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マンションの部屋面積確認:法務局での手続きと必要な情報
マンションの一室の面積を正確に知るには、登記簿謄本を取得する必要があります。法務局では、建物の全体の情報だけでなく、個々の部屋に関する情報も登記されています。しかし、単に「部屋の面積」という情報は直接記載されていません。登記簿謄本には、マンション全体の面積と、各部屋の専有面積(その部屋が占める面積)と、共有面積(共用部分として割り当てられる面積)が記載されています。 部屋の号数とマンションの地番だけでは不十分で、正確な面積を知るには、いくつかのステップが必要です。
必要な情報と手続き
まず、必要な情報は次の通りです。
- マンションの所在地:正確な住所が必要です。地番もあればよりスムーズです。
- マンションの名称:正式名称が必要です。略称では検索できない場合があります。
- 部屋番号:正確な部屋番号が必要です。
これらの情報を持って、最寄りの法務局へ行き、「建物登記簿謄本」を請求します。 申請書に必要事項を記入し、手数料を支払う必要があります。手数料は、内容によって異なりますので、法務局の窓口で確認しましょう。
登記簿謄本から面積を確認する方法
取得した登記簿謄本には、マンション全体の概要と、各区分所有者の専有部分に関する情報が記載されています。 目的の部屋の専有面積は、該当する部分を探せば確認できます。 ただし、図面は必ずしも添付されているとは限りません。図面がない場合は、面積の記載のみを確認することになります。
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注意点:専有面積と実際の居住面積の違い
登記簿謄本に記載されているのは「専有面積」です。これは、壁芯面積(壁の中心線で区切られた面積)を指し、実際の居住面積とは異なる場合があります。 バルコニーやベランダ、ロフトなどは専有面積に含まれる場合と含まれない場合があります。 また、柱や壁の厚みも考慮されていないため、実際に使える面積は専有面積よりも小さくなることが多いです。 正確な居住面積を知りたい場合は、間取り図を確認する必要があります。 売買契約書や管理規約に添付されている場合もあります。
マンションの面積確認:その他の方法
法務局以外でも、マンションの面積を確認する方法があります。
管理会社への問い合わせ
マンションの管理会社に問い合わせるのも有効な手段です。管理会社は、マンションの管理規約や図面を保有しているため、部屋の面積に関する情報を提供してくれる可能性が高いです。 ただし、個人情報の保護の観点から、情報提供に制限がある場合もあります。
不動産会社への問い合わせ
不動産会社は、マンションの売買や賃貸に関する情報を豊富に持っています。 特に、そのマンションの売買や賃貸の仲介経験があれば、面積に関する情報を提供してくれる可能性があります。 ただし、正確な情報を得るためには、複数の不動産会社に問い合わせて比較検討することが重要です。
不動産ポータルサイトの活用
SUUMOやHOME’Sなどの不動産ポータルサイトでは、マンションの物件情報が掲載されています。 目的のマンションの情報があれば、間取り図や面積の情報を確認できる可能性があります。 ただし、情報は常に最新とは限らないため、注意が必要です。
専門家への相談
面積に関する疑問や問題が解決しない場合は、不動産鑑定士や弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、法律や不動産に関する深い知識を持っており、適切なアドバイスを提供してくれます。
まとめ:正確な情報収集が重要
マンションの部屋面積を確認するには、法務局での登記簿謄本取得が最も確実な方法です。 しかし、専有面積と実際の居住面積の違いに注意し、必要に応じて管理会社や不動産会社、専門家に相談しましょう。 正確な情報を収集することで、トラブルを回避し、安心してマンション生活を送ることができます。