マンション1階角部屋の壁カビ対策と壁紙貼付前の下処理

部屋の壁の湿気対策・壁紙を貼る前の下処理を教えてください マンション1階・角部屋です。 窓側の部屋の角にテレビを置いてあるのですが、テレビの後ろの壁紙・下側に しょっちゅうカビが発生し、先日ベロンとはがれてしまいました。 カビキラーをやったり、扇風機をまわして換気にも気を付けていたのですが…。 湿った壁紙の裏側と壁には、予想通り黒いカビが結構生えていたので、 思い切ってその部分の壁紙を剥がしました。(60cm×60cmぐらい) 今は、下地=コンクリートがむき出しになっている状態です。 このむき出し部分が乾いてる時は薄いグレーでコンクリート色なのですが、 すぐに湿って濃いグレーになってしまい、手で触ると濡れています。 この部分をどうにかしないと、新しい壁紙を貼ってもまたすぐカビがくるので 壁紙を貼る前に出来る限りの対策をしたいのですが、 ■コンクリート ⇒ パテ ⇒ 壁紙 ⇒カビ防止スプレー で大丈夫でしょうか? 御助言よろしくお願いいたします。 【今の状況】 ・コンクリートのむき出し部分に、ビーワンというところから出ている 【カビ強力除去スプレー】+【カビ防止スプレー】 をして乾燥中。 ・近々「アサヒペン外部用パテ(湿気に弱そうな内部用は避けました)」を 塗って、 乾いたらサンドペーパーでならします。 ・その後、カビ防止機能「壁紙」を貼って、【カビ防止スプレー】をする。

マンション1階角部屋の壁のカビ問題:原因と対策

マンション1階、特に角部屋は湿気の問題を抱えやすい傾向があります。外壁からの結露や、地面からの湿気の影響を受けやすく、それがカビ発生の原因となります。今回のケースでは、テレビ背面という通気性の悪い場所、さらに窓際という結露しやすい場所に位置していることがカビの発生を促進していると考えられます。 カビの発生を防ぐためには、根本的な原因である湿気対策と、適切な下処理による壁紙施工が重要です。

カビ発生のメカニズムと原因究明

カビは湿気と栄養分があれば発生します。今回のケースでは、コンクリート壁の湿気が栄養分となるホコリや汚れと結びつき、カビの繁殖に最適な環境を作り出していると考えられます。 コンクリートが常に湿っている状態ということは、壁内部に何らかの原因で湿気が溜まっている可能性が高いです。 考えられる原因としては以下の通りです。

  • 結露:窓からの冷気によって壁面が冷え、空気中の水分が結露している。
  • 外壁からの浸水:建物の外壁に亀裂や隙間があり、雨水が浸入している。
  • 地盤からの湿気:基礎部分からの湿気が壁に上がってきている。
  • 排水不良:ベランダや周辺の排水が適切に行われておらず、湿気が壁に影響を与えている。
  • 換気不足:部屋の換気が不十分で、湿気がこもりやすい状態になっている。

これらの原因を特定するために、管理会社や専門業者に相談し、建物の状態を調査してもらうことをお勧めします。

効果的な湿気対策と下処理

カビ対策は、単に表面処理をするだけでなく、根本的な原因である湿気対策を行うことが重要です。

1. 湿気対策

  • 換気:こまめな換気は必須です。窓を開けて自然換気を行うか、換気扇を定期的に使用しましょう。特に、湿度が高い時間帯は換気を徹底してください。除湿機を使用するのも効果的です。
  • 結露対策:窓際に断熱材を設置したり、窓ガラスに結露防止シートを貼ることで結露を軽減できます。カーテンを開けて太陽光で暖めることも有効です。
  • 防水対策:外壁に亀裂や隙間があれば、専門業者に修理を依頼しましょう。ベランダや周辺の排水状況も確認し、必要であれば改善策を講じます。
  • 防湿シートの活用:壁紙を貼る前に、防湿シートを貼ることで、壁からの湿気の上昇を防ぐことができます。これは、特にコンクリート壁の場合に有効です。

2. 壁紙貼付前の下処理

質問者様は既に「アサヒペン外部用パテ」を使用する予定とのことですが、これは適切な選択です。内部用パテは湿気に弱いため、外部用を選ぶのは賢明です。

  • カビの除去:カビキラーなどで完全にカビを除去します。ただし、カビキラーはコンクリートにダメージを与える可能性があるため、使用頻度や使用方法に注意が必要です。必要に応じて、専門業者に相談しましょう。
  • 乾燥:パテを塗る前に、コンクリート壁を完全に乾燥させます。扇風機や除湿機を使用して、十分な乾燥時間を確保しましょう。乾燥不足はカビ再発の原因となります。
  • パテの施工:アサヒペン外部用パテを丁寧に塗り、完全に乾燥させます。乾燥後、サンドペーパーで平らに研磨します。この工程で、壁面の凹凸をなくし、壁紙の密着性を高めます。
  • プライマーの塗布:パテの上には、壁紙用のプライマーを塗布します。プライマーは、壁紙の接着性を向上させ、カビの発生を防ぐ効果があります。
  • 防カビ壁紙の選択:カビ防止機能付きの壁紙を選びましょう。多くの壁紙メーカーから、防カビ・抗菌効果のある壁紙が販売されています。
    • 3. コンクリート ⇒ パテ ⇒ 防湿シート ⇒ 壁紙 ⇒ カビ防止スプレー

      質問者様の計画である「コンクリート ⇒ パテ ⇒ 壁紙 ⇒カビ防止スプレー」に加え、防湿シートを挟むことを強くお勧めします。 防湿シートは、湿気を遮断する効果があり、カビの発生を抑制する上で非常に有効です。

      専門家への相談

      状況によっては、DIYで対応できない場合もあります。湿気が深刻な場合や、原因が特定できない場合は、建築業者やリフォーム業者に相談することをお勧めします。専門家は、建物の状態を正確に診断し、適切な対策を提案してくれます。

      まとめ

      マンション1階角部屋の壁のカビ問題は、湿気対策と適切な下処理が鍵となります。換気、結露対策、防水対策を徹底し、防湿シートと防カビ壁紙を使用することで、カビの再発を防ぐことができます。それでも不安な場合は、専門家に相談しましょう。

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