マンション探しで遭遇したトラブル!空室情報の真偽と対応策

友人から紹介された仲介会社(Aさん)の所で引っ越しの物件を決め、今そこの審査を受けている状態なのですが、色々ネットで調べてみた所同じマンションの違う部屋で空きがあると他のサイトで紹介されていました。私が決めた部屋より広くて安いんです。早速そこの会社に電話をし、まだ空いているか聞いてみたところ「まだ空いています」と言われました。でもAさんに確認してもらった所その部屋は空いてないと言われてしまいました。客引きの為実際は埋まってる物件でもあるとしておいて、お店に来てもらう手口なのだそうですが…本当でしょうか?他の会社のホームページにも載ってたので3つ電話したんですが、3つとも空いていると言われました。どこもやっている事なんですか?Aさんを疑いたくはないんですがちょっと信じられなくて…。

物件情報の食い違い…一体何が起きているのか?

不動産業界における情報伝達の非効率性や、それぞれの会社が抱える情報システムの限界によって、このような食い違いが生じる可能性があります。残念ながら、あなたの経験のように、複数の不動産会社で同じ物件の空室情報が異なっているケースは決して珍しくありません。

可能性1:情報更新の遅れ

不動産情報は常に変動します。契約が成立した直後などに、各サイトへの情報反映が間に合わず、空室情報が残ってしまうケースはよくあります。特に、複数のサイトに物件情報を掲載している場合、情報の一元管理が難しく、更新の遅れが生じやすいです。Aさんが正確な情報を提供してくれたとしても、他の会社が古い情報に基づいて「空室」と表示している可能性は十分考えられます。

可能性2:二重予約の可能性

稀にですが、複数の顧客に同じ物件を同時に提示し、先に契約成立した方を優先するケースも存在します。これは倫理的に問題のある行為ですが、残念ながら完全に排除しきれない現実です。もし、あなたがAさんと契約を進めている最中に、他の会社が同じ物件を別の顧客に提示し、契約が成立してしまった場合、Aさんの情報は正しかったにも関わらず、あなたは「空室」と表示されていた物件を確保できなかった、という事態になりかねません。

可能性3:故意の虚偽表示

残念ながら、客寄せのために虚偽の空室情報を掲載する悪質な不動産会社も存在します。あなたのケースでは、3つの不動産会社から同じ物件の空室情報を得ていることから、この可能性も否定できません。しかし、全ての会社が故意に虚偽表示をしていると断定するのは早計です。可能性1、2を十分に検討した上で、最終的にこの可能性を疑うべきです。

Aさんを疑う前に確認すべきこと

Aさんをすぐに疑うのではなく、まずは以下の点を冷静に確認してみましょう。

  • Aさんからの説明を詳しく聞く:Aさんに、なぜ他の会社が空室と表示しているのか、その理由を詳しく尋ねてみましょう。もしかしたら、あなたが気づいていない重要な情報(例えば、特殊な条件付きの賃貸契約など)があるかもしれません。
  • 物件の正式な名称と住所を確認する:物件の名称や住所にわずかな違いがあると、異なる物件として認識されてしまう可能性があります。細部まで確認し、本当に同じ物件なのかを確かめましょう。
  • 契約書類を確認する:契約書に記載されている物件の情報と、あなたが確認した情報が一致しているかを確認しましょう。不一致があれば、Aさんにすぐに連絡を取り、確認が必要です。
  • 他の不動産会社に直接問い合わせる:複数の不動産会社に問い合わせる際には、物件の具体的な情報(住所、間取り、価格など)を明確に伝え、情報に食い違いがないかを確認しましょう。曖昧な表現は誤解を生む可能性があります。

具体的な対策と今後の対応

現状では、Aさんの説明が正しい可能性も、他の会社が虚偽表示をしている可能性も残されています。どちらの可能性も考慮し、以下の対策を講じることが重要です。

  • 複数の不動産会社に問い合わせる際の注意点:物件情報を伝える際には、正確な住所、間取り図、価格などを明確に伝えましょう。曖昧な表現は誤解を生む可能性があります。また、問い合わせの記録を残しておくことも重要です。
  • 契約前にしっかりと確認する:契約書に記載されている物件の情報と、あなたが確認した情報が完全に一致していることを確認しましょう。疑問点があれば、すぐに不動産会社に質問し、納得いくまで説明を求めましょう。
  • 専門家の意見を聞く:どうしても判断に迷う場合は、弁護士や不動産に関する専門家に相談してみましょう。客観的な視点からアドバイスを得ることができます。
  • 信頼できる不動産会社を選ぶ:今回の経験を踏まえ、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。口コミサイトなどを活用し、評判の良い会社を選ぶようにしましょう。また、複数の会社に問い合わせ、比較検討することで、より良い物件を見つけることができます。

専門家の視点:不動産コンサルタントからのアドバイス

不動産コンサルタントの視点から見ると、今回のケースは、情報伝達の遅れやシステムの不備、そして残念ながら悪質な業者も存在する可能性を示唆しています。 信頼できる不動産会社を見つけるためには、以下の点を考慮すべきです。

* **会社の規模と歴史:** 長く営業している、ある程度の規模の会社は、システムや情報管理体制が整っている可能性が高いです。
* **顧客対応の良さ:** 電話対応やメール対応が迅速で丁寧な会社は、顧客を大切にする姿勢が伺えます。
* **口コミや評判:** インターネット上の口コミサイトなどを活用し、会社の評判を確認しましょう。
* **契約内容の明確さ:** 契約書の内容を丁寧に説明し、疑問点にもきちんと答えてくれる会社を選びましょう。

今回の経験は、不動産取引における情報の不透明さを改めて認識させるものです。 焦らず、冷静に一つずつ確認し、信頼できる情報に基づいて判断することが大切です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)