Contents
床鳴りの原因と解決策
半年前にリフォームされたばかりのフローリングから床鳴りが発生し、ストレスを感じているとのこと、大変お気持ちお察しします。 原因を特定し、適切な解決策を見つけることが重要です。 まずは、床鳴りの原因をいくつか考えてみましょう。
1. 下地と上張り材のズレ
古いフローリングの上に新しいフローリングを施工した場合、下地と上張り材の間に隙間が生じ、歩行時の振動によって床鳴りが発生することがあります。特に、経年劣化によって下地が弱くなっている場合、この可能性が高いです。リフォーム時に下地処理が不十分だった可能性も考えられます。
2. 釘やビスの緩み
フローリングの固定に使用された釘やビスが緩むと、床鳴りの原因となります。特に、古いフローリングの上に重ね張りした場合、下地の釘やビスが新しいフローリングの施工によって影響を受ける可能性があります。
3. 湿気の影響
湿気によって木材が膨張・収縮し、床鳴りが発生することもあります。スチームモップの使用は、一時的に木材を膨張させ、その後乾燥によって収縮することで床鳴りを悪化させる可能性があります。ただし、二度しか使用していないので、これが主原因とは言い切れません。
4. 木材の乾燥
乾燥した音とのことですので、木材の乾燥による収縮も原因の一つとして考えられます。特に冬場などは、室内の湿度が低くなると木材が乾燥し、隙間が生じやすくなります。
DIYでできる床鳴り対策
業者に頼む前に、まずは自分でできる簡単な対策を試してみましょう。ただし、効果がない場合や状況が悪化する場合は、すぐに専門業者に相談してください。
1. グリススプレーの使用
インターネットで調べられたグリススプレーは、確かに床鳴り対策として有効な場合があります。グリスは、摩擦を減らす潤滑剤として機能し、床板と下地材の摩擦を軽減することで音を抑制します。
グリススプレーの使い方
1. 床鳴りの箇所を特定する:床を軽く叩き、音がする箇所を特定します。
2. スプレーの使用:特定した箇所に、グリススプレーを少量ずつ吹き付けます。吹き付けすぎると、床が汚れたり、逆に滑りやすくなったりする可能性があるので注意が必要です。
3. 圧力をかける:スプレー後、床鳴りがしている箇所に体重をかけて、グリスを隙間全体に浸透させます。
4. 効果を確認する:数時間後、床鳴りが改善されているか確認します。
注意:グリススプレーは、すべての床材に適しているわけではありません。フローリングの種類によっては、変色や変質を起こす可能性があります。使用前に目立たない場所で試してから使用することをお勧めします。
2. その他のDIY対策
グリススプレー以外に、以下のようなDIY対策も考えられます。
- 床鳴り止め剤の使用:市販の床鳴り止め剤を使用する。製品によって使用方法が異なるため、必ず説明書をよく読んでから使用しましょう。
- 木片の挿入:床鳴りの原因が木材の隙間である場合、木片を隙間に入れて固定することで音を軽減できる場合があります。ただし、専門的な知識と技術が必要となるため、自信がない場合は避けた方が良いでしょう。
専門業者への依頼
DIYで改善が見られない場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。
業者への依頼費用
床鳴り修理の費用は、原因、施工範囲、業者によって大きく異なります。一般的には、1箇所あたり5,000円~30,000円程度が相場ですが、広範囲にわたる修理や特殊な工法が必要な場合は、さらに高額になる可能性があります。複数業者に見積もりを取って比較検討することが重要です。
まとめ
床鳴りは、生活の質を大きく低下させる問題です。まずは、この記事で紹介したDIY対策を試してみて、改善が見られない場合は、早めに専門業者に相談しましょう。早めの対処で、費用を抑え、快適な住空間を取り戻せる可能性が高まります。