マンション窓前に張られた電線への対処法|景観と相談窓口

マンションの部屋(4F)の窓(唯一東向きの日当たり)のまん前にいつのまにか2本の黒く太い電線が張られました。窓から見える景色が気に入ってマンションを購入したのに。どちらへ相談したら良いかアドバイス下さい。マンションの住人です。窓から見える山の風景が気に入り数年前に中古マンションを購入し4Fに住んでおります。2人とも共稼ぎで昼間は留守にしており、休みの日に気がついたのですが、部屋の窓のまん前に太い電線のようなものが二本横に渡っているのです。太い黒いケーブルで何の電線かわかりません。部屋右前の角側にある電柱からマンション左側の道路にある電信柱まで続いています。私と同じ4階の他の方々も気になるのでは?と思いましたが、私の他の4Fの方々は賃貸で借りている方なのであまり気になってないかもしれません。留守中の昼間の工事だったようで私達夫婦はわからなかったのです。道路等の工事だと工事のお知らせのチラシがポストに入っていたりしたのですが、いつ、どんな業者さんが、何の配線工事をしたのかわかりません。それと、窓から見える風景が気に入って購入したのに、その風景が2本の太い配線で台無しになってしまったのにそれを黙っていなければならないのかとても残念でならないのです。景観法等に詳しい方、またはどちらへ相談したらよいかアドバイスいただきたいのでお願いします。

マンション窓前に張られた電線:問題点と解決策

マンションの窓前に突然現れた太い黒い電線、確かにショックですよね。せっかく気に入って購入した眺望が遮られてしまうのは、非常に残念な気持ちになります。 この問題を解決するために、段階的に対応策を考えていきましょう。まず、電線の種類と設置者を確認することから始めましょう。

1. 電線の種類と設置者の特定

まずは、電線が何の目的で設置されたものなのかを特定する必要があります。 可能性としては以下の通りです。

  • 電力会社による送電線:最も可能性が高いのは、電力会社による送電線の増設や更新です。マンションの老朽化に伴う増設や、近隣地域の電力需要増加に対応するための工事などが考えられます。
  • 通信会社による光ファイバーケーブル:インターネット回線などの通信インフラ整備のためのケーブルの可能性もあります。こちらも近隣地域の需要増加や、マンションへの新たなサービス提供などが理由として考えられます。
  • その他の業者: ケーブルテレビ会社、防災システム業者など、他の業者による工事の可能性もゼロではありません。

電線の種類や設置者を特定するために、以下の方法を試してみましょう。

  • マンション管理会社への問い合わせ: まずはマンションの管理会社に連絡し、工事の有無や、電線の設置者について問い合わせましょう。管理会社は工事の記録を持っている可能性が高いです。
  • 電柱に記載されている情報を確認: 電柱に設置者や連絡先などが記載されている場合があります。確認し、直接問い合わせてみましょう。
  • 近隣住民への聞き込み: 近隣住民に工事の様子について聞いてみるのも有効です。工事の様子を目撃した人がいるかもしれません。

2. 設置者への交渉

設置者を特定したら、直接交渉を行いましょう。 交渉する際には、以下の点を伝えましょう。

  • 眺望の悪化への不満: 窓からの眺望が大きく損なわれたこと、そしてそれが精神的なストレスになっていることを明確に伝えましょう。
  • 購入時の状況: 窓からの眺望を重視してマンションを購入したことを伝え、その期待が裏切られたことを訴えましょう。
  • 具体的な改善策の提案: 電線の位置変更や、景観に配慮した処理方法(例:電線の塗装変更、目立たない素材への変更など)を提案してみましょう。
  • 法的措置の可能性: 交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談し、法的措置を取る可能性を示唆することも有効です。ただし、これは最終手段として考えてください。

3. 行政への相談

設置者との交渉がうまくいかない場合、または設置者が特定できない場合は、行政機関への相談を検討しましょう。

  • 市町村役場: まずは、お住まいの市町村役場の都市計画課や建築指導課などに相談してみましょう。景観に関する条例や、電線の設置に関する規制についてアドバイスをもらえます。
  • 都道府県庁: 市町村役場で解決しない場合は、都道府県庁に相談してみましょう。

ただし、景観法は、大規模な開発事業などを対象としたものであり、個々の電線設置に対して直接的な規制力を持つとは限りません。

4. 専門家への相談

問題が複雑な場合、または交渉が難航する場合は、弁護士や建築士などの専門家に相談することをおすすめします。専門家は、法律的な観点からアドバイスをくれたり、交渉をサポートしてくれたりします。

インテリアへの影響と対策

電線が視界を遮ることで、インテリアにも影響が出ていることでしょう。 せっかくの眺望が失われたことで、部屋の雰囲気も変わってしまっているかもしれません。 そこで、インテリアの観点から、以下の対策を考えてみましょう。

  • カーテンやブラインド: 電線を視界から完全に遮断するために、厚手のカーテンやブラインドを設置するのも一つの方法です。遮光性が高いものを選ぶことで、電線の存在を意識しにくくなります。デザイン性の高いものや、光を通す素材を選ぶことで、インテリアの雰囲気を損なわずに電線を隠すことも可能です。
  • 間接照明: 電線が目立つことで、部屋が暗く感じられるかもしれません。間接照明を効果的に使用することで、部屋全体を明るく、そして落ち着いた雰囲気にすることができます。壁や天井に柔らかな光を当て、電線の存在感を薄める効果も期待できます。
  • 観葉植物: 大きめの観葉植物を窓際に置くことで、電線を視覚的に隠すことができます。植物の緑は、視覚的な癒し効果も期待できます。ただし、植物の大きさや種類によっては、窓からの採光を妨げる可能性があるので注意が必要です。
  • 窓辺のディスプレイ: 電線を隠すのではなく、うまくインテリアの一部として取り入れることを考えてみましょう。例えば、電線の近くに絵画や写真などを飾り、視線をそちらに誘導することで、電線の存在感を薄めることができます。

まとめ

マンション窓前に張られた電線は、眺望を損ない、精神的なストレスを与える可能性があります。まずは、電線の設置者を確認し、交渉を試みましょう。それでも解決しない場合は、行政機関や専門家に相談することを検討してください。インテリア面でも、カーテンや照明、植物などを活用して、少しでも快適な空間を演出しましょう。

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