Contents
マンション騒音問題:現状と課題
質問者様は、マンションの上階住人からの騒音に長期間悩まされている状況です。具体的には、靴を履いたままの室内歩行、子供の走り回る音、その他生活音など、多岐に渡る騒音に苦しんでいらっしゃいます。管理会社や管理組合への相談も難航しており、法的措置も視野に入れているとのことです。 8年前のリフォームで絨毯からフローリングに変更されたことが、騒音問題を悪化させている可能性が高いと考えられます。特に、「太鼓現象」と呼ばれる、フローリング材と下地の間に空洞があることで音が大きく増幅される現象が疑われます。
騒音問題への具体的な対策
騒音問題解決に向けて、段階的に対策を進めることをお勧めします。
1. 管理組合への再アプローチと証拠集め
まずは、管理組合への対応を強化しましょう。騒音の記録として、以下の方法で証拠を集めましょう。
- 日時、騒音の内容、騒音の継続時間などを記録したメモを作成する
- 騒音発生時の録音を行う(証拠として認められるかは状況によります。事前に法律相談することをお勧めします)
- 騒音レベルを測定するアプリを利用する
これらの証拠を元に、管理組合理事長に改めて騒音問題を訴え、上階住人への注意喚起を強く求めます。 理事長が対応しない場合は、書面で再三に渡り苦情を申し立てることが重要です。 その際には、記録した証拠を添付し、具体的な改善策を求めるようにしましょう。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
2. フローリングの現状調査
管理組合に、フローリングの材質や施工状況の調査を依頼しましょう。8年前のリフォーム内容が不明なため、現状の床材が騒音問題に大きく影響している可能性があります。調査結果に基づき、必要であれば遮音対策工事を上階住人に依頼するか、管理組合が費用負担するよう交渉する必要があります。
3. 専門家への相談
管理組合や上階住人との交渉が難航する場合は、弁護士や専門家に相談することをお勧めします。弁護士は、内容証明郵便の作成や訴訟手続きなどの法的アドバイスを行い、専門家は騒音問題の解決策を提案してくれます。
4. L40相当の床環境への変更要求
質問者様はL40相当の床環境への変更を要求したいとのことですが、これは相当な費用がかかります。 管理組合や上階住人に費用負担を求めるには、専門家の意見が必要となります。 弁護士や建築音響の専門家に相談し、現状の床材がL40基準を満たしていないこと、そしてその改善が必要であることを明確に示す必要があります。
警察への通報と物件売却について
① 靴で歩き回る音が警察を呼ぶ対象になるか?
単に靴で歩き回る音だけでは、警察を呼ぶ対象にはなりません。「音楽や馬鹿騒ぎ」のような、明らかに迷惑行為とみなされる騒音の場合に警察が介入します。しかし、継続的な騒音被害は、民事上の問題として扱われます。
② 物件売却の難易度
騒音問題は物件価値に大きく影響します。売却を検討する際には、騒音問題を正直に開示することが重要です。 しかし、都心の高級住宅地であれば、多少のマイナス要素があっても購入希望者はいる可能性があります。 売却価格については、市場価格より低くなることを覚悟する必要があります。 不動産会社に相談し、適正な価格設定を行うことが重要です。
まとめ
マンション騒音問題は、解決に時間がかかり、精神的な負担も大きいです。 しかし、諦めずに段階的に対策を進めることで、解決への道筋が見えてきます。 証拠集め、管理組合への粘り強い交渉、専門家への相談などを適切に行い、穏やかな生活を取り戻せるよう努力しましょう。