マンションの隣接建築による結露・カビ問題:原因と対策

今のマンションに三年住んでます。四階建てで、僕の部屋は二階の一番東側です。今年の夏に東側に四階建てのマンションができました。僕のベランダは南に、隣のマンションはベランダが西にあるのですが、ベランダからベランダに飛びうつれるくらい隣接しています。僕のマンションの南北の長さより隣のマンションの南北の長さのほうが倍くらい長いです。今年から結露とカビがすごくてクローゼットの中の服がカビだらけ、風呂場、廊下の扉にもカビがついています。隣にできたマンションにより日が当たる時間が減った為でしょうか?管理会社に連絡したらどうにかなりますか?どなたか教えてください。よろしくお願いします。

隣接マンション建設による日照時間減少と結露・カビ発生の関係性

ご質問ありがとうございます。3年間住まわれていたマンションに隣接して新しいマンションが建設されたことにより、結露とカビが発生するようになったとのこと、大変お困りのことと思います。結論から言うと、隣接マンションの建設による日照時間の減少が、結露とカビ発生の一因となっている可能性は非常に高いです。

日照不足と結露の関係

マンションの東側に新たな建物が建設されたことで、以前よりも日当たりが悪くなったと推測されます。日当たりが悪くなると、室内の壁や窓の温度が低くなりやすくなります。特に、外気温が低い朝や夜間、室内の暖かい空気が冷たい壁や窓に接触すると、空気中の水分が凝結し、結露が発生します。この結露がカビの発生を促進する大きな要因となります。

マンションの構造と通風状況

ご質問からは、隣接するマンションがご自身のマンションよりも南北に長く、ベランダ同士が非常に近いことが分かります。この状況は、通風を阻害し、湿気がこもりやすい環境を作り出している可能性があります。 通風が不十分だと、室内の湿気が外に排出されにくくなり、結露やカビの発生リスクを高めます。

カビの発生しやすい場所

クローゼット、浴室、廊下の扉など、湿気がこもりやすく、通気性の悪い場所にカビが発生しやすいのは、まさにこれらの場所が結露しやすい環境であることを示しています。

管理会社への連絡と具体的な対策

管理会社への連絡は、非常に有効な手段です。管理会社は建物の管理責任者であり、建物の構造上の問題や、隣接建物との関係による問題に対処する義務があります。

管理会社への連絡方法と内容

まずは、管理会社に電話またはメールで状況を説明しましょう。具体的には、以下の点を伝えましょう。

* 隣接建物の建設後から結露とカビが発生するようになったこと
* カビが発生している場所(クローゼット、浴室、廊下など)
* 写真や動画でカビの状況を記録し、証拠として提示する
* 日照時間の減少について説明する

管理会社が取る可能性のある対応

管理会社は、状況を確認した後、以下の対応を行う可能性があります。

* 専門業者による調査:結露やカビの原因を特定するため、専門業者に調査を依頼します。
* 建物の修繕:建物の構造上の問題が原因であれば、修繕工事を行う可能性があります。例えば、断熱材の追加や換気設備の改善など。
* 隣接建物との協議:日照権の問題など、隣接建物との協議が必要となる場合もあります。

ご自身でできる結露・カビ対策

管理会社への連絡と並行して、ご自身でも結露・カビ対策を行うことが重要です。

換気

* 定期的な換気:窓を開けて十分な換気をしましょう。特に、浴室やキッチンはこまめな換気が重要です。
* 換気扇の活用:換気扇を適切に使用しましょう。
* 24時間換気システムの確認:マンションに24時間換気システムが備わっている場合は、正常に稼働しているか確認しましょう。

除湿

* 除湿機の活用:除湿機を使用することで、室内の湿度を下げることができます。特に梅雨時期や冬場は効果的です。
* 除湿剤の使用:クローゼットなど、狭い空間には除湿剤を使用すると効果があります。

清掃

* 定期的な清掃:カビを発見したら、すぐに清掃しましょう。カビ取り剤を使用する場合は、必ず使用方法をよく確認し、換気を十分に行ってください。
* 掃除機での清掃:カビの胞子を吸い込まないよう、掃除機を使用しましょう。

インテリアによる対策

* 遮光カーテン:日差しを遮断し、室温の上昇を防ぐ効果があります。厚手のカーテンを選ぶと効果的です。
* 吸湿性の高い家具:木材などの吸湿性の高い家具は、湿気を吸収する効果があります。
* 通気性の良い収納:クローゼットなど、通気性の悪い収納はカビが発生しやすいので、通気性の良い収納に交換したり、収納方法を見直すことで改善できます。

専門家の意見

建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。専門家は、建物の構造や日照権の問題などについて、専門的な知識に基づいた判断をしてくれます。

まとめ

隣接マンションの建設による日照時間の減少は、結露とカビ発生の一因となる可能性が高いです。管理会社への連絡と、換気、除湿、清掃などの対策を講じることで、結露とカビの問題を改善できる可能性があります。状況によっては、専門家への相談も検討しましょう。 諦めずに、積極的に問題解決に取り組んでください。

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