マンションの騒音問題解決ガイド:原因究明から対策まで徹底解説

15年ほど市営住宅12階建ての2階に住んでいる者ですが、部屋の真下に変電圧設備室があります。3~4年前位から、何かの音に悩まされています。音の正体を調べるには、どうすれば良いでしょうか? 3月に、電力会社の方が設備室で工事をされていたので、お話をさせて頂き、設備室に入り音を聞かせてもらいました。ヴーンという音がしており、測量器で測りましたら、78デシベルとの事で、生活上問題ない音と言われましたが、念の為我が家へ来て頂き音を聴いてもらいました。2人来られ、確かに何か音がすると確認してもらいましたが、下の設備音とは違う音という事で、帰られました。が、近くに岸壁に船が係留されており、そのエンジン音ではないかとわざわざ言って来て頂き、音を確認しに行きました。確かに似ていると納得して帰って来ましたが、一日中その音はするのです。(船が止まっていない時も音はしています)そういえば3~4年ほど前に1階のレターボックス上にNTTの光りフレッツの機器が取り付けられました。その音かも?って電力会社の方に聞きましたら、そんな音はしないだろうと言われました。(いや、音はしています)・・寝る前など周りの音がしなくなると特に聞こえ、今現在、睡眠導入剤および、耳栓をして寝ている次第です。・・なので市の住宅公社へも連絡し、音の正体を調べて欲しいとお願いしたところ、なんと4人も男性職員が来られ、まずは掛け時計目覚まし時計を止め、ブレーカーも落とし、部屋の畳や壁に耳をつけ、音を聴いていましたが、「何も聴こえない」と言うのです。(まず、聴こえないというのが信じられませんでした)40代位の男性職員さんはトイレに入りドアを閉めるとヴーンという音が聞こえると申していましたが、少々年配の方が何やらひそひそと耳打ちし、結局「何も聴こえないのに手立ての打ちようがない」と言われ、なにもせず帰って行かれました。(もちろん、測量器など一切持参されていませんでした)県外で働いている息子にその旨話しましたら、女性の一人暮らしと思い、馬鹿にされたのではないかと憤慨していました。夜中に何度も下へ降り、音源を捜すのですがつかめません。(何種類かの音が一緒になり、玄関ホールでハウリングをしているようにも思われます)こういった場合は、どこで調べて頂けるのでしょうか?とにかく早く音源の真相究明をしてもらい、静かな日々を取り戻したいのです。・・いよいよダメなら「○○ナイトスクープ」にでも、とまで息子と話しております。何か良い手立てをご存知の方、お知恵を拝借させて下さいませ。 補足 耳鼻科の先生に、男性と女性の聴力に違いがあるか訊ねたところ、女性の方が格段に良いと言われました。私も調べてもらいました。・・鼓膜が前の方へ倒れ、内耳が狭くなり音を敏感に感じるようです。

マンション騒音問題:原因特定のためのステップバイステップガイド

長年、マンションの騒音に悩まされているとのこと、大変お辛い状況だとお察しいたします。原因究明は容易ではありませんが、諦めずに一つずつステップを踏んでいきましょう。 住宅公社の対応に不満を感じられたとのことですが、残念ながら、専門的な知識や機器を持たない職員が対応した可能性があります。まずは、ご自身でできる範囲で原因を特定し、その後、専門機関に相談することをお勧めします。

1.騒音の記録と分析

まずは、騒音の状況を詳細に記録することが重要です。

  • 発生時間:いつ、どのくらいの時間帯に音が発生するかを記録します。時間帯によって音の種類や大きさが変わるかもしれません。
  • 音の種類:「ブーン」「キーン」「ゴトゴト」など、音の特徴を具体的に記述します。複数の音が混ざっている場合は、それぞれを分けて記述しましょう。
  • 音の大きさ:デシベルメーターがあれば正確に測定できますが、なければ「小さい」「普通」「大きい」など、主観的な評価でも構いません。状況を詳しく記述することで、専門家も判断しやすくなります。
  • 発生場所の特定:音の発生源を特定するために、部屋の様々な場所で音を聞いてみましょう。音の大きさが変わる場所、特定の方向から聞こえる場所などをメモしておきます。
  • 天候:雨の日や風の強い日など、天候によって音の聞こえ方が変わる場合があります。記録しておきましょう。
  • 録音:スマートフォンなどで騒音を録音しておきましょう。複数回、異なる時間帯に録音することで、音の変化を捉えることができます。

これらの記録は、専門家への相談時や、証拠として非常に役立ちます。

2.可能性のある音源の特定

ご記載の内容から、いくつかの可能性が考えられます。

  • 変電設備室:電力会社が78デシベルと測定した「ブーン」という音は、変電設備からのものかもしれません。しかし、ご自宅で聞こえる音とは異なる可能性も高いです。78デシベルは、騒音規制の基準値を超えていない可能性が高いですが、低周波音であれば、数値以上に不快に感じる場合があります。
  • 船舶のエンジン音:岸壁に係留されている船のエンジン音は、確かに可能性があります。しかし、船が止まっても音が聞こえるという点から、主原因ではない可能性が高いです。
  • NTTの光ファイバー機器:可能性は低いと電力会社に言われたものの、念のため確認が必要です。NTTに直接問い合わせてみましょう。
  • 建物の構造:建物の構造上の問題で、特定の音が増幅されている可能性があります。例えば、共振現象などが考えられます。
  • 近隣の工事:近隣で工事を行っている場合、その音が伝わってきている可能性があります。
  • その他:エアコン室外機、給排水設備など、マンション内の設備からの音も考えられます。

これらの可能性を一つずつ検証していく必要があります。

3.専門家への相談

ご自身での調査で原因が特定できない場合は、専門家に相談しましょう。

  • 騒音測定業者:騒音測定の専門業者に依頼し、精密な測定を行いましょう。低周波音の測定にも対応している業者を選びましょう。
  • 建築音響の専門家:建築音響の専門家に相談することで、建物の構造的な問題が原因かどうかを判断できます。
  • 弁護士:騒音問題が解決しない場合、弁護士に相談し、法的措置を検討することも必要です。専門家の助言を得ながら、適切な対応を検討しましょう。

専門家への相談は、費用が発生しますが、原因特定と解決への近道となります。

4.住宅公社への再交渉

住宅公社には、専門家の調査結果を提示し、改めて対応を求めましょう。専門家の意見を添えることで、より真剣に受け止めてもらえる可能性が高まります。

騒音対策:具体的なアドバイス

騒音の原因特定と並行して、騒音対策も検討しましょう。

  • 遮音カーテン:遮音効果の高いカーテンを取り付けることで、外部からの騒音を軽減できます。特に、窓からの騒音が多い場合は効果的です。
  • 防音マット:床に防音マットを敷くことで、床からの騒音を軽減できます。特に、低周波音は床から伝わりやすいので効果的です。
  • 家具の配置:家具の配置を変えることで、音の反射や共振を抑制できます。例えば、壁際に大きな家具を置くことで、音の反射を減らすことができます。
  • ホワイトノイズ:扇風機や空気清浄機などのホワイトノイズ発生機器を使うことで、不快な騒音をマスキングすることができます。耳栓と併用することで、睡眠の質を向上させる効果が期待できます。
  • 耳栓:耳栓は、騒音から耳を守るために有効です。遮音性の高い耳栓を選びましょう。

まとめ

マンションの騒音問題は、原因特定が難しく、解決に時間がかかる場合があります。しかし、諦めずに、一つずつステップを踏んでいくことで、必ず解決への道が見えてきます。専門家の力を借りながら、静かな生活を取り戻しましょう。

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