マンション・アパートの遮音性と隣人との騒音問題:具体的な対策と解決策

アパート、マンションにお住まいの方に質問です。隣室、階下の部屋の音はどのくらい聞こえるものですか? 今、鉄筋のアパート(マンションに部類されています)の最上階の一番端に住んでいます。隣室の水道を流す音、ドライヤーの音、話し声(内容もはっきりと理解できます。窓はお互いに開いていません)、床に寝転ぶと、階下の下の住人の方の会話、ふすまの開閉の音が聞こえてきます。また、パチパチよく部屋の音が鳴ります。 最近、両方引っ越しし、空き部屋になっていますが、どこの部屋からかは不明ですが、ふすまの開閉音が聞こえてきます。 隣室のお掃除に業者さんが朝から来て、水を流す音聞こえたので、どこの水道を使ったのか聞いてみたところ、私の部屋と反対側の部屋の横のキッチンの水道を流した音でした。(私の部屋のトイレ、お風呂場の横は、隣室も同じようにトイレとお風呂でした。 翌日、下の部屋も掃除に来ていたので、ふすまの開け閉め音が私の部屋から聞こえてくるか試したところ、聞こえるとの事でした。歩く音は全く聞こえないそうです。 隣室の会話や、生活音ってこんなに聞こえるものなのでしょうか? 会話は、プライバシーに関する内容で、聞きたくないのにはっきりと聞こえて、でも、聞こえますとも言えず、本当に困りました。 アパートやマンションに住んでいるみなさん、教えて頂けたらと思います。よろしくお願いします。

マンション・アパートにおける遮音性の現状

鉄筋コンクリート造のマンションであっても、隣室や上下階からの生活音が聞こえることは決して珍しいことではありません。質問者様のように、話し声や水道の音、さらにはふすまの開閉音まで聞こえる状況は、遮音性が低い可能性が高いことを示唆しています。これは、建物の構造、施工時の精度、建材の種類など、様々な要因が複雑に絡み合っているためです。特に、古い建物や、遮音性に配慮されていない設計の建物では、このような問題は顕著に現れます。

聞こえる生活音の種類と原因

質問者様のご経験から、具体的な音の種類と、その原因を推測してみましょう。

隣室からの音

* 水道音、ドライヤー音:配管や壁の遮音性が低いことが原因です。特に、隣室との境に壁が少ないキッチンや浴室などは、音が伝わりやすい傾向があります。
* 話し声:壁や天井の遮音性が低く、音の透過率が高いことが原因です。会話の内容までわかるということは、非常に遮音性が低い状態と言えます。
* パチパチ音:これは、建物の構造材や配管の伸縮、電気系統のノイズなどが原因として考えられます。

階下からの音

* 会話、ふすまの開閉音:床の遮音性が低いことが原因です。特に、軽量鉄骨造や木造のマンションでは、この問題が深刻になりやすいです。

遮音性の低いマンションでの具体的な対策

現状を改善するために、具体的な対策をいくつかご紹介します。

1. 音源対策

* 防音マットやカーペットの敷設:床に防音マットや厚手のカーペットを敷くことで、足音や物音による振動を吸収し、階下への音漏れを軽減できます。
* カーテンやブラインドの活用:窓からの音漏れを防ぐために、厚手のカーテンやブラインドを使用しましょう。
* 生活音の抑制:夜間や早朝は、特に静かに過ごすように心がけましょう。テレビの音量を下げたり、会話の声を小さくするなど、意識的な努力が重要です。

2. 室内対策

* 防音カーテン、防音パネルの設置:壁や窓に防音カーテンや防音パネルを設置することで、外部からの騒音を効果的に遮断できます。
* 家具の配置:家具を配置することで、音の反射を調整し、騒音を軽減する効果が期待できます。
* 吸音材の活用:壁や天井に吸音材を取り付けることで、室内の反響音を減らし、音の伝播を抑えることができます。

3. 管理会社への相談

* 建物の遮音性に関する問い合わせ:管理会社に、建物の遮音性について問い合わせ、改善策がないか相談してみましょう。
* 騒音トラブルの相談:隣人との騒音トラブルが発生した場合、管理会社に相談することで、適切な対応をしてもらえる可能性があります。

専門家のアドバイス

騒音問題に詳しい建築音響の専門家に相談することも有効です。専門家は、建物の構造や音の伝わり方を分析し、具体的な対策を提案してくれます。費用はかかりますが、効果的な解決策を見つけるための近道となるでしょう。

事例紹介

あるマンションでは、住民からの騒音苦情が多発したため、管理組合が共同で防音工事を実施しました。その結果、騒音レベルが大幅に改善し、住民の生活の質が向上したという事例があります。

まとめ

マンション・アパートでの騒音問題は、居住者の快適な生活を大きく阻害する可能性があります。しかし、適切な対策を講じることで、騒音問題を軽減し、より静かで快適な住環境を実現できる可能性があります。まずは、ご自身でできる対策から始め、それでも改善が見られない場合は、管理会社や専門家への相談を検討しましょう。

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