マンション8階で隙間風と虫の侵入…高気密サッシでも起こる?原因と対策

マンション8階はすきま風が吹き込むのが当たり前ですか? 分譲SRCマンション8階です。 これまで戸建・アパートと最高でも2階にしか住んだことがなく 今回はじめて8階という高さに住み始めて3週間ほどです。 築19年のSRCマンション10階建ての8階。 関東近郊の割とのどかな自然もある場所です。 引っ越し初日から数か所蚊に刺され 玄関周辺にはクモの巣もはりますし、 ベランダ側の窓辺に小バエ?のような小さい虫も落ちていたりしました。 8階程度だとたいがいの虫が飛んでこれないと聞いていましたが、 リフォーム会社(入居前に大規模なリフォームをしました)の人に聞くと 「ここは木の生えた斜面が近いので通常の8階よりは地面が近いせいもある」 とのことで、まあなるほどこの自然だし多少の虫は仕方ないかと思いました。 (ベランダからは広がる田んぼと手前に木々が少し見えます) しかし、物理的に窓の外に虫がいるのは仕方ないとしても、 窓を閉め切っていてもあきらかにすきま風が吹き込んでいるんです。 よく聞くピューとかそういう音はしませんが、 窓辺にいくと風を感じます。 高層階だから気圧のせい?とも思いましたが 高層階はすきま風が当たり前というのもおかしいなと思い リフォーム会社の方とサッシメーカーの方に来て見ていただきましたが 20年近い割には状態も悪くないしゆがみもないというのです。 (取り付けてあるサッシは豊和工業というメーカーのもので、 見に来ていただいたのは通常の個人向け?の大手サッシメーカーです) また、私がG対策として家中すべての換気扇をまわしていることで 引っ張られているのが原因のひとつであると。 (確かに換気扇を止めると、窓の開け閉めが少し軽くなります) しかし、昨日も掃除したばかりなのに砂埃のようなものが吹き込んでいて、 もう片方の窓には小バエが入っていました。 虫が苦手なので、サッシが解決するまではとほとんど窓は開けていません。 (洗濯物もいまのところ部屋干しでベランダに出ていないので) サッシによっては水の掃出しのためなどで隙間があったり、 多少のたわみなどもあるでしょう。 とはいえ、高層階で気圧が高いから?にしても 風が吹き込んで砂埃や小虫まで入るのが8階では普通なのでしょうか? マンション用で普通のメーカーのものより高気密だというのですが、 数年前にリフォームした実家のLIXILの新しい窓と見比べると 網戸にした状態で窓の重なり部分?を覗くと隙間が見えるのも気になります。補足古いとはいえ「マンション用の高気密サッシ」であることと、換気扇のせいなのか、ku_teidanさんのおっしゃる通り窓の開け閉めが非常に固いです。(玄関はそれほどでもない) あんなに固いのに風や砂、虫が入ってくる矛盾?が不思議なのです。 それだけ固い窓なので、モヘアテープを貼ってみたものの窓の開閉でずれたりして意味をなしませんでした。

高層階マンションの隙間風と虫の侵入:よくある問題と解決策

8階建てマンションの8階に住んで、隙間風と虫の侵入に悩まされているとのこと、ご心配ですね。高層階でも隙間風は決して珍しいことではありません。築19年でリフォーム済みとはいえ、経年劣化や設置状況、周辺環境など、様々な要因が考えられます。 今回は、ご質問を元に、隙間風と虫の侵入の原因と、具体的な解決策を詳しく解説していきます。

隙間風と虫の侵入の原因を探る

まず、考えられる原因をいくつか見ていきましょう。

1. サッシの劣化や不具合

築19年経過していること、そしてサッシメーカーの点検で「20年近い割には状態も悪くない」との判断があったものの、高気密サッシとはいえ、経年劣化によるわずかな隙間は発生している可能性があります。

* モヘアの劣化:サッシと枠の間にあるゴム状のモヘアは、時間の経過とともに劣化し、隙間が生じやすくなります。今回のケースでは、モヘアテープを貼っても効果がなかったとのことですが、適切な種類のモヘアテープを使用し、しっかりと貼り直す必要があります。専門業者に依頼するのも良いでしょう。
* サッシ枠の歪み:目視では分からなくても、微細な歪みが発生している可能性があります。特に、窓の開閉が固いとのことですので、歪みが原因で密閉性が低下している可能性も考えられます。
* 取り付け不良:リフォーム時にサッシの取り付けに不備があった可能性も否定できません。

2. 周辺環境の影響

「木の生えた斜面が近い」という立地条件は、虫の侵入リスクを高めるだけでなく、風の流れにも影響を与えます。斜面からの風が、建物の構造や窓の配置によって、特定の場所に集中して吹き込む可能性があります。

3. 換気扇の影響

換気扇を全て回すと窓の開閉が軽くなるというご指摘は、換気扇の排気によって室内気圧が下がり、外気圧との差が大きくなることで、隙間風を発生させている可能性を示唆しています。換気扇を止めた時の変化から、この可能性は高いと考えられます。

4. 気圧差の影響

高層階では、地上階に比べて気圧がわずかに低いと言われています。しかし、この気圧差だけで、砂埃や虫が侵入するほどの隙間風が生まれるとは考えにくいです。気圧差は、他の要因と複合的に作用して隙間風を助長している可能性があります。

具体的な解決策とステップ

では、具体的な解決策をステップごとに見ていきましょう。

ステップ1:サッシの精密検査

リフォーム会社やサッシメーカーに依頼した検査では問題が見つからなかったとのことですが、より精密な検査が必要です。

* 専門業者への依頼:サッシの専門業者に依頼し、赤外線サーモグラフィー検査などを行い、隙間を特定します。
* 複数業者への見積もり比較:複数の業者に見積もりを依頼し、比較することで、適切な価格とサービスを選択できます。

ステップ2:隙間部分のシーリング

精密検査で隙間が特定されたら、適切なシーリング材で隙間を埋めます。

* シーリング材の種類:使用するシーリング材は、サッシの種類や場所、気候条件などを考慮して選択する必要があります。専門業者に相談しましょう。
* 施工方法:シーリング材の施工は、専門的な知識と技術が必要です。DIYで施工する場合は、事前に十分な知識を習得するか、専門業者に依頼することをお勧めします。

ステップ3:換気方法の見直し

換気扇を常に回す必要はないかもしれません。

* 換気扇のタイマー設定:換気扇のタイマー機能を利用して、必要な時間だけ換気をすれば、気圧差による隙間風を軽減できます。
* 窓の換気:天気の良い日には、窓を少し開けて自然換気をすることで、換気扇の稼働時間を短縮できます。

ステップ4:虫対策

虫の侵入を防ぐためには、以下の対策が有効です。

* 防虫ネットの設置:窓に防虫ネットを取り付けることで、虫の侵入を防ぎます。
* 殺虫剤の使用:ベランダや窓際に殺虫剤を散布することで、虫の発生を抑えます。
* 定期的な清掃:窓やベランダを定期的に清掃することで、虫の発生源を取り除きます。

専門家の視点:高気密サッシの選び方とメンテナンス

高気密サッシは、隙間風や虫の侵入を防ぐ上で非常に重要です。サッシを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

* 気密性能:気密性能を示す指標である「気密性等級」を確認しましょう。等級が高いほど、気密性が高いことを意味します。
* 断熱性能:断熱性能も重要な要素です。断熱性能が高いサッシは、室温を安定させ、省エネルギーにも貢献します。
* メーカーの信頼性:信頼性の高いメーカーのサッシを選ぶことで、品質とアフターサービスの面で安心できます。

また、サッシのメンテナンスも重要です。定期的にモヘアの点検や清掃を行うことで、サッシの寿命を延ばし、隙間風の発生を防ぐことができます。

まとめ

マンションの高層階でも、隙間風や虫の侵入は決して珍しいことではありません。今回ご紹介した原因と対策を参考に、快適な住環境を実現してください。 専門業者への相談を検討し、問題を解決することで、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。 ご自身の状況に合わせて、上記の方法を組み合わせ、改善を試みてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)