マンション中古内覧チェックリスト:失敗しないためのポイントと注意点

マンション購入に際して。中古を内覧にいくのですが聞いたり見たりするポイントを教えてください。売買契約書とか見せてもらってどんな注意事項があるかも聞いていいのですか?

中古マンション内覧:チェックすべき10項目

中古マンションの内覧は、新築と比べて注意すべき点が多くあります。価格だけでなく、建物の状態、周辺環境、そして契約内容までしっかりと確認することが重要です。後悔しないためにも、以下の10項目をしっかりとチェックしましょう。

1. 建物全体の外観と周辺環境

まずは、建物の外観からチェックを始めましょう。外壁のひび割れ、雨漏れの跡、鉄部の錆び、植栽の状態などを注意深く観察します。 特に、南向きのバルコニーの陽当たりや、窓からの眺望、日照時間なども確認しましょう。 周辺環境についても、騒音、ゴミ問題、近隣住民との関係性など、生活に影響を与える可能性のある点をチェックすることが大切です。近隣住民の様子や、ゴミ置き場の状況なども確認しておくと安心です。

2. 共用部分の状況

共用部分(エントランス、廊下、階段、エレベーターなど)の清掃状況、老朽化の度合い、管理体制などを確認します。管理規約を確認し、ペットの飼育可否、リフォームの制限など、将来的な生活に影響する事項についても確認しましょう。 管理組合の活動状況や、修繕積立金の状況なども重要なポイントです。

3. 室内全体の確認

室内に入ったら、まず全体の印象を確認します。室内の広さ、間取り、採光、通風などをチェックし、自分の生活スタイルに合っているかを確認しましょう。 壁や天井の汚れ、傷、湿気、臭いなどにも注意を払い、リフォームが必要な箇所がないか確認します。

4. 水回り設備のチェック

キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水回り設備は、特に注意深くチェックする必要があります。排水溝のつまり、蛇口からの水漏れ、給湯器の動作確認など、一つ一つ丁寧に確認しましょう。 また、配管の老朽化なども確認しておくと安心です。

5. 床・壁・天井の状態

床の傷やへこみ、壁の汚れやひび割れ、天井のシミなど、建物の状態を丁寧にチェックします。特に、湿気による被害がないか、シロアリ被害がないかなども確認しましょう。 専門業者に依頼して検査を行うことも検討しましょう。

6. 電気設備・給排水設備の確認

コンセントや照明器具、スイッチなどの電気設備の動作確認を行います。給排水設備についても、水圧、排水の流れなどを確認しましょう。 古い設備の場合は、交換が必要になる可能性も考慮しておきましょう。

7. 窓・ドアの状態

窓やドアの開閉状態、隙間風、防音性などを確認します。窓ガラスの割れや、ドアの歪みなどもチェックしましょう。 防犯面についても、窓やドアの鍵の確認を忘れずに行いましょう。

8. 収納スペースの確認

クローゼットや納戸などの収納スペースの広さ、使い勝手などを確認します。収納スペースが不足している場合は、収納家具の購入などを検討する必要があります。 収納スペースの使いやすさも重要なポイントです。

9. バルコニー・ベランダの状態

バルコニーやベランダの床の状態、防水処理の状態などを確認します。ひび割れや破損がないか、雨漏りの可能性がないかなどをチェックしましょう。 また、バルコニーからの眺望なども確認しましょう。

10. 重要事項説明と売買契約書

不動産会社から重要事項説明を受け、売買契約書の内容をしっかりと確認しましょう。契約書には、価格、諸費用、引渡し時期、瑕疵担保責任、解約条件などが記載されています。 分からない点があれば、不動産会社に質問し、納得いくまで説明を受けましょう。

専門家への相談も有効です

中古マンション購入は高額な買い物です。不安な点があれば、不動産鑑定士や住宅検査会社などの専門家に相談することも有効です。 専門家の視点を取り入れることで、より安心安全なマンション購入につながります。

まとめ:綿密なチェックと専門家への相談で安心を

中古マンション購入では、内覧時のチェックが非常に重要です。上記で挙げた項目を参考に、建物の状態をしっかりと確認し、疑問点があれば不動産会社に質問しましょう。必要であれば、専門家への相談も検討してください。綿密なチェックと専門家への相談によって、安心して中古マンションを購入できるよう心がけましょう。

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