マンション防音室計画:50dBの騒音と90dBの音量、防音性能D-40/D-60の検証

防音室の計画をしています。 道路が近いため屋外の騒音は大体50dbぐらいです。 2重サッシがd-40(-40db)程度の性能なので室内で90dbでしたら約50dbになり 近所迷惑にならないとの認識でいいでしょうか? マンション一回の自室に 今度防音室の施工を考えており工務店の選定も開始しております 音源:オーディオ 電子ピアノ リコーダー どの音源も90dbーMAX98db程度でした(騒音計を買い測定しました) 条件:鉄骨マンション一階 角部屋 防音条件:深夜2時でも楽器の練習及び85db~95dbでの音楽鑑賞/楽器演奏が可能なこと いくつかとった見積もりで外壁面(角部屋なので)と天井に対しての防音性能D-60 窓側(二重サッシ)側D-40となっており d-60側には問題はないと思っております。 d-40側の窓側2重サッシ+通常窓となっています。こちら側は50db程度の音量になります ここで質問です。 ・現状50dbの屋外騒音が存在します。いまの私の部屋ではその屋外騒音はほぼ聞こえていません。 音漏れが発生して迷惑になり得る上階と横の部屋も同等のつくりであれば ここの防音室からの音漏れ50dbが発生しても問題にはなりえないという判断でいいでしょうか? ・二重サッシ+通常窓で dー40相当というのは妥当でしょうか? 仮にここにdー60を求めるとすればどのような対策がありますか? 防音室や音響の専門の方 今まで防音室を施工体験されている方など ご意見をお願いいたします。補足mochiumeさんへ (a)いまある角部屋(?)そのものを防音室仕様にするのと、 (b)いまある角部屋(?)の中に防音室を設置するのとでは ですと (a)になります。 詳しい方教えてください。 当方せっかくお金をかけるのであれば 深夜まで練習ができる環境を整えたいと思っています。

マンション防音室計画における騒音問題と防音対策

防音室の計画、特にマンションでの防音対策は、近隣への配慮と快適な演奏環境の両立が重要です。質問者様は、50dBの外部騒音、90dBの音源、D-40/D-60の防音性能という状況下で、防音室の効果と適切な対策についてお悩みのようです。以下、それぞれの疑問点について詳しく解説します。

1. 50dBの音漏れは問題ないか?

現状の50dBの外部騒音が聞こえないとのことですが、これは建物の遮音性能が高いことを示しています。しかし、防音室からの音漏れが50dBの場合、それが問題ないかどうかは、音の伝搬経路や隣室の遮音性能に依存します。

上階や隣室の構造が同じであれば、50dBの音漏れは、現状の外部騒音レベルと同等かそれ以下になる可能性が高いです。しかし、絶対的な保証はありません。特に、低音域の音は遮音性能が低いため、隣室に響く可能性があります。

具体的な対策としては、防音室の設計段階で、隣室との間に二重壁構造を採用したり、遮音材を適切に配置するなど、より高い遮音性能を確保する必要があります。また、床や天井への対策も重要です。

2. 二重サッシ+通常窓でD-40は妥当か?

二重サッシ単体でD-40の性能を達成するのは容易ではありません。通常窓を追加することで、D-40に届く可能性はありますが、窓の種類や設置方法、気密性によって大きく変動します。

D-40は、あくまで平均的な性能であり、低音域の遮音性能は低い可能性があります。そのため、低音域の音が多い楽器(例えば、コントラバスや低音域のピアノ)を演奏する場合は、D-40では不十分な可能性があります。

3. D-60を目指すための対策

D-60の性能を達成するには、以下の対策が考えられます。

  • 窓の強化:高性能な防音サッシ(D-60相当)への交換。特殊なガラスや気密性の高い枠を採用する必要があります。
  • 壁の強化:既存の壁に遮音シートや吸音材を追加する、または二重壁構造にする。使用する材料の厚みや種類によって遮音性能が大きく変わるため、専門家と相談することが重要です。
  • 天井の強化:天井にも遮音材を追加し、音の伝搬を防ぐ。特に、上階への音漏れを防ぐために重要です。
  • 床の強化:床への振動対策として、防振ゴムや防振マットを使用する。特に、ピアノなどの振動の大きい楽器を演奏する場合は必須です。
  • ドアの強化:防音ドアを採用する。気密性の高いドアを選び、隙間を塞ぐなどの対策が必要です。
  • 気密性の確保:壁、窓、ドアなどの隙間を完全に塞ぐことで、音漏れを防ぎます。専門業者による施工が推奨されます。

4. 防音室の設置方法:部屋全体か、部屋の中か

質問者様は、既存の角部屋全体を防音室仕様にする案(a)を選択されていますが、これは最も効果的な方法です。既存の構造を生かし、壁・床・天井全体に防音対策を施すことで、高い遮音性能を実現できます。部屋の中に防音室を設置する案(b)は、二重構造となり、より高いコストと施工の複雑さを伴います。

5. 専門家への相談

防音室の設計・施工は、専門知識と経験が必要です。防音設計の専門家経験豊富な施工業者に相談し、最適なプランを作成してもらうことを強くお勧めします。

専門家は、音源の種類、音量、隣室との構造、予算などを考慮し、最適な防音対策を提案してくれます。また、音響測定を行い、防音性能を客観的に評価することも可能です。

6. 費用と時間

防音工事は高額になる可能性があります。D-60レベルの防音性能を目指す場合、費用は数十万から数百万円かかる可能性があります。また、工事期間も数週間から数ヶ月かかる可能性があります。予算と工期を事前に確認し、計画を立てましょう。

7. まとめ

マンションでの防音室計画は、近隣への配慮と快適な演奏環境の両立が重要です。D-40/D-60といった数値は目安であり、実際の効果は様々な要因に影響されます。専門家のアドバイスを受けながら、最適な設計と施工を行い、深夜の練習も安心して行える環境を構築しましょう。

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