マンションの角部屋の物置にアリと白いものが…シロアリの可能性は?

マンションの4階の角部屋なのですが、木製で出来ている物置にアリの卵なのか?白いものが一杯あり、その周りにアリが気持ち悪いほど行列。マンションでもシロアリって出るものでしょうか?

マンションでもシロアリ被害は起こる?

結論から言うと、はい、マンションでもシロアリ被害は起こります。4階建てマンションの角部屋という環境であっても、シロアリの侵入を防ぐことは難しい場合があります。シロアリは、建物の木材を食べてしまう害虫で、放置すると建物の構造に深刻な被害を与える可能性があります。特に、木製物置のような木材を多く含む場所に発生しやすいです。発見された「白いもの」がシロアリの卵である可能性も高いです。

シロアリの侵入経路

シロアリは、建物の外壁の小さな隙間や、配管の貫通部分などから侵入します。マンションの場合、隣接する建物との接続部や、ベランダ、窓枠なども侵入経路となり得ます。4階であっても、これらの経路から侵入し、木材に到達する可能性があります。

白いものの正体

発見された「白いもの」は、シロアリの卵である可能性が高いです。シロアリの卵は、非常に小さく、白っぽい色をしています。大量に発生していることから、シロアリの巣が物置内に存在する可能性が考えられます。アリの行列は、巣と食料源を繋ぐ通路を示しており、シロアリが木材を食い荒げている証拠と考えられます。

シロアリ被害の確認と対処法

シロアリ被害の可能性が高い場合、まずは専門業者に相談することが重要です。自分で対処しようとすると、被害を拡大させてしまう可能性があります。

専門業者への依頼

シロアリ駆除は専門知識と技術が必要なため、自分で行うのは危険です。信頼できるシロアリ駆除業者に依頼し、被害状況の調査と駆除を依頼しましょう。業者を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 実績:多くの実績を持つ業者を選びましょう。ホームページや口コミサイトなどで評判を確認するのも良いでしょう。
  • 保証:駆除後の保証期間がしっかりとしている業者を選びましょう。万が一、再発した場合でも対応してもらえるようにしましょう。
  • 料金:事前に料金体系を明確に提示してくれる業者を選びましょう。追加料金が発生しないように、見積もりをしっかりと確認しましょう。
  • 対応エリア:対応エリアを確認しましょう。近隣の業者を選ぶことで迅速な対応が期待できます。

専門業者の調査内容

専門業者は、以下の様な調査を行います。

  • 目視検査:物置内部だけでなく、建物の外壁や床下なども含めて、シロアリの被害状況を目視で確認します。
  • 木材の穿孔検査:木材に小さな穴を開けて、内部にシロアリがいるかどうかを確認します。
  • 探知機の使用:シロアリの活動状況を検知する機器を使用し、巣の位置などを特定します。

駆除方法

駆除方法は、被害の程度やシロアリの種類によって異なります。一般的な駆除方法は以下の通りです。

  • 薬剤散布:シロアリの巣に薬剤を散布して駆除します。薬剤の種類は、シロアリの種類や被害状況に合わせて選択されます。
  • 燻蒸処理:建物の内部全体に薬剤を充満させて駆除する方法です。広範囲の駆除に効果的ですが、一時的に居住できなくなる場合があります。
  • ベイト剤設置:シロアリが好む餌に薬剤を混ぜて設置し、巣全体に薬剤を拡散させる方法です。環境に配慮した駆除方法として注目されています。

シロアリ予防策

シロアリ被害を防ぐためには、定期的な点検と予防策が重要です。

定期的な点検

少なくとも年に一度は、建物の木材部分、特に床下や壁、物置などを点検しましょう。シロアリの被害を発見したら、すぐに専門業者に相談しましょう。早期発見・早期対処が被害拡大を防ぐ鍵となります。

予防策

  • 換気:湿気を好むシロアリを寄せ付けないため、常に建物の換気を良くしましょう。特に、床下やクローゼットなどの湿気がたまりやすい場所は注意が必要です。
  • 木材の防腐処理:木材に防腐処理を施すことで、シロアリの食害を防ぐことができます。新築時やリフォーム時に検討しましょう。
  • 土壌処理:建物の周囲の土壌にシロアリ駆除剤を散布することで、シロアリの侵入を防ぐことができます。
  • 定期的なシロアリ予防薬剤散布:専門業者に依頼して、定期的にシロアリ予防薬剤を散布してもらいましょう。
  • 周辺環境の整備:家の周りの雑草や落ち葉などを定期的に除去しましょう。これらはシロアリの隠れ家となりやすいです。

まとめ

マンションの4階であっても、シロアリ被害は起こり得ます。木製物置にアリと白いものが大量に発生している状況は、シロアリ被害の可能性が高いです。すぐに専門業者に相談し、適切な調査と駆除を行うことが重要です。また、定期的な点検と予防策を行うことで、シロアリ被害のリスクを低減できます。

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