ミシシッピアカミミガメの暴れる行動:原因と対策、そして水槽環境の見直し

ミシシッピアカミミガメが暴れます。最近うちのミシシッピアカミミガメが壁によじ登るように暴れます。前まではそういう時はエサをあげれば、おとなしくなってたんで、「エサくれ」のアピールだと思ってました。でも最近はエサをあげても全く興味なしで、相変わらず暴れたまんまです。寒くなり始めたのとか、歳とかも関係あるのでしょうか?とにかく暴れる原因が知りたいです!ちなみに10歳ぐらいです。

ミシシッピアカミミガメの異常行動:暴れる原因を探る

ミシシッピアカミミガメが水槽内で暴れる行動は、単なる「エサくれ」とは異なる深刻な問題を示唆している可能性があります。10歳という年齢も考慮すると、単なる食欲の問題だけでなく、環境、健康、そして年齢による変化が考えられます。 カメの行動変化は、飼育環境の見直しや獣医師への相談が必要なサインである場合が多いです。

考えられる原因1:環境の変化とストレス

  • 水温の変化: 秋から冬にかけての水温低下は、カメの活動性を低下させ、ストレスの原因となります。特に、急激な水温変化は避けなければなりません。水槽用ヒーターを使用し、適切な水温(25~28℃程度)を維持することが重要です。 水温計を導入し、常に水温をチェックしましょう。
  • 水質の悪化: 水槽の水質が悪化すると、カメはストレスを感じ、暴れることがあります。アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質が蓄積されないよう、定期的な水換え(週に1/3程度)とフィルターの清掃が不可欠です。 水質検査キットを使って、水質を定期的にチェックすることをお勧めします。
  • 水槽の狭さ: カメは成長とともに大きくなります。水槽が狭すぎると、ストレスを感じ、暴れる可能性があります。カメのサイズに合わせた適切な大きさの水槽を用意しましょう。 最低でも甲羅の長さの3倍以上の水槽の底面積が必要です。陸場も十分な広さを確保しましょう。
  • 隠れ家の不足: カメは隠れ家がないと不安を感じます。シェルターや流木などを設置し、カメが安心して休める場所を提供しましょう。隠れ家があることで、ストレス軽減に繋がります。
  • 日光浴不足: 紫外線はカメの健康に不可欠です。 UVBランプを設置し、適切な日光浴をさせてあげましょう。日光浴不足は甲羅の変形や病気の原因にもなります。
  • 水槽内のレイアウト変更: 水槽内のレイアウトを頻繁に変更すると、カメはストレスを感じることがあります。レイアウトを変更する際は、徐々に変更し、カメが落ち着けるように配慮しましょう。

考えられる原因2:病気や怪我

  • 寄生虫感染: 寄生虫の感染は、カメの行動に影響を与える可能性があります。食欲不振や異様な行動が見られる場合は、獣医師に診てもらうことが重要です。糞便検査で寄生虫の有無を確認できます。
  • 甲羅の病気: 甲羅の病気も、カメの行動に影響を与える可能性があります。甲羅に異常が見られる場合は、獣医師に相談しましょう。
  • 内臓疾患: 内臓疾患も暴れる原因の一つです。食欲不振や元気がないなどの症状が伴う場合、獣医師の診察が必要です。

考えられる原因3:加齢による変化

10歳という年齢は、ミシシッピアカミミガメにとって高齢に差し掛かっている可能性があります。加齢に伴い、活動性が低下したり、病気にかかりやすくなったりします。

具体的な対策とアドバイス

まず、カメの状態を詳しく観察し、上記の項目をチェックしてみましょう。

1. **水温の確認と調整:** 水槽の水温を正確に測定し、25~28℃を維持するようにヒーターの調整を行います。
2. **水質検査と水換え:** 水質検査キットを使用して水質をチェックし、アンモニアや亜硝酸塩の値が高すぎる場合は、速やかに水換えを行います。
3. **水槽環境の見直し:** 水槽の広さ、隠れ家、日光浴の状況などを確認し、必要に応じて改善します。より広い水槽への移行、シェルターの追加、UVBランプの設置などを検討しましょう。
4. **獣医師への相談:** 上記の方法を試しても改善が見られない場合は、専門の獣医師に相談しましょう。カメの健康状態を正確に診断してもらうことが重要です。

専門家の視点:爬虫類専門獣医師のアドバイス

爬虫類専門の獣医師は、カメの健康状態を正確に診断し、適切な治療法を提案してくれます。 暴れる行動の原因を特定し、必要な治療やケアを提供することで、カメの健康と快適な生活をサポートします。 早期の発見と治療が、カメの寿命を延ばすことに繋がります。

インテリアとの調和:カメの水槽をインテリアの一部に

カメの水槽は、適切なレイアウトでインテリアの一部として楽しむことができます。自然な雰囲気を演出する流木や石、緑色の植物などを配置することで、お部屋のアクセントになります。水槽の設置場所も考慮し、カメのストレスを軽減する環境づくりを目指しましょう。

まとめ

ミシシッピアカミミガメの暴れる行動は、単なるエサ欲しさではなく、環境、健康、加齢など様々な要因が考えられます。 まずは水槽環境の見直しを行い、それでも改善が見られない場合は、獣医師への相談を検討しましょう。 早期の対応が、愛するカメの健康と長寿に繋がります。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)