マンション駐車場での当て逃げ被害:証拠確保から損害賠償請求までの手順

自宅マンション駐車場で当て逃げされました。犯人は特定できたのですが、今後どうすればいいでしょうか? 無知なのでどなたか教えてください。 先日、自宅マンションの駐車場で当て逃げにあいました。 発見したときにすぐに警察に来てもらい、事故受理してもらいました。 その後マンションの防犯カメラを見せてほしいと管理会社に言うと、個人情報保護法の関係で見せられない、 など言われ警備会社で検証してもらうことになりました。 が、当て逃げまで気づかなかった期間がまる4日間あったことで警備会社も4日分の記録を見るのは大変ということで 朝と夕方の出入りが激しい時間帯しか検証してくれなかったみたいです。 次の日こちらから管理会社にどうなったか聞いてみると「映ってなかった(諦めてください)」だったので 何とかこちらで全部の時間帯を見せてくれ、と訴えると見たことを口外しないようにと特例として見せてくれました。 そしたら、犯人が映っていたんです! 同じマンションの住人の彼氏(?)のようで、当てた瞬間、また自分の車のキズを確認などなど、不鮮明ながらも なんとか証拠として出せるものも録画できました。 その当て逃げ犯の車は来客用駐車場に停めてあり、不特定多数の人が停めるのでどこの誰かという特定は 困難かと思われたのですが、たまたま予約シートに部屋番号が書いてあり、部屋番号まで割り出せました。 エレベータに住人と彼氏(?)が乗っているところも保存してもらいました。 物的証拠は防犯カメラの映像(車が当ったところと、エレベーター内の顔がわかるビデオ)は現在管理会社の手元にあります。 そんなに大きな凹みはないものの、当たった場所が悪く、運転席のドアが開かなくなり大変困っております。 修理したいので当て逃げ犯に修理代を出してもらいたいのです。 部屋番号までわかっているので、今すぐにでも問いただしに行きたいところですが、こちらは防犯カメラを見たことを言えず 部屋番号まで知っていることもいえないので、腹立たしい思いでおります。 警察は民事不介入と言っていて、介入してくれそうにありません。 腹の立つことに管理会社もすんなりと動いてくれなさそうです。かなり訴えているのですが… この場合、どこにどう訴えるのが一番良いでしょうか。どなたか教えてください。 長文で申し訳ありません。

1.現状の整理と今後のステップ

マンション駐車場での当て逃げ事件、大変なご経験でしたね。犯人が特定できているのは大きな前進です。しかし、管理会社や警察の対応に不満を感じている状況も理解できます。まずは、現状を整理し、段階的に解決策を探っていきましょう。

1-1. 証拠の確認と整理

現在、あなたは以下の証拠を保有、もしくは管理会社が保有している状態です。

* 警察による事故受理証明書
* マンション防犯カメラ映像(当て逃げの瞬間、犯人の車の損傷確認、犯人と思しき人物のエレベーター乗車シーン)
* 来客用駐車場の予約シート(犯人の部屋番号特定の根拠)

これらの証拠は、後々の損害賠償請求において非常に重要な役割を果たします。特に、防犯カメラ映像は高画質で鮮明なものが望ましいですが、不鮮明であっても、状況証拠として有効に活用できる可能性があります。 証拠となる映像や書類は、大切に保管し、紛失・破損がないように注意しましょう。

1-2. 管理会社との対応

管理会社は、個人情報保護法を盾に防犯カメラ映像の提供を渋っていましたが、最終的に映像を提供してくれたことは事実です。しかし、その対応は適切とは言えません。管理会社には、マンションの安全管理の責任があります。 当て逃げ事件が発生した以上、積極的に協力する姿勢が求められます。今後の対応においては、書面でやり取りを行い、証拠として残しておくことが重要です。 メールや手紙で、今後の対応について明確に要求し、その記録を残しましょう。

2.損害賠償請求の方法

警察が民事不介入であるため、損害賠償請求は民事の手続きとなります。

2-1. 直接交渉

まずは、犯人に対して直接交渉を試みることをお勧めします。しかし、感情的な言葉遣いは避け、冷静かつ丁寧に、損害賠償請求の意図を伝えましょう。 具体的な修理費用を提示し、修理費用と、精神的苦痛に対する慰謝料を請求することも可能です。

交渉の際には、以下の点を明確に伝えましょう。

* 損害の内容(車の損傷状況、修理費用見積もり)
* 証拠(防犯カメラ映像、警察の事故証明書など)
* 請求金額
* 支払期限

交渉は、書面で行うことで証拠として残すことができます。メールや内容証明郵便を利用することをお勧めします。

2-2. 弁護士への相談

直接交渉がうまくいかない場合、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの権利を保護し、相手方との交渉や訴訟手続きを支援してくれます。弁護士費用はかかりますが、専門家の力を借りることで、より有利な条件で解決できる可能性が高まります。 弁護士会や法律相談窓口などで、相談可能な弁護士を探してみましょう。

2-3. 裁判

直接交渉や弁護士を介した交渉でも解決しない場合は、裁判を起こすことも可能です。裁判は時間と費用がかかりますが、最終的な解決手段となります。裁判を起こす前に、弁護士に相談し、勝訴の可能性や費用などを事前に確認することが重要です。

3.具体的な行動計画

以下に、具体的な行動計画を示します。

1. **修理費用見積もりを取得する:** 修理工場に依頼し、車の修理費用見積もりを取得します。この見積もりは、損害賠償請求の際に重要な証拠となります。
2. **犯人への書面による請求:** 犯人の部屋番号が分かっているため、内容証明郵便で損害賠償請求を行います。請求内容、証拠、支払期限を明確に記載しましょう。
3. **管理会社への報告:** 管理会社に、損害賠償請求を行ったこと、そして、今後どのような対応をとるのかを明確に伝えましょう。
4. **弁護士への相談:** 犯人との交渉が難航する場合、または、管理会社が適切な対応を取らない場合は、弁護士に相談しましょう。

4.専門家の視点

弁護士の視点から、以下の点を補足します。

* 証拠の重要性: 防犯カメラ映像は非常に重要な証拠となります。映像の鮮明度に関わらず、状況証拠として有効に活用できます。
* 交渉の重要性: 裁判を起こす前に、まずは犯人との交渉を試みるべきです。交渉がうまくいけば、裁判よりも迅速かつ低コストで解決できます。
* 慰謝料請求の可能性: 車の修理費用だけでなく、精神的苦痛に対する慰謝料も請求できます。
* 管理会社の責任: 管理会社には、マンションの安全管理の責任があります。適切な対応を取らなかった場合、管理会社にも責任を問える可能性があります。

5.まとめ

マンション駐車場での当て逃げ事件は、非常に辛い経験ですが、冷静に対処することで解決できる可能性があります。証拠をしっかりと確保し、段階的に対応を進めていきましょう。必要に応じて弁護士に相談することも検討してください。

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