マンション専任媒介契約と提示価格に関するトラブル:違約金なしで解除できる?

マンション専任媒介契約の質問です。専任媒介契約前に担当者から『提示額で部屋を買いたいお客様がいます』この言葉を信用して契約しました。後日『老夫婦のため為、エレベーターが無いとの理由で断れました。それで200万円下げて下さい』と言われて『騙された?』と思い、担当者を信用出来なくなりました。違約金なしで専任媒介契約を解除できますか?

専任媒介契約と不動産会社との信頼関係

マンション購入は人生における大きな買い物です。不動産会社との信頼関係は、スムーズな取引を進める上で非常に重要です。今回のケースでは、契約前に「提示額で買いたいお客様がいる」という担当者の発言を信じて専任媒介契約を締結されたにも関わらず、その後価格を大幅に下げるよう求められたことで、不信感が募っている状況です。 これは、残念ながら不動産取引において稀に見られるケースではありません。 契約前に期待値を高める発言を行い、契約締結後に条件変更を迫るといった行為は、倫理的に問題があると言えるでしょう。

専任媒介契約解除の可能性:法律的な観点から

専任媒介契約は、一定期間、特定の不動産会社にのみ売却活動の委託を独占的に許諾する契約です。 契約解除には、通常、違約金が発生することが一般的です。しかし、今回のケースのように、不動産会社側の不誠実な行為が契約解除の理由となる可能性があります。

具体的には、担当者の発言が「重要事項説明」の範囲外であり、かつ虚偽の情報であったと判断できる場合、契約解除の可能性が出てきます。 「提示額で買いたいお客様がいる」という発言は、客観的な根拠に基づいたものであったのか、単なる営業トークだったのかを検証する必要があります。もし、根拠のない発言であったと証明できれば、民法上の「詐欺」または「錯誤」を理由に契約解除を請求できる可能性があります。

ただし、裁判で争う必要が生じる可能性も考慮しなければなりません。 証拠集めや弁護士への相談など、時間と費用がかかることを覚悟しておく必要があります。

契約解除に向けた具体的なステップ

違約金なしで契約を解除できるかどうかは、状況証拠や契約書の内容、担当者の発言の真偽などを総合的に判断する必要があります。 以下に、具体的なステップを示します。

1. 契約書の内容を確認する

まず、専任媒介契約書を改めて確認しましょう。契約書に、「重要事項説明」として、担当者の発言が記載されているか、またはそれに類する記述がないかを確認します。 もし、重要事項説明に反する発言があった場合、その証拠をしっかりと残しておくことが重要です。

2. 担当者との話し合い

まず、担当者と直接話し合い、状況を説明し、契約解除について交渉してみましょう。 冷静に、事実関係を明確に伝え、契約解除の意向を伝えましょう。 この際、担当者の発言を録音するなど、証拠を残しておくことが重要です。

3. 不動産会社への書面での申し入れ

話し合いがうまくいかない場合は、不動産会社に書面で契約解除の申し入れを行いましょう。 その際、担当者の発言が虚偽であったこと、そのことが契約締結に影響を与えたことなどを明確に記述し、根拠となる証拠(メール、録音など)を添付しましょう。

4. 弁護士への相談

上記の方法で解決しない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。 弁護士は、法的観点から状況を判断し、契約解除に向けた適切なアドバイスや手続きをサポートしてくれます。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、客観的な視点から状況を判断してもらうことができます。 弁護士は、契約書の内容、担当者の発言の真偽、そして証拠の有無などを総合的に判断し、契約解除の可能性やそのための適切な手続きについてアドバイスしてくれます。 また、必要に応じて、不動産会社との交渉や裁判手続きを代理で行ってくれます。

インテリア選びへの影響と今後の対応

今回のトラブルは、マンション購入という大きな買い物に直接関わる問題ですが、間接的にインテリア選びにも影響を与えます。 契約がスムーズに進まなかったことで、引っ越し時期や予算に影響が出たり、精神的なストレスを抱えることになったり、結果的に理想のインテリアを実現できない可能性も出てきます。 そのため、今後の不動産取引においては、信頼できる不動産会社を選ぶこと、そして契約内容をしっかりと理解することが重要です。

まとめ:信頼できる不動産会社選びと契約内容の確認が重要

マンション購入は、人生における大きなイベントです。 不動産会社との信頼関係を築き、契約内容をしっかりと理解することが、スムーズな取引を進める上で不可欠です。 今回のケースのようにトラブルが発生した場合には、冷静に対処し、必要に応じて専門家の力を借りることが重要です。 今回の経験を活かし、今後の不動産取引では、より慎重な判断と行動を心がけましょう。

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