マンションの黒カビ対策:換気だけでは不十分?原因と具体的な解決策

こんにちは、閲覧ありがとうございます。今のマンションに引っ越して七ヶ月になるのですが黒カビがすごいです。契約書に「結露がひどいので換気してください」と書いてあったので、頻繁に換気し(トイレには換気扇がないので窓をあけています)、結露をふきとっているのですが、キッチンやトイレの黒カビがこけみたいになりひどいです。昨日管理会社の方にいらっしゃっていただいたのですが、「他の部屋の人もカビでよく問い合わせがあるんですよねー。今以上に換気してください、まだどう対処できるかわからない」と言われました。二年契約なので違約金が発生するため引っ越ししたくてもできません。何か対策やアドバイスがありましたら教えてくださいませんでしょうか?最後まで閲覧ありがとうございました。

七ヶ月で黒カビが酷い状態とのこと、大変お困りだと思います。契約書に換気について記載があるにも関わらず、状況が改善しないのは不安ですよね。管理会社からの対応も曖昧で、心細い気持ちも理解できます。

黒カビ発生の原因究明:まずは根本原因を探る

換気は重要ですが、それだけでは黒カビを完全に防ぐことはできません。まずは、黒カビが発生しているキッチンやトイレの状況を詳しく見ていきましょう。単なる結露だけでなく、他にも原因が潜んでいる可能性があります。

1. 換気不足以外の原因

  • 建物の構造:築年数、建物の断熱性、通気性などが影響します。古い建物や断熱性の低い建物は、結露が発生しやすく、カビの温床になりやすいです。
  • 水回り設備の不具合:排水管のつまり、給水管からの漏水、蛇口からの水漏れなど、目に見えない部分からの湿気が原因になっている可能性があります。
  • 清掃不足:カビは、汚れやホコリを栄養源として繁殖します。こまめな清掃が重要です。
  • カビの胞子の飛散:外からカビの胞子が入り込み、繁殖している可能性もあります。

2. 管理会社への対応

管理会社は建物の状態について責任を負います。現状を写真や動画で記録し、再度管理会社に連絡しましょう。他の住人からも同様の苦情が出ているとのことですので、建物の構造的な問題が疑われます。「健康被害への懸念」を伝え、早急な対応を求めることが重要です。

具体的な黒カビ対策:実践的なアドバイス

管理会社への対応と並行して、以下の対策を実践してみましょう。

1. 徹底的な清掃と乾燥

  • カビ取り剤の使用:市販のカビ取り剤を使用し、黒カビを徹底的に除去します。使用前に必ず換気をし、ゴム手袋・マスクを着用してください。換気扇を回し、窓を開けて作業しましょう。
  • 乾燥:カビは湿気を好むため、乾燥させることが重要です。除湿機を使用したり、窓を開けて風通しをよくしたりしましょう。トイレの換気扇がない場合は、小型の換気扇を設置することを検討しましょう。
  • 拭き取り:カビを取り除いた後は、清潔な布でしっかり拭き取り、乾燥させます。アルコールスプレーで殺菌すると効果的です。

2. 換気方法の改善

  • 定期的な換気:朝晩など、気温差が大きい時間帯は特に換気を心がけましょう。窓を開ける時間帯を調整することで、結露の発生を抑えることができます。
  • 換気扇の活用:キッチンや浴室の換気扇は、調理中や入浴後も十分な時間稼働させましょう。
  • 空気清浄機:空気清浄機を使用することで、カビの胞子を抑制する効果が期待できます。

3. 環境改善

  • 除湿剤:クローゼットや押入れなどに除湿剤を置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぎます。
  • 湿度計の設置:室内の湿度を常にチェックし、適切な湿度を保つように心がけましょう。理想的な湿度は50%以下です。
  • 植物:観葉植物の中には、空気中の湿気を吸収してくれるものがあります。ただし、過剰な湿気はかえってカビの発生を招く可能性があるので、適切な管理が必要です。

4. 専門家への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、原因を特定し、適切な対策を提案してくれます。費用はかかりますが、健康被害を防ぐためにも、早めの対応が重要です。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、マンション全体の換気システムや建物の断熱性能に問題がある可能性があります。管理会社に、建物の点検と改善を求めるべきです。特に、トイレの換気扇がないのは問題です。これは、建築基準法に抵触する可能性があります。

まとめ:継続的な対策が重要

黒カビ問題は、一度発生すると根絶が難しく、再発しやすいものです。今回ご紹介した対策を継続的に行い、清潔で快適な住環境を保つように心がけましょう。管理会社との連携も忘れず、必要に応じて専門家の力を借りることも検討してください。健康被害を防ぐためにも、早めの対応が重要です。

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