ミシシッピアカミミガメの冬越し:冬眠させるべき?それとも室内飼育?

亀の冬眠ってさせた方が良いのでしょうか? 現在生後10年と5年ぐらいのミシシッピアカミミガメを飼ってます。ベランダに水槽を置いてそれぞれ別々に飼っているわけですが、夏は日当たりも最高で申し分ないと思うのですが、冬も同じ環境ですので、当方福岡は昼は10℃~朝は1℃まで冷え切ってしまいます。亀は変温動物なので冬眠させるか部屋で紫外線ライトやら何やら・・・というのをたまたま知って今冬どうしようか考えております。10年間そんな感じで育ててきたので別にいいかと思ってしまっているのですが、確かに冬あんまり餌も食べないし元気もないし・・・けど、夏になったらまた元気になるし・・・迷っています・・・やっぱり冬眠させた方がいいでしょうか?ちなみに部屋で紫外線ライト方法は水槽がかなりデカいので無理ですーー;

ミシシッピアカミミガメの冬眠と室内越冬:どちらが良い?

長年ミシシッピアカミミガメを飼育されているとのこと、まずは経験に基づいたご自身の判断を尊重したい気持ちと、カメの健康を考慮した上で最善の方法を選択する必要性、両方を考慮する必要があります。結論から言うと、福岡の冬の寒さでは、屋外での越冬は危険です。冬眠させるか、室内で飼育するか、どちらかの方法を選択する必要があります。 10年間屋外で飼育して問題なかったとしても、気温の低下によるカメへの負担は無視できません。

屋外越冬のリスク:低温と凍結の危険性

福岡の冬、昼10℃~朝1℃という気温では、ミシシッピアカミミガメにとって危険な状況です。カメは変温動物なので、周囲の温度によって体温が変化します。気温が低すぎると、カメの代謝が低下し、肺炎や低体温症といった深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。特に、水槽の水が凍結すると、カメは命を落とす可能性があります。

冬眠させる場合の注意点:準備とリスク

冬眠させる場合は、以下の点に注意が必要です。

適切な冬眠場所の確保

* 温度管理が最も重要です。5~10℃程度の、安定した低温環境が必要です。急激な温度変化はカメに大きなストレスを与えます。
* 乾燥を防ぎ、加湿を心がけましょう。冬眠中は水分補給ができないため、乾燥は致命的です。
* 安全な場所を選びましょう。天敵や、凍結の危険がない場所を選び、定期的に様子を確認しましょう。
* 冬眠中は餌を与えません。

冬眠前の準備

* 健康チェック:冬眠前に獣医による健康診断を受け、冬眠に耐えられる状態であるかを確認しましょう。
* 十分な栄養摂取:秋の間は、高栄養価の餌を与え、冬眠に備えた体力をつけさせましょう。
* 寄生虫の駆除:冬眠前に寄生虫の駆除を行いましょう。

冬眠中の注意点

* 温度と湿度のチェック:定期的に温度と湿度をチェックし、必要に応じて調整しましょう。
* 様子見:冬眠中は定期的にカメの様子を確認し、異常があればすぐに対応しましょう。

室内越冬:紫外線ライトと保温

水槽が大きいとのことですが、室内での越冬も検討しましょう。紫外線ライトは必須です。カメの健康維持には、紫外線B波(UVB)が不可欠です。UVBはカルシウムの吸収を促進し、骨や甲羅の形成に重要な役割を果たします。

室内越冬に必要なもの

* 保温器具:ヒーターや保温マットなどを使用して、水槽内の温度を20~25℃に保ちましょう。
* 紫外線ライト:爬虫類用のUVBライトを使用しましょう。適切な照射時間と距離を守りましょう。
* フィルター:水槽の水質を維持するために、フィルターは必須です。
* 隠れ家:カメが落ち着いて過ごせる隠れ家を用意しましょう。

室内越冬における注意点

* 温度管理:温度変化がカメにストレスを与えるため、温度を安定させることが重要です。
* 水質管理:水質が悪化すると、カメの健康に悪影響を及ぼします。定期的な水換えを行いましょう。
* 餌やり:冬でも少量の餌を与えましょう。ただし、食べ残しはすぐに取り除きましょう。

専門家の意見:獣医への相談

カメの冬越しは、カメの種類や年齢、健康状態によって最適な方法が異なります。迷う場合は、爬虫類に詳しい獣医に相談することをお勧めします。獣医は、カメの健康状態を診察し、冬眠させるか室内で飼育するか、最適な方法をアドバイスしてくれます。

まとめ:カメの健康を最優先

10年間屋外で飼育してきたとはいえ、福岡の冬の寒さはカメにとって大きな負担となります。カメの健康を第一に考え、冬眠させるか室内で飼育するか、慎重に判断しましょう。 専門家の意見を参考に、適切な環境を整え、安全に冬を越せるようにサポートすることが大切です。 室内飼育が難しい場合は、冬眠の準備を十分に行い、リスクを理解した上で冬眠させることを検討しましょう。 どちらの方法を選択するにしても、定期的にカメの様子を観察し、異常があればすぐに対応することが重要です。

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