マンション上階の騒音問題:解決策と心身の健康維持

築28年8階建て鉄筋コンクリートの賃貸マンション5階に住んでいます。先日引っ越してこられた上階の住民の騒音にまいっています。御高齢の夫婦二人暮しのようです。夜の8時から12時くらいにかけて「ガタゴト」「ズシン」「ガン」「ゴゴン」といった音がひっきりなしに聞こえるのです。他にもたまにイスをひきずるような「ギギーッ、ゴン」という音。まだ引っ越して来られたばかりで、自分たちが騒音を出していることに気付いていないのかもしれません。そこで、上階の方に苦情というか注意の手紙を出そうと思うのですが、以下のことをお願いするのは非常識でしょうか?・物音がとてもうるさくて眠れないので、夜10時以降は静かにして欲しい・クッションフロアの部屋に厚手のカーペットを敷いて欲しい※ちなみに、上記の音に対して「カーペットを敷いてもらう」ことは効果がありますか?直接お話に行ったほうがいいのかもしれませんが、引越しの挨拶にこちらからお伺いしたところ(向こうから挨拶がなかったため)、「耳が遠くてよくわかりません、すみません」と一方的にインターホンを切られてしまいましたので、今回は手紙という形を取りました。管理人さん(うちのマンションは管理人さんがいて、その人がいろいろな面倒を見てくれています)には、自分たちで解決できなさそうになったら相談しようと思っています。とてもよい方なのですが、騒音問題に関しては基本的に「まぁ、お互い様精神で我慢してください」というタイプの方なので。また、私が気にしすぎの可能性もあると思います。今も家にいると「いつあの音が始まるのか」と不安で吐き気が止まらず、実際に音が鳴ると心臓がぎゅっと痛くなります。音がしなくなりはじめる夜12時以降も「これがいつまで続くのだろう」「また音が鳴り始めるかもしれない」と思い、ろくに眠れません。これらの症状に、例えば精神安定剤のようなお薬は効き目があるのでしょうか。あるのなら、精神科や心療内科にかかろうかとも思っているのですが…※諸事情により、あと2年は引越しもできそうにありません。同マンションに空き部屋もありません。

騒音問題への具体的な対処法

長年住んでいるマンションに、新しい住民の騒音で悩まされているとのこと、大変お辛い状況ですね。まずは、ご自身の状況を整理し、段階的に解決策を探っていきましょう。

1.手紙の内容と効果的な伝え方

上階の方への手紙は、感情的にならず、事実を淡々と伝えることが重要です。 「ガタゴト」「ズシン」といった具体的な音と時間帯を記載し、「眠れないほど困っている」という現状を伝えましょう。

以下のような例文を参考に、丁寧な言葉遣いを心がけてください。

>〇〇様

>先日はご挨拶に伺いましたが、お声が聞き取りづらかったため、書面にてご相談させていただきます。

>先日より、夜8時頃から12時頃にかけて、足音のような「ガタゴト」「ズシン」といった音が聞こえ、睡眠に支障をきたしております。 また、時々「ギギーッ、ゴン」という音も聞こえます。

>高齢の方々とのことですので、ご無理のない範囲で、夜10時以降は静かにしていただけたら幸いです。また、もし可能であれば、床への防音対策(カーペットなど)のご検討をお願いできればと考えております。

>ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

>〇〇マンション 〇〇号室 〇〇

重要なのは、要求ではなく「困っている状況」を伝えることです。 「カーペットを敷いて欲しい」という要求は、相手を敵対させる可能性があります。「睡眠不足で体調不良に陥っている」といった具体的な影響を伝えることで、共感を促しやすくなります。

2. カーペットの効果

クッションフロアの上に厚手のカーペットを敷くことは、騒音対策としてある程度の効果が期待できます。特に、衝撃音(足音など)を軽減する効果があります。しかし、完全に音を消すことは難しいでしょう。 効果を高めるためには、防音効果の高いカーペットを選ぶことが重要です。 素材や厚さ、下に敷く防音マットなども検討しましょう。

3. 管理会社への相談

管理会社への相談は、最終手段ではなく、早期に相談することをおすすめします。 「お互い様」というスタンスの管理会社であっても、状況を説明することで、適切な対応をしてくれる可能性があります。 管理会社は、騒音問題に関する専門的な知識や、住民間の仲介経験を持っています。 手紙の内容を事前に管理会社に相談し、アドバイスを求めるのも良いでしょう。

4. 専門家への相談

騒音問題が解決しない場合、騒音測定を行うことを検討しましょう。 専門業者に依頼することで、客観的なデータに基づいて騒音レベルを測定できます。 このデータは、管理会社や上階の方への交渉、場合によっては裁判においても有効な証拠となります。

5. 心身の健康対策

騒音によるストレスは、吐き気や心臓痛といった身体症状を引き起こす可能性があります。 ご自身の健康を守るためにも、精神科や心療内科への受診を検討しましょう。 医師に相談することで、適切な治療やアドバイスを受けることができます。 精神安定剤は、症状を軽減する効果が期待できますが、医師の指示に従って服用することが大切です。

また、騒音以外のストレス軽減策も必要です。

  • 睡眠環境の改善:遮音性の高いカーテン、耳栓などを活用しましょう。
  • リラックス方法の習得:ヨガ、瞑想、アロマテラピーなど、リラックス効果のある方法を試してみましょう。
  • 規則正しい生活:睡眠時間を確保し、バランスの良い食事を心がけましょう。
  • 相談できる相手を持つ:家族、友人、または専門機関などに悩みを打ち明けましょう。

インテリアによる騒音対策

騒音対策として、インテリアにも工夫ができます。

1. カーテン

遮音カーテンは、外部からの騒音を軽減する効果があります。厚手の生地や、多層構造のカーテンを選ぶことで、効果を高めることができます。

2. ラグ

厚手のラグや、防音効果のあるラグを敷くことで、足音などの衝撃音を軽減できます。

3. 家具の配置

家具を配置することで、音を吸収したり、反響を防いだりすることができます。例えば、ソファや本棚などを壁際に配置することで、音が直接壁に伝わるのを防ぐことができます。

まとめ

騒音問題は、ご自身の健康にも大きく影響します。 まずは、穏やかな言葉で現状を伝え、解決に向けて努力しましょう。 それでも解決しない場合は、管理会社や専門家への相談をためらわずに行い、ご自身の健康を守ることが大切です。

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