
  • 餌の種類:鳥のささみ、小魚、エビは嗜好性が高いですが、主食としては不向きです。カメの主食は、カメ用の専用飼料です。市販のカメ用餌を与えているとのことですが、種類や与え方を見直してみましょう。色々なメーカーから様々なタイプの餌が出ていますので、カメが好むものを見つけるまで試行錯誤が必要です。甲羅干しをしっかり行うことで、消化機能も向上します。
  • 病気:餌を食べないのは病気のサインかもしれません。食欲不振、元気がない、異臭など他の症状がないか確認しましょう。心配な場合は、獣医(爬虫類に詳しい獣医)に相談しましょう。

具体的なアドバイスとしては、まず、カメ専用のペレット状の餌を数種類用意し、それぞれ少量ずつ与えてみましょう。カメが好む餌を見つけることが重要です。また、餌の与えすぎにも注意しましょう。お腹が空いていれば喜んで食べますので、食べ残しがあるようでしたら、量を減らしてみましょう。

飼育環境について

日光浴は大切ですが、紫外線不足も考えられます。日光浴だけでは紫外線量が不足する可能性がありますので、UVBライトの使用を検討しましょう。UVBライトは甲羅の形成やカルシウムの吸収に不可欠です。また、陸地と水場を確保し、カメが自由に移動できるようにしましょう。陸地には、甲羅干しができる場所を用意することが大切です。

サルモネラ菌対策

ミドリガメはサルモネラ菌を保有している可能性があります。小さなお子さんにとって、サルモネラ菌は危険です。

  • 手洗い:カメに触れた後は、必ず石鹸で丁寧に手洗いしましょう。アルコール消毒も併用するとより効果的です。
  • 直接触らない:可能であれば、小さなお子さんにはカメに直接触らせないようにしましょう。どうしても触りたい場合は、大人の監視の下で行い、触れた後は必ず手洗いと消毒を徹底しましょう。
  • 衛生管理:水槽や周辺の清掃をこまめに行い、清潔な環境を保ちましょう。水槽の水を交換する際にも、手袋を着用するなど、衛生面に配慮しましょう。
  • 専門家への相談:心配な場合は、獣医や保健所に相談しましょう。

特に、小さいお子さんがいる家庭では、サルモネラ菌対策は徹底することが重要です。カメの飼育は、責任ある行動が求められます。

専門家の視点:爬虫類専門医からのアドバイス

爬虫類専門医によると、「ミドリガメの飼育において、最も重要なのは、適切な餌と環境の提供です。餌を食べない場合は、まず、環境を見直すことから始めましょう。ストレスや水質、温度など、様々な要因が考えられます。また、サルモネラ菌への対策は、手洗いと消毒を徹底することで、リスクを最小限に抑えることができます。」とのことです。

まとめ

ミドリガメの飼育は、責任と愛情が必要です。餌を食べない、サルモネラ菌への不安など、心配なことがあれば、すぐに専門家に相談しましょう。適切な飼育環境と衛生管理を心がけることで、健康で長生きするミドリガメと、安全に暮らすことができます。

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