マンション退去時の壁の黄ばみと敷金精算:タバコによる汚れと費用について

マンション退去時の質問です。僕はタバコを一日1箱吸います(家では10本くらい)その為部屋の白い壁が多少黄ばんできています。今後黄ばみが強くなった場合、退去時に敷金以外の追加金をとられる場合はあるのでしょうか?また、ワンルームの場合いくらくらいの追加金がかかりますでしょうか?経験者の方いましたらお願いします。

タバコによる壁の黄ばみと退去時の敷金精算

賃貸マンションでタバコを吸う場合、壁の黄ばみは大きな問題となります。特に白い壁は、ヤニによる着色汚れが目立ちやすく、退去時の精算でトラブルに発展するケースも少なくありません。今回の質問のように、一日1箱程度の喫煙で既に黄ばみが見られる状況であれば、退去時までに状況が悪化し、敷金から修繕費用を差し引かれる可能性が高いです。

黄ばみによる追加費用が発生するケース

賃貸借契約書には、原状回復義務について記載されています。これは、借主が退去する際に、物件を借りた当初の状態に戻す義務があることを意味します。タバコによる壁の黄ばみは、通常使用の範囲を超える損耗とみなされる可能性が高く、原状回復義務違反として追加費用を請求される可能性があります。

具体的には、以下の様な場合に、追加費用が発生する可能性があります。

  • ヤニ汚れがひどい場合:壁一面が黄色く変色していたり、こびり付いたヤニ汚れが除去できない場合は、クロス張替えが必要となる可能性が高く、費用も高額になります。
  • 天井や壁の一部だけでなく広範囲に黄ばんでいる場合:部分的な汚れであれば、クリーニングで済むこともありますが、広範囲に黄ばんでいる場合は、クロス張替えが必要となる可能性が高くなります。
  • 特殊なクロスを使用している場合:通常のクロスよりも高価なクロスを使用している場合、張替え費用も高額になります。
  • 賃貸契約書に特別な条項がある場合:契約書にタバコによる汚れに関する特別な条項が記載されている場合、その条項に従って費用が請求される可能性があります。

ワンルームの場合の追加費用

ワンルームマンションの場合、壁のクロス張替え費用は、部屋の広さやクロスの種類、業者によって異なりますが、3万円~10万円程度が相場です。ただし、これはあくまでクロス張替えのみの費用であり、その他に清掃費用などが加算される可能性があります。

例えば、天井や床にもヤニ汚れが付着している場合、追加費用が発生する可能性があります。また、業者によっては、出張費や廃材処理費用などを請求する場合もあります。

黄ばみを防ぐための対策

退去時のトラブルを防ぐためには、日頃から壁の黄ばみを防ぐ対策を行うことが重要です。

  • 換気をこまめに行う:タバコの煙は、壁に付着しやすいので、こまめな換気を心がけ、部屋の空気を常に新鮮に保つことが重要です。換気扇を効果的に使用し、窓を開けて自然換気を行うことも有効です。
  • 空気清浄機を使用する:空気清浄機を使用することで、タバコの煙やヤニの粒子を吸着し、壁への付着を防ぐ効果が期待できます。特に、HEPAフィルター搭載の空気清浄機がおすすめです。
  • タバコを吸う場所を限定する:窓を開けられる場所や、換気の良い場所でタバコを吸うように心がけましょう。可能であれば、ベランダなど屋外で吸うのが理想的です。
  • こまめな清掃を行う:壁に付着したヤニ汚れは、放置すると除去が難しくなります。定期的に、濡れた布などで壁を拭き掃除しましょう。市販のヤニ取りクリーナーを使用するのも効果的です。
  • 消臭剤を使用する:タバコの臭いを消臭する効果のある消臭剤を使用することで、ヤニの付着を防ぐ効果が期待できます。

専門家の意見

不動産会社や賃貸管理会社に相談することで、具体的な費用や対策についてアドバイスを得ることができます。退去前に、現状を確認してもらい、修繕費用の見積もりを取っておくことで、トラブルを回避できる可能性が高まります。

まとめ

タバコによる壁の黄ばみは、退去時の敷金精算において大きな問題となる可能性があります。日頃から換気や清掃を徹底し、黄ばみを防ぐ対策を行うことが重要です。また、退去前に不動産会社と相談し、現状を確認することで、トラブルを回避できる可能性が高まります。

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