マンション前のビル建設、高さの見え方に疑問!視覚効果と距離感の勘違い

前に建設中の建物の高さについて、混乱しています。自分が住んでいるマンション部屋の床下までの高さが23mです。現在、前の空き地に建設中のビルは、計画だと高さ22mです。今鉄筋を組んでいる最中なのですが、五階建てのそのビルの天井部分と思われる鉄筋が部屋から見て、ベランダの手すり(1m50)よりも高い位置に見えます。自分の床下よりも低い建物が最低でも40m離れた位置にあって、ベランダの手すりよりも高く見えるということはあり得るのでしょうか。数学が得意ではないので、トンチンカンな質問かも知れませんが、自分の考えでは、どうしても納得いきません。どなたか博識な方、教えて下さい。補足>ベランダの手すりよりも低く見えるということはあり得るのでしょうか。低く見えるではなく高く見えるです。

マンションからのビル視認:距離と視覚効果の錯覚

マンションの床下から23m、建設中のビルの計画高さが22mでありながら、ベランダの手すり(1.5m)よりも高く見えるというご質問ですね。これは、数学的な計算だけでなく、視覚的な錯覚や距離感の認識によるものです。単純な高さの比較だけでは判断できない要素がいくつかあります。

1. 視点と視線角度の影響

まず、ご自身のマンションの部屋からの視線角度が重要です。真横から見ている場合と、やや下から見上げるような角度の場合では、ビルの高さの印象が大きく変わります。下から見上げる角度では、ビルは実際よりも高く見える傾向があります。これは、遠近法による視覚効果です。

2. 距離感の錯覚

40m離れているとはいえ、人間の目は距離感を正確に捉えるのが苦手です。特に、視界に遮るものが少ない場合、距離が実際よりも近く感じられることがあります。そのため、22mのビルが、実際よりも大きく、そして高く見える可能性があります。

3. 建物の形状と周囲環境

ビルの形状も影響します。例えば、尖った屋根や、上部が細くなっているデザインのビルは、実際よりも高く見えることがあります。また、周囲の建物や地形も視覚的な錯覚を引き起こす要因となります。周辺に低い建物しかない場合、相対的にビルが高く見えるでしょう。

4. 鉄筋の配置と視覚的情報

現在、鉄筋が組まれている段階とのことですが、鉄筋の配置によっては、実際の高さよりも高く見えることがあります。例えば、鉄筋が斜めに組まれている場合、視覚的に高さを強調する効果があります。また、鉄筋の太さや色も、高さの印象に影響を与える可能性があります。

5. 心理的な影響

心理的な要因も無視できません。不安や疑問を抱いている状態では、物事を実際よりも大きく、悪く捉えがちです。建設中のビルに対して、ネガティブな感情を持っていると、高さの印象が過大評価される可能性があります。

具体的な確認方法と専門家への相談

ご自身の疑問を解消するために、以下の方法を試してみてください。

1. 写真撮影と比較

マンションからビルを撮影し、同じ位置から撮影した別の建物の写真と比較してみましょう。同じ距離にある建物の高さとの比較で、ビルの高さが実際よりも高く見えるのかどうかを客観的に判断できます。

2. 測量機器の使用

より正確な測定を行うには、レーザー距離計などの測量機器を使用することをお勧めします。これにより、ビルの高さを正確に測定し、計画高さと比較することができます。ホームセンターなどで手軽に購入できます。

3. 建築関係者への確認

建設会社や建築士などに直接問い合わせて、ビルの設計図面を確認したり、高さについて質問したりすることも有効です。専門家の意見を聞くことで、ご自身の不安を解消できるでしょう。

4. 近隣の住民への聞き込み

同じマンションの住民や近隣住民に、ビルの高さについてどう感じているか聞いてみるのも良い方法です。複数の意見を聞くことで、客観的な判断材料を得ることができます。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、遠近法や視覚的な錯覚によって、建物の高さが実際とは異なって見えることはよくあることです。特に、建設中の建物は、完成した建物とは異なる印象を与える可能性があります。鉄骨や足場なども、高さの判断を難しくする要因となります。

ご心配であれば、建設会社や建築事務所に直接問い合わせて、設計図面に基づいたビルの高さを確認することをお勧めします。また、必要であれば、専門家による現地調査を依頼することも可能です。

まとめ:冷静な判断と情報収集が重要

マンション前のビルの高さについて、ご不安な気持ちはよく分かります。しかし、視覚的な錯覚や距離感の誤差の可能性も考慮し、冷静に判断することが重要です。上記の方法を試して、ご自身の疑問を解消し、安心できる状態を目指しましょう。 必要であれば、専門家への相談も検討してみてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)