マンションフローリングの結露問題:原因と対処法、管理会社への対応

マンション 部屋のフローリングに結露 1週間ほど前から、フローリングの床に水たまりができるようになりました。最初は1箇所だけで、集中的に、拭いても拭いても、水たまりができて不思議に思いましたが、その範囲が次第に広がってきました。昨日は家のあちこちで、空中でピチャっという音がした次の瞬間には、床にバケツの水を投げ捨てたような形の水たまりが繰り返しできました。家中のフローリングの上で、空中で水がはじける音がしたり、床や天井に水がつくようになり、家中が水浸し状態です。1日にぞうきんで拭いて絞って、2リットル以上の量になっています。水道屋さんに見てもらったら、漏水はないと思われるので、結露ではないか、とのことです。 賃貸マンションなのですが、これって、会社に言えば何か対応してくれるのでしょうか?問題点の管轄は管理会社側でしょうか?補足鉄筋コンクリート造りです。 天井は、雨漏り跡はありません。

深刻なフローリング結露:原因究明と緊急対策

1週間で状況が悪化し、大量の水たまりが発生しているとのこと、大変な状況ですね。水道工事による漏水ではないと確認済みとのことですが、鉄筋コンクリート造りのマンションで、これほどの結露が発生するのは異常です。まずは、原因究明と緊急対策が重要です。

結露の原因を特定する

大量の結露が発生する原因としては、以下の可能性が考えられます。

  • 室内の湿度が高い:換気不足、洗濯物の室内干し、加湿器の使用などにより、室内の湿度が非常に高くなっている可能性があります。特に、浴室やキッチンからの水蒸気が十分に排出されない場合、深刻な結露につながります。
  • 外壁からの冷気侵入:窓枠や壁の断熱性が低く、外気温の影響を受けやすい状態である可能性があります。特に古いマンションの場合、断熱材の劣化や施工不良が原因となるケースがあります。窓からの結露だけでなく、壁体内結露も疑う必要があります。
  • 建物の構造上の問題:建物の設計や施工に問題があり、結露しやすい構造になっている可能性があります。例えば、換気システムの不備や、外壁の断熱性能が低いなどが挙げられます。
  • 漏水:水道屋さんが漏水はないと判断しましたが、配管の小さな亀裂や、目に見えない部分からの漏水も考えられます。別の専門家に見てもらうことを検討しましょう。

緊急対策:まずは湿度対策から

状況が深刻なため、まずは以下の緊急対策を行いましょう。

  • 窓を開けて換気:こまめな換気を行い、室内の湿度を下げることが重要です。特に、浴室やキッチンを使用後は必ず換気扇を長時間稼働させましょう。
  • 除湿機を使用:強力な除湿機を複数台設置し、室内の湿度を積極的に下げましょう。コンプレッサー式除湿機が効果的です。
  • 洗濯物の室内干しを避ける:洗濯物は屋外または浴室乾燥機を使用しましょう。どうしても室内干しする場合は、扇風機などで乾燥を促し、湿度上昇を抑えましょう。
  • 加湿器の使用を控える:加湿器の使用は控えましょう。必要であれば、湿度計で湿度を確認しながら、最小限の使用にとどめます。
  • 水たまりをこまめに拭き取る:床の水たまりは、カビや腐敗の原因となるため、こまめに拭き取りましょう。雑巾ではなく、吸水性の高いマイクロファイバークロスを使用すると効果的です。

管理会社への対応と今後の対策

緊急対策と並行して、管理会社に状況を報告し、対応を求める必要があります。

管理会社への連絡方法

状況を写真や動画で記録し、管理会社に連絡しましょう。具体的な被害状況(水たまり量、発生場所など)を詳細に伝え、緊急性の高い問題であることを明確に伝えましょう。メールだけでなく、電話でも連絡し、対応状況を確認することが重要です。

管理会社の対応と期待できること

管理会社は、建物の維持管理責任を負っています。今回の結露問題は、建物の構造的な問題や、設備の不備が原因である可能性が高いため、管理会社は原因究明を行い、適切な修繕を行う義務があります。

期待できる対応としては、以下のものが挙げられます。

  • 原因調査:専門業者による原因調査を実施し、結露の原因を特定します。
  • 修繕:原因に応じて、断熱工事、換気システムの改修、漏水修理などの修繕工事を行います。
  • 補償:被害状況に応じて、損害賠償が認められる可能性があります。フローリングの張り替えや、家具の損傷などについても相談しましょう。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、鉄筋コンクリート造りのマンションでこれほどの結露が発生することは、通常ありえません。建物の構造、断熱性能、換気システムに問題がある可能性が高いです。管理会社には、建築士などの専門家による調査を強く求めるべきです。

インテリアへの影響と対策

結露は、フローリングだけでなく、家具や壁にも悪影響を及ぼします。カビや腐敗の原因となり、健康被害にもつながる可能性があります。

インテリアへの影響

  • フローリングの変形・腐敗:長期間の結露は、フローリングの変形や腐敗につながります。
  • 家具の損傷:家具が濡れることで、カビが生えたり、変形したりする可能性があります。
  • 壁のカビ発生:壁にも結露が発生し、カビが生える可能性があります。

インテリアを守るための対策

  • 家具の移動:壁際に置いてある家具は、壁から離して配置しましょう。
  • 除湿剤の使用:クローゼットや押し入れなどに除湿剤を置いて、湿気を吸収しましょう。
  • 定期的な清掃:こまめな清掃を行い、カビの発生を防ぎましょう。

まとめ

マンションのフローリング結露は、放置すると深刻な事態を招きます。緊急対策と並行して、管理会社に迅速に対応を求め、原因究明と適切な修繕を行うように促しましょう。専門家の意見も参考にしながら、安心して暮らせる住環境を取り戻すために、積極的に行動することが重要です。

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