マンション無垢フローリングのリフォームと床鳴り問題:原因と解決策

無垢フローリングのリフォームについて、当方マンションです。1年半ほど前に2部屋(リビングと6畳洋室)リフォームをしました。その際、無垢のパイン材フローリングを施主支給で上貼り施工してもらったのですが、リビングの方だけ問題が有り、張替えてもらいました。現在、リビングのひどい床鳴りに悩まされています。同じ材料で施工した洋室はまったく床鳴りしません。私は、下地の問題では?と思うのですが、一度はがしてガタガタになったところに無垢のフローリングを施工してしまっても大丈夫なのでしょうか?正直、もう2度と連絡をとりたくないくらいひどい業者でした。でも、下地が床鳴りの原因なのであれば、また貼り直しを要請したいのですが。フローリング工事にお詳しい方のお知恵を拝借したいです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

マンションにおける無垢フローリングリフォームと床鳴りの原因

マンションで無垢フローリングのリフォームを行い、床鳴りが発生しているとのこと、大変お困りだと思います。リビングと洋室で同じ材料、同じ施工業者なのに、リビングだけが床鳴りするというのは、確かに下地処理に問題があった可能性が高いです。

床鳴りの原因を特定する

床鳴りの原因は様々ですが、マンションリフォームの場合、特に以下の点が考えられます。

  • 下地合板の劣化や不具合:経年劣化による反りや、施工時の下地調整不足(レベル調整、下地補強不足など)が原因で、合板がたわんだり、隙間が生じている可能性があります。特に一度剥がして再施工した場合、下地が傷んでいると床鳴りが発生しやすくなります。
  • 下地とフローリングの固定不良:釘やビスの打ち込み不足、接着剤の量や種類、乾燥状態の問題で、フローリングが下地にしっかり固定されていない可能性があります。無垢材は特に、湿度変化による伸縮が大きいため、固定不良は床鳴りの大きな原因となります。
  • 湿気:マンションは湿気がこもりやすい環境です。湿気によって下地合板が膨張したり、フローリングが反ったりすることで、床鳴りが発生することがあります。
  • 建物の構造:マンションの構造によっては、特定の場所での振動が床鳴りを誘発する可能性もあります。

なぜリビングだけが床鳴りするのか?

洋室が床鳴りせず、リビングだけが床鳴りするのは、以下の理由が考えられます。

  • 下地状態の違い:リビングと洋室で、既存の下地状態(強度、平坦性、湿気など)に違いがあった可能性があります。例えば、リビングの方が下地が劣化していたり、湿気が多かったりする場合、床鳴りが発生しやすくなります。
  • 施工時の不備:リビングの施工時に、下地処理が不十分であったり、フローリングの固定が甘かったりした可能性があります。洋室では適切な施工が行われたのに対し、リビングでは手抜きがあったのかもしれません。
  • 使用頻度の違い:リビングは洋室よりも使用頻度が高いため、床への負担が大きくなり、既存の不具合が顕在化しやすくなった可能性も考えられます。

床鳴り対策と業者への対応

床鳴りを解決するには、原因を特定し、適切な対策を行う必要があります。

専門家への相談

まずは、フローリング工事や床鳴り修理に詳しい専門業者に相談することをお勧めします。業者に依頼する際は、以下の点を確認しましょう。

  • 経験と実績:マンションリフォーム、特に無垢フローリングの施工経験が豊富な業者を選びましょう。過去の施工事例や評判などを確認するのも重要です。
  • 原因究明:床鳴りの原因をきちんと調査してくれる業者を選びましょう。安易に「貼り替え」を提案する業者ではなく、原因究明に力を入れてくれる業者を選ぶことが大切です。
  • 保証:施工後の保証内容を確認しましょう。万が一、再度床鳴りが発生した場合でも、対応してくれる業者を選びましょう。
  • 見積もり:複数の業者から見積もりを取り、価格や内容を比較検討しましょう。

業者への対応

前回の業者がひどい対応だったとのことですが、床鳴りの原因が下地にある可能性が高い場合は、再度連絡を取り、状況を説明し、対応を求めることも検討しましょう。ただし、直接的なクレームではなく、冷静に現状を説明し、専門家の意見を交えて対応を依頼することが重要です。証拠となる写真や動画を準備しておくと、より効果的です。

具体的な対策

専門家が原因を特定した後、適切な対策が行われます。考えられる対策としては、

  • 下地補強:既存の下地合板を補強したり、新しい合板を追加したりすることで、床鳴りを解消します。これは、床鳴りの原因が下地にある場合に有効な方法です。
  • フローリングの貼り直し:下地補強を行った後、フローリングを剥がして、適切な接着剤や固定方法で再度施工します。この際、適切な湿気対策も必要です。
  • 床鳴り止め材の使用:床鳴り止め材を使用することで、床鳴りを軽減することができます。これは、下地補強や貼り直しと併用されることが多いです。

などが考えられます。

まとめ

マンションでの無垢フローリングリフォームにおける床鳴り問題は、下地処理に起因することが多いです。一度剥がした箇所は特に注意が必要です。信頼できる専門業者に相談し、原因を特定した上で適切な対策を行うことが重要です。業者選びには慎重になり、見積もりを比較検討し、保証内容を確認しましょう。今回の経験を活かし、快適な住空間を実現してください。

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