マンション駐車場の無断使用と賃貸契約に関するご相談

駐車場の賃貸契約についてのご質問です。大変、困っております。どうか、助言をお願いいたします少々、話が長くなりますが、困っておりますので、どうか、お助けください。当方、賃貸のマンションに住んでおり、そこに住居者用の駐車場がありまして、マンションに住み始めた頃は駐車場の値段が高かったため、近場の駐車場を借りておりました。ところが、やはり不便な事もあり、マンションの管理会社に連絡をし、借りる事にしました。ところが、いつまでたっても、管理会社から、駐車場の契約者が届かず、届いたらすぐに契約をするつもりでしたが、結局、今になっても契約書は届きませんでした。その間、一年ぐらいになりますが、結局、無断でその駐車場を使っておりました。ところが、今月、現在のマンションの所有者が他にマンションを売却し、今までの管理会社から、新しい管理会社に変わりました。そこで、新しい管理会社の方が先日、我が家に来られ、駐車場に停めておられる車の所有者のことで、尋ねられたので、正直に今までの経緯を説明し、無断で駐車していた事を詫びました。すると、本日、新しい管理会社の方が来られ、マンションが譲渡された地点（詳しくは知りませんが、７月下旬）、８月分、と９月分および、本来、管理会社がとる契約料を払えと言うことです。実際、１ヶ月の賃料は1万５千円で、８月分、９月分の合計３万円、契約料と７月の日割りが約２万円の総額５万円となります。こちらとしましては、もちろん、契約料と今であれば、９月分を支払うのは当然としましても、過ぎてしまった７月分と８月分を請求されるのはどうかとは思います。実際、７月も８月も無断で停めておりますので、考え方によっては、支払う義務はもちろんあることも理解できますが、過ぎてしまった事をさかのぼって請求されることもふにおちません。あとひとつ、不満があるのは、私が使用しております場所は、とても駐車しにくく、どうせ、正規の契約を結ぶのであれば、他に空いている場所に変えてほしいと申しこんだら、他の駐車場は近々、埋まる予定があるので、駐車場の場所は変えれないとの事です。とくに住居者がどの駐車場を使わないといけないとか、駐車場に部屋番号が書いてあるわけではないので、もし、７月からの賃貸料を払うのであれば、それぐらいの我がままを言ってもいいのかとも思いますが、専門的な意見が聞きたいたいです。このままでは、向こうのいいなりになりそうで・・・・・どうか、お助け下さい

Contents

1 マンション駐車場の無断使用と請求に関する法的見解
2 専門家の意見
3 具体的な行動計画
4 まとめ

マンション駐車場の無断使用と請求に関する法的見解

まず、ご状況を整理しましょう。あなたはマンションの駐車場を管理会社との契約締結前に約1年間無断で使用し、その後、管理会社変更を機に、過去分の駐車料金と契約料の支払いを求められています。

請求されている金額の内訳（7月分日割り、8月分、9月分、契約料）について、それぞれ検討する必要があります。 7月と8月分の請求は、管理会社が黙認していた期間があるため、請求の妥当性について交渉の余地があります。しかし、9月分と契約料については、正当な請求であると言えるでしょう。

過去の無断使用期間の扱い

管理会社があなたの無断駐車を黙認していた期間（約1年間）については、「黙示の賃貸借契約」が成立していたと主張できる可能性があります。黙示の契約とは、書面による契約がない場合でも、当事者間の意思表示や行動から契約が成立したとみなされるものです。

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しかし、この主張は、管理会社側が黙認していたことを明確に証明する必要があるため、難しいかもしれません。過去のメールや証言などの証拠を提示できるかが重要になります。

交渉のポイント

新しい管理会社に対して、以下の点を主張して交渉を進めることをお勧めします。

過去の無断使用期間について、管理会社の黙認があったことを主張し、7月、8月分の請求額の減額または免除を交渉する。
過去1年間の状況を説明し、誠意をもって謝罪する。 感情的な言葉ではなく、事実を冷静に説明することが重要です。
分割払いなどの支払い方法を提案する。 一括払いが難しい場合は、管理会社に分割払いを提案することで、交渉がスムーズに進む可能性があります。
弁護士に相談する。 交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることを検討する。

駐車スペースの変更について

駐車スペースの変更については、契約書に明記されていない限り、管理会社が変更を拒否する権利があります。 しかし、駐車スペースが著しく使いにくい場合、その点を管理会社に伝え、交渉の余地を探ることは可能です。他の空いているスペースの写真などを提示し、比較することで、交渉が有利になる可能性があります。

専門家の意見

弁護士や不動産管理士などの専門家に相談することで、より適切な対応策を検討できます。専門家は、あなたの状況を詳しく聞き取り、法的観点から最適な解決策を提案してくれます。特に、黙示の契約成立の有無や、請求額の妥当性について、専門家の意見を聞くことは非常に重要です。

具体的な行動計画

1. **証拠集め:** 過去の管理会社とのやり取り（メール、電話記録など）を全て集めましょう。
2. **管理会社との交渉:** 冷静に現状を説明し、誠意をもって交渉を行いましょう。分割払いの提案なども検討しましょう。
3. **専門家への相談:** 交渉が難航する場合は、弁護士や不動産管理士に相談しましょう。
4. **記録作成:** 全てのやり取りを記録に残しましょう。これは、今後の証拠として重要になります。