マンション通路側のお部屋が真っ暗…採光問題と解決策

マンション通路側のお部屋が真っ暗・・・違反とかないのでしょうか?私の住むマンション(分譲)通路側のお部屋に全く光が入りません。北の方向でガラスも曇っているタイプです。あり得ない位に朝から晩まで暗いです。これって、建築法?とかで認められている採光量を満たしているかどうかを調べるにはどこに依頼したらいいのでしょうか?どこか調べてくれる団体などかありましたら、教えてください。補足:納戸とは記載されておらず、洋室1と洋室2と書かれているので、お部屋扱いにはなっています。採光量を私のその部屋で測ってくれる人とかはどこに頼めばいいのでしょうか?ご存知でしたら、教えてください。

マンションの採光問題:暗すぎる部屋は建築基準法違反?

マンションの通路側のお部屋で、一日中暗いというお悩み、大変お気持ちお察しします。 確かに、常に暗い部屋は生活に支障をきたす可能性があり、建築基準法に抵触するのではないかというご心配もごもっともです。しかし、結論から言うと、「建築基準法で、特定の部屋の明るさを直接規定しているわけではない」のです。

建築基準法は、建物の構造や防火、衛生など、安全・安心に暮らせるための最低限の基準を定めています。採光に関しても、居室の面積や窓の大きさ、開口部の位置などに関する規定はありますが、具体的な照度(明るさ)の数値までは定められていません。そのため、「この部屋は暗すぎるから違反だ」と断定することは難しいのです。

暗すぎる部屋の解決策:専門家への相談と具体的な対策

では、どうすれば良いのでしょうか? まず、ご自身の部屋の採光状況を客観的に把握することが重要です。 そのためには、以下の方法が有効です。

1. 照明専門家への相談

照明設計の専門家や建築士に相談することで、部屋の明るさを測定し、改善策を提案してもらうことができます。専門家は、照度計を用いて正確な明るさを測定し、必要な照明器具の種類や配置、窓の工夫などをアドバイスしてくれます。 費用はかかりますが、的確な解決策を得られるでしょう。 インターネット検索で「照明設計」「建築士 採光相談」などで検索すれば、多くの専門家が見つかります。

2. 採光シミュレーションソフトの活用

近年では、パソコンやスマートフォンで使える採光シミュレーションソフトも登場しています。 部屋の寸法や窓の位置、建物の形状を入力することで、日射量や明るさを予測できます。 無料で利用できるものも多いので、まずは試してみるのも良いでしょう。 ただし、正確な結果を得るためには、正確な情報を入力する必要があります。

3. 自治体への相談

もし、建築基準法違反の可能性を懸念される場合は、お住まいの自治体の建築指導課などに相談してみるのも良いでしょう。 ただし、前述の通り、特定の部屋の明るさに関する直接的な基準はないため、すぐに違反と判断されるわけではありませんが、専門家の意見を聞くことで、状況を客観的に判断してもらえる可能性があります。

4. 具体的な改善策

専門家への相談やシミュレーションの結果を踏まえ、具体的な改善策を検討しましょう。代表的な対策としては以下の通りです。

  • 窓の清掃:曇ったガラスを清掃することで、光の透過率が向上します。プロの窓清掃業者に依頼するのも有効です。
  • カーテン・ブラインドの見直し:遮光性の高いカーテンやブラインドを使用している場合は、透光性の高いものに変更しましょう。レースカーテンの併用も効果的です。
  • 鏡の設置:鏡を適切な位置に設置することで、光を反射させ、部屋全体を明るくすることができます。特に、窓の反対側に設置すると効果的です。
  • 間接照明の活用:天井や壁に光を反射させる間接照明を取り入れることで、柔らかく広がりのある明るさを演出できます。 グレーの壁には、暖色系の間接照明がおすすめです。
  • 明るい色の壁や家具:グレーの壁は光を吸収しやすいので、壁や家具を明るい色に塗り替えたり、明るい色の家具を配置することで、部屋を明るく見せることができます。アイボリーやベージュなどの淡い色は、特に効果的です。
  • 窓枠の変更:窓枠が暗色の場合は、明るい色の窓枠に交換することで、光を取り込みやすくなります。

5. 事例:グレーの部屋を明るくするインテリアコーディネート

例えば、グレーの壁の部屋を明るくしたい場合、以下のようなコーディネートが考えられます。

* 床:明るい色のフローリング(ホワイトオークなど)
* 家具:白やベージュ系のソファ、テーブル
* カーテン:透け感のある白いレースカーテンと、薄いグレーの遮光カーテンの組み合わせ
* 照明:間接照明と、明るめのペンダントライトの組み合わせ
* アクセントカラー:黄色のクッションや絵画で、空間のアクセントを付ける

これらの対策を組み合わせることで、部屋の明るさを大幅に向上させることができます。

まとめ:専門家の力を借り、快適な空間を手に入れよう

マンションの通路側のお部屋が暗くても、必ずしも建築基準法違反とは限りません。しかし、生活の質を大きく左右する問題であることは間違いありません。 まずは、専門家への相談や、採光シミュレーションなどを活用し、客観的なデータに基づいて解決策を探ることが重要です。 諦めずに、快適な住空間を実現しましょう。

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