マンションの高気圧とドアの重さ、健康への影響と改善策

マンションの気圧が高いです。マンションの気圧が高くてドアがとても重いんです。全部屋の通気口も開けてあり、浴室の24時間換気だけ付けてあります。体に良くない気がするので改善法などありましたらお願いします。

マンションの高気圧によるドアの重さの原因

マンションのドアが重く感じる原因として、単に気圧が高いというよりは、気密性が高く、室内の気圧と室外の気圧の差が大きくなっていることが考えられます。新築マンションや、気密性の高いリフォーム済みのマンションでは、この現象が起こりやすくなります。

具体的には、以下の要因が考えられます。

  • 建物の気密性が高い:最近のマンションは断熱性・気密性を高める設計がされており、外気との空気の交換が少ないため、室内の気圧が外気圧よりも高くなることがあります。
  • 換気不足:浴室の24時間換気だけでは、マンション全体の換気としては不十分な可能性があります。全室の通気口を開けているとのことですが、そのサイズや位置によっては、十分な換気が行われていない可能性があります。
  • 外気圧の変化:天気によって外気圧は変化します。低気圧の日は気圧差が大きくなり、ドアが重く感じやすくなります。
  • ドアの構造:ドア自体が重たい素材でできていたり、気密性の高い構造になっている場合、気圧差の影響を受けやすくなります。

単に「気圧が高い」というよりも、「気圧差」が問題なのです。気圧差が大きくなると、ドアが吸い込まれるように閉まったり、逆に開けにくくなったりします。

健康への影響

気密性の高いマンションで換気が不十分な状態が続くと、以下の様な健康への影響が懸念されます。

  • シックハウス症候群:建材から放出されるホルムアルデヒドなどの有害物質が室内に滞留しやすくなります。
  • カビやダニの繁殖:湿気がこもりやすく、カビやダニの繁殖が促進されます。
  • 二酸化炭素濃度の上昇:換気が不十分だと、呼吸によって排出される二酸化炭素が蓄積し、頭痛や倦怠感の原因となります。
  • 精神的なストレス:ドアの開閉に苦労したり、空気が悪いと感じたりすることで、精神的なストレスを感じることがあります。

改善策

マンションの高気圧とドアの重さを改善し、健康被害を防ぐためには、以下の対策が有効です。

1. 換気方法の見直し

浴室の24時間換気だけでは不十分です。窓を開ける換気扇を使用する空気清浄機を使用するなど、複数の換気方法を組み合わせることをおすすめします。

  • 窓の開閉:定期的に窓を開けて換気を行うことで、室内の空気を入れ替えることができます。天気の良い日には、数時間窓を開けて換気することを心がけましょう。ただし、防犯面にも注意が必要です。
  • 換気扇の使用:キッチンやトイレなどの換気扇を積極的に使用しましょう。換気扇の種類によっては、排気だけでなく給気機能も備えているものがあります。
  • 換気システムの確認:マンションによっては、全館換気システムが導入されている場合があります。システムの稼働状況を確認し、適切に機能しているかを確認しましょう。管理会社に相談するのも良いでしょう。
  • 空気清浄機:空気清浄機は、室内の空気中のホコリや花粉、ダニの死骸などを除去するのに役立ちます。特に、ペットを飼っている家庭では効果的です。

2. 室内環境の改善

  • 湿度管理:除湿機を使用したり、こまめに掃除をすることで、カビやダニの繁殖を防ぎます。特に梅雨時期や夏の高温多湿の時期は注意が必要です。
  • 定期的な清掃:室内を清潔に保つことで、空気の質を向上させることができます。特に、カーペットやカーテンなどの埃が溜まりやすい場所の清掃は重要です。
  • 植物を置く:観葉植物は、室内の空気を浄化し、リラックス効果も期待できます。ただし、植物の種類によっては、アレルギー反応を起こす可能性もあるので注意が必要です。

3. 専門家への相談

改善策を試しても状況が改善しない場合は、建築士や不動産会社、管理会社に相談することをおすすめします。建物の構造や換気システムに関する専門的な知識を持つ専門家に相談することで、より適切な解決策を見つけることができます。

まとめ

マンションのドアが重く感じるのは、気密性が高く、換気が不十分なことが原因である可能性が高いです。換気方法の見直しや室内環境の改善、そして必要であれば専門家への相談を通じて、快適で健康的な室内環境を手に入れましょう。 健康被害を防ぐためにも、早めの対処が大切です。

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