マンションリフォーム見積もり比較：580万円と500万円、どちらを選ぶべき？

今回マンションのリフォームを検討しています。現在2社から見積もりをとったのですが、その差がだいぶあるため、どちらにしたら良いか悩んでいます。【物件】・築19年・4LDK・専用部分91㎡【リフォーム内容】・キッチンL型取替、壁位置変更（撤去＋造作）、小さいカウンターを新設（独立型をセミオープンのように変更したい）・バス1418サイズ取替・トイレ節水タイプに取替・洗面台1200サイズ取替・クロス全室張替・建具各部屋の扉はそのまま。取っ手部分を取替・洋室カーペット→フローリングに取替・照明スイッチカバーをワイドタイプ（パナ・コスモ21）に取替など。※キッチン以外は壁の変更等はありませんが、範囲はほぼ全室に及びます。【見積もり】当初の予算は500万まで。できるだけ抑えたいと考えています。A社・・・約580万いわゆるデザイナー系でこちらの思っていなかった提案もあり。担当は営業、デザイナー、施工部門の3人。使い勝手などにも配慮し、色合わせなども妻の好みです。当初こちらを中心に相談しており、デザイナーさんのプランはすごく気に入っていますが、予算がオーバーしていたこと、またこの価格がどこまで適正なのかわからず地元のB社に相談してみました。B社・・・約500万いわゆる工務店系で、提案力などはまだ不明。担当はデザイナー、施工部門の2人です。A社のプランをB社でやるとどうなるかと伝えたところ、上の金額が提示されました。こちらはデザイナーさんの提案力やセンスがまだわかりませんが、施工部門の現場責任者となる方の説明に説得力があり、安心感はあります。【疑問】単なる部材の入替えだけなら「ちゃんと施工してくれれば安いB社」でいいと思っていますが、キッチンに造作する壁やカウンターなどはイメージがちゃんと伝わるか、不安があります。各所の部材はほぼ同じなので、見積もりがここまで違うのは・会社により利益幅が違う（A社＝3人、B社＝2人の人件費？）・職人さんのレベルが違う（契約の単価？）位しか思いつきません。マンションのリフォームにお詳しい方に伺いたいのですが、このような状態の場合、どちらに頼むといいと思われますか？ショールームまわりで疲れてしまい、もう契約をしてすっきりしたい気持ちです。アドバイスをお願いします。

Contents

1 580万円と500万円の見積もり差、その理由を徹底解剖！
- 1.1 見積もり金額の差額80万円はどこから？
2 A社とB社、それぞれのメリット・デメリット
- 2.1 A社（デザイナー系）：
- 2.2 B社（工務店系）：
3 最適な選択をするための3つのステップ
4 専門家の意見：リフォーム費用を抑えるためのヒント
5 まとめ：あなたにとって最適な選択とは？

580万円と500万円の見積もり差、その理由を徹底解剖！

築19年のマンション、4LDK、91㎡のリフォーム。キッチン、バスルーム、トイレ、洗面台のリノベーションに加え、クロス張替え、フローリングへの変更など、大規模なリフォームを検討されているんですね。580万円と500万円、80万円もの差額が出ている原因を分析し、最適な選択を導き出しましょう。

見積もり金額の差額80万円はどこから？

まず、考えられる要因を整理してみましょう。

人件費：A社は営業、デザイナー、施工部門の3名体制、B社はデザイナーと施工部門の2名体制。この差が人件費に反映されている可能性が高いです。特に、デザイナーの関与度合いによって、デザイン料や打ち合わせ時間、提案内容の精緻さなどが異なり、価格に影響します。
利益率：企業によって利益率は異なります。特に、デザイン性の高い提案を得意とするA社のような会社は、デザイン料や付加価値に価格を反映させる傾向があります。B社は工務店系のため、利益率を抑え、価格競争力に重点を置いている可能性があります。
材料費：見積もりに含まれる材料のグレードや種類に違いがある可能性も考えられます。一見同じに見えても、メーカーや品質、耐久性などで価格が大きく変わる場合もあります。特に、キッチンカウンターの造作部分では、使用する素材や仕上げによって価格が大きく変動します。
施工精度と技術：職人の技術レベルや施工精度も価格に影響します。経験豊富な熟練の職人を採用する場合は、人件費が高くなる傾向があります。A社は、より高度な技術や精密な施工を想定しているかもしれません。
デザイン料：A社はデザイナーが深く関わっているため、デザイン料が別途計上されている、もしくは価格に織り込まれている可能性があります。B社は、デザイン料が低く抑えられているか、もしくは標準的なデザインプランに含まれている可能性があります。
その他諸経費：交通費、保険料、廃棄物処理費用など、見積もりに含まれる諸経費にも違いがある可能性があります。

A社とB社、それぞれのメリット・デメリット

それぞれの会社の特徴を踏まえ、メリット・デメリットを比較してみましょう。

A社（デザイナー系）：

メリット：デザイン性の高い提案、使い勝手の良いプラン、細やかな色合わせなど、顧客の要望を丁寧に反映したリフォームを実現できる可能性が高い。担当者とのコミュニケーションがスムーズで、安心して進められる。
デメリット：価格が高め、予算オーバーの可能性がある。デザインにこだわりすぎると、当初の予定から変更が生じ、追加費用が発生する可能性も。

B社（工務店系）：

メリット：価格が比較的安価、予算内でリフォームできる可能性が高い。現場責任者の説明に説得力があり、安心感がある。
デメリット：デザイン提案力やセンスが不明瞭。イメージ通りの仕上がりになるか不安が残る。コミュニケーション不足によるトラブルの可能性も。

最適な選択をするための3つのステップ

どちらを選ぶべきか迷う気持ち、よく分かります。最終的な判断はご自身で行う必要がありますが、以下の3つのステップで検討を進めてみましょう。

ステップ1：見積もりの内訳を徹底的に比較する

各社の見積もり書を詳細に比較し、それぞれの項目（材料費、人件費、諸経費など）の内訳を精査します。不明な点は各社に質問し、納得いくまで説明を求めましょう。特に、キッチンカウンターの造作部分の材料費や施工方法について、具体的な説明を求めることが重要です。

ステップ2：デザインと機能性のバランスを考える

A社のデザインは気に入っているものの、予算オーバーが懸念されます。一方、B社は予算内に収まるものの、デザイン面での不安が残ります。本当にデザインにこだわりたいのか、それとも機能性を重視するのか、ご自身の優先順位を明確にしましょう。

ステップ3：担当者との信頼関係を重視する

担当者とのコミュニケーションは、リフォームを成功させる上で非常に重要です。どちらの担当者とも十分に話し合い、信頼できるかどうか、疑問点を解消できるかどうかを判断しましょう。施工中のトラブル発生時にも、迅速に対応してくれる担当者を選びましょう。

専門家の意見：リフォーム費用を抑えるためのヒント

リフォーム費用を抑えるためには、以下の点に注意しましょう。

標準的な設備を選ぶ：高級感のある設備を選ぶと費用が高くなります。機能性と価格のバランスを考慮し、標準的な設備を選択することで費用を抑えることができます。
DIYを取り入れる：一部の作業をDIYで行うことで、人件費を削減できます。ただし、安全面に十分注意し、自分のスキルに見合った作業範囲に限定しましょう。
複数社に見積もりを依頼する：複数の業者に見積もりを依頼することで、価格比較を行い、最適な業者を選ぶことができます。今回のケースのように、比較することで、価格の妥当性や相場観を掴むことができます。
不要なオプションを省く：見積もりには、必ずしも必要なものとは限らないオプションが含まれている場合があります。本当に必要なオプションかどうかを見極め、不要なオプションは省きましょう。
時期を検討する：リフォーム業界には繁忙期と閑散期があります。閑散期にリフォームを依頼することで、価格交渉が有利になる可能性があります。

まとめ：あなたにとって最適な選択とは？

80万円の差額は、人件費、利益率、材料費、施工精度など、様々な要因が複雑に絡み合っています。どちらの会社を選ぶかは、予算、デザインへのこだわり、担当者との信頼関係など、様々な要素を総合的に判断する必要があります。この記事で提示したステップに従い、ご自身の状況を改めて確認し、後悔のない選択をしてください。