マンションDIY:無垢フローリングとEVAラバーの接着剤・釘不要施工は可能?徹底解説

DIYでマンションの部屋を改装しています。無垢のフローリング12ミリ+EVAラバー3ミリの商品ならサネと組み合わせとラバーの摩擦だけで施工に接着材も釘も要らない。と言うのを聞いたのですがホントに?無垢+EVAラバーだけで釘も接着剤も使わず並べるだけで施工が可能だとしたら施工の短縮。そして、ご近所へのご迷惑も軽減できそうですし引越しの時も再利用で出来そうでとても興味津々です。でもホントニ!!? 半信半疑で。。どなたか情報、意見御座いましたらよろしくお願いします。

無垢フローリングとEVAラバーによる接着剤・釘不要施工の可能性

マンションのリノベーションでDIYに挑戦される方にとって、接着剤や釘を使わずに施工できる方法は魅力的ですよね。無垢フローリング12ミリとEVAラバー3ミリの組み合わせによる、サネと摩擦だけで施工できるという情報について、詳しく検証してみましょう。結論から言うと、完全に接着剤や釘を必要としない完全無欠な施工は、状況によっては難しい場合もあります。 しかし、大幅な軽減は可能です。

施工方法と注意点

この施工方法は、フローリングの「サネ」と呼ばれる繋ぎ合わせ部分を巧みに利用し、さらにEVAラバーの摩擦力を加えることで、固定力を得るものです。

  • サネの種類と精度: フローリングのサネは、種類や精度によって噛み合わせの強さが異なります。高品質なサネを持つフローリング材を選ぶことが、接着剤・釘不要施工の成功に大きく影響します。精密な加工が施されたサネは、しっかりとした接合を実現し、ズレや隙間を最小限に抑えます。
  • EVAラバーの厚みと材質: 3mmのEVAラバーは、ある程度の摩擦力を提供しますが、厚みや材質によっては、十分な固定力が得られない可能性があります。高品質で、適度な硬度を持つEVAラバーを選択することが重要です。薄いEVAラバーだと摩擦力が弱く、厚すぎるEVAラバーだと、床の段差が大きくなってしまう可能性があります。
  • 下地処理の重要性: 下地が平坦でなければ、フローリングのズレや隙間が生じやすくなります。下地を丁寧に整え、水平を確保することが不可欠です。既存の床材の上に施工する場合は、特に注意が必要です。不陸(凹凸)があると、ラバーの摩擦だけでは十分な固定力が得られず、施工後、フローリングが浮いてしまう可能性があります。
  • 施工面積と環境: 広い面積を施工する場合、温度や湿度変化による収縮・膨張の影響も考慮する必要があります。特に、マンションなどの室内環境では、季節による温度・湿度変化が大きいため、注意が必要です。施工前に、十分な下調べと計画が必要です。
  • 専門家のアドバイス: DIYに自信がない、不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門家は、適切な材料選びや施工方法をアドバイスし、安全で確実な施工をサポートしてくれます。

接着剤・釘を使用しないメリット・デメリット

接着剤や釘を使用しないメリット・デメリットを整理してみましょう。

メリット

  • 施工時間の短縮: 接着剤の乾燥時間や釘打ちの手間が省けるため、施工時間を大幅に短縮できます。
  • 騒音・振動の軽減: 釘打ちによる騒音や振動が少なく、マンションでのDIYに最適です。近隣への配慮がしやすい点が大きなメリットです。
  • 再利用の可能性: 接着剤や釘を使用していないため、引っ越し時などにフローリングを剥がして再利用できる可能性があります。ただし、EVAラバーの状態やフローリングの損傷状況によっては、再利用が難しい場合もあります。
  • 環境への配慮: 接着剤を使用しないことで、化学物質の使用量を減らし、環境への負荷を軽減できます。

デメリット

  • 完全な固定力の確保が難しい: 接着剤や釘を使用しないため、完全な固定力を確保することが難しい場合があります。特に、地震や衝撃など、強い力が加わると、フローリングがズレたり、剥がれたりする可能性があります。
  • 下地処理の重要性: 接着剤や釘を使用しない分、下地処理が非常に重要になります。下地処理が不十分だと、施工不良につながる可能性があります。
  • 材料選びの重要性: 高品質なフローリング材とEVAラバーを選ぶ必要があります。安価な材料を使用すると、施工不良や耐久性の低下につながる可能性があります。
  • 専門知識が必要: 接着剤や釘を使わない施工は、ある程度の専門知識が必要です。DIY初心者には、難易度が高い場合があります。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田先生に、この施工方法について意見を伺いました。

「無垢フローリングとEVAラバーによる接着剤・釘不要施工は、可能性はありますが、必ずしも全ての状況で成功するとは限りません。特に、マンションのような既存の床に施工する場合、下地処理が非常に重要になります。下地が不均一であったり、傾斜があったりすると、フローリングが浮いてしまう可能性があります。また、使用するフローリング材とEVAラバーの品質も重要です。高品質な材料を選ぶことで、施工の成功率を高めることができます。DIYに自信がない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。」

まとめ:DIYの成功のために

無垢フローリングとEVAラバーによる接着剤・釘不要施工は、魅力的な方法ですが、成功には綿密な計画と正確な施工が不可欠です。材料選び、下地処理、施工手順をしっかりと理解し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることで、安全で美しい仕上がりを実現しましょう。 DIYは楽しいですが、無理をせず、安全第一で作業を進めることが大切です。

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