マンションDIY:遮音対策万全のフローリング施工ガイド

DIYでマンションのカーペット敷きの部屋をフローリングにと計画しています。遮音シート付きの直貼りのフローリング材を購入したのですが、施工方法で悩んでいます。カーペットを剥がすと1㎝厚ほどの遮音材(と思われます)がコンクリート下地に貼られてあり、ここにカーペットを直接貼って施工されていました。遮音シート付きの直貼りのフローリング材で施工するのにスラブの上にコンパネを敷いて、フローリング材を直貼りしただけで良いものか、スタイロフォームやマグボードなどの防音になるものを敷いた上でコンパネを敷き、フローリング材を設置すべきか悩んでいます。遮音シート付きの直貼りのフローリングといってもシートの厚さは5㎜ほどですし、この程度でコンパネだけ敷いて施工しても防音は大丈夫か?と・・・。やはり、階下の方に迷惑はかけたくないですしね。どなたか良いアドバイスをよろしくお願い致します。補足四畳半の子供部屋です。子供といってももう高校生でドタバタと暴れる年ではないのですが。構造はマンションですから鉄筋コンクリート造です。

マンションフローリングDIY:遮音対策の重要性

マンションでのDIYリフォーム、特にフローリングへの変更は、遮音対策が非常に重要です。階下への騒音トラブルは避けたいもの。せっかくのDIYリフォームが近隣トラブルに発展しては元も子もありません。今回のケースでは、既存の1cm厚の遮音材の上にカーペットが施工されていたとのこと。この状態からフローリングへの変更を検討されているわけですが、遮音シート付きの直貼りフローリング材のみでは、十分な遮音効果が得られるか不安ですよね。

既存遮音材の確認と現状把握

まず、既存の1cm厚の遮音材の種類を特定することが重要です。これは、今後の遮音対策を考える上で非常に重要な情報となります。もし可能であれば、遮音材のメーカー名や型番を確認してみてください。多くの場合、遮音材の裏面に記載されています。 この情報があれば、その遮音材の性能を把握し、追加でどのような遮音対策が必要なのかを判断しやすくなります。

もしメーカー名や型番が分からなくても、材質(ゴム系、フェルト系など)を推測することで、ある程度の性能を予測できます。写真に撮って、専門業者やホームセンターの店員に相談してみるのも良い方法です。

遮音対策:コンパネと追加遮音材の必要性

遮音シート付きの直貼りフローリング材は、その名の通り、直接下地に貼ることを想定した製品です。しかし、5mm程度の遮音シートだけでは、十分な遮音効果は期待できません。特に、コンクリートスラブの上に直接施工する場合は、振動が伝わりやすく、騒音問題につながる可能性があります。

そのため、コンパネを敷くことは必須です。コンパネは、フローリング材の安定した施工面を確保するだけでなく、ある程度の遮音効果も期待できます。しかし、コンパネだけでは不十分な場合が多いでしょう。

そこで、スタイロフォームやマグボードなどの防音材を追加で敷くことをおすすめします。これらは、軽量で断熱効果も期待できるため、遮音性と快適性の向上に繋がります。

スタイロフォームとマグボードの比較

* スタイロフォーム:発泡スチロール系の断熱材で、軽量で加工が容易です。比較的安価ですが、遮音性能はマグボードに比べて劣ります。
* マグボード:硬質ウレタンフォーム系の断熱材で、スタイロフォームよりも高密度で遮音性能が高いです。価格はやや高めですが、より効果的な遮音対策を求めるならこちらがおすすめです。

どちらを選択するかは、予算と求める遮音性能によって異なります。高校生のお子様がいらっしゃるということなので、ある程度の遮音性能は確保したいところです。予算に余裕があればマグボード、予算を抑えたい場合はスタイロフォームと、それぞれのメリット・デメリットを比較検討しましょう。

具体的な施工手順

1. 既存カーペットと遮音材の撤去:既存のカーペットと遮音材を丁寧に剥がします。下地のコンクリートの状態を確認し、必要に応じて清掃します。
2. 下地処理:コンクリート面に汚れや凹凸がないか確認し、必要に応じて補修します。
3. 防音材の敷設:スタイロフォームまたはマグボードを、コンクリート面に隙間なく敷き詰めます。
4. コンパネの敷設:防音材の上にコンパネを敷き詰めます。コンパネ同士の隙間は、木工用ボンドなどでしっかり固定します。水平器を使って、水平を丁寧に確認しながら施工しましょう。
5. フローリング材の施工:遮音シート付きの直貼りフローリング材を、コンパネの上に施工します。メーカーの施工説明書をよく読んで、適切な方法で施工しましょう。

専門家への相談も検討

DIYに自信がある方でも、遮音対策は専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。特に、マンションの場合は、階下への騒音トラブルを防ぐことが非常に重要です。ホームセンターやリフォーム会社に相談し、適切な材料や施工方法についてアドバイスを求めましょう。

まとめ:安心・安全なDIYリフォームを

マンションでのDIYリフォームは、近隣住民への配慮が不可欠です。今回のフローリングDIYにおいても、遮音対策は非常に重要です。コンパネのみならず、スタイロフォームやマグボードなどの防音材を追加することで、より効果的な遮音対策が期待できます。予算や求める遮音性能を考慮し、最適な材料と施工方法を選択しましょう。 専門家のアドバイスを受けることも、安心・安全なDIYリフォームを行う上で有効な手段です。

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