マンションの給湯器交換:16号から24号への変更で注意すべき点

マンションで暖房機能付き給湯器(熱源機)の交換を考えています。現在16号を使っていますが、これを24号に交換するとしたら、どんな注意・確認が必要でしょうか。自動のお湯はりやたし湯のできるフルオートのエコジョーズに取り替えたいのですが、東京ガスのTESで4台のヒーターとエアコンも使っています。ノーリツでもリンナイでもいいので給湯器の業者にお願いして安く交換したいのですが、東京ガスの代理店でなければ接続できないという書き込みも見かけました。また、現在の16号を20号にするのは問題なさそうですが、24号にしてガスの供給量が足りなくて給湯器本体が痛むとか、マンションの他の部屋に迷惑をかけるなどの問題が起きないか心配です。どうやって確認していいのかもわからず、困っています。よろしくお願いします。補足 simeagete555さん、細かいご説明、本当にありがとうございます。設置場所はベランダなのでドレン水は問題ないと思います。問題は24号を付けていいかどうかの確認ですが、管理組合などに確認してはっきり「ダメ」と言われてしまったら、諦めざるを得なくなるのが心配で躊躇しています(実際は付けている人はいるようなのですが)。知恵袋は初めての質問で、不慣れのため、どうお礼を書いていいかよくわからず、失礼しました。

1. 給湯器容量変更に伴う確認事項

マンションで給湯器を16号から24号へ交換する場合、いくつかの重要な確認事項があります。単に号数の変更だけでなく、安全面や快適性、そして近隣への影響などを考慮する必要があります。

1-1. ガス配管容量の確認

まず、最も重要なのはガス配管の容量確認です。24号への変更でガス消費量が増えるため、現在の配管が対応できるかどうかをガス会社または専門業者に確認する必要があります。供給量が不足すると、給湯器が正常に動作せず、故障の原因となる可能性があります。また、他の住戸へのガス供給に影響が出る可能性も考慮しなければなりません。

1-2. 管理規約の確認

マンションでは、管理規約で給湯器の交換に関する規定が定められている場合があります。号数変更、メーカー、機種など、制限事項がある可能性があるので、管理組合に事前に確認することが不可欠です。許可を得ずに交換すると、罰則が科せられる可能性もあります。 実際に24号を使用している方がいるとしても、規約に反する可能性があるため、必ず確認しましょう。

1-3. 東京ガスTESとの兼ね合い

東京ガスのTESシステムを使用している場合、給湯器の交換がシステムに影響を与える可能性があります。特に、ガス消費量が増えることで、他のヒーターやエアコンの使用に支障をきたす可能性も考えられます。東京ガスに問い合わせ、交換の可否や影響について確認することをお勧めします。TESシステムとの適合性を事前に確認することで、トラブルを回避できます。

1-4. 業者選びと見積もり比較

給湯器の交換は、専門業者に依頼することが重要です。複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討しましょう。ノーリツやリンナイなど、希望するメーカーの製品を取り扱っている業者を選ぶことができます。東京ガスの代理店である必要はありませんが、東京ガスに問い合わせて、推奨業者リストなどを確認してみるのも良いでしょう。

1-5. エコジョーズの設置条件

フルオートのエコジョーズは、排気方法や設置場所など、設置条件が厳しく定められています。ベランダ設置の場合、ドレン水の排水経路や、排気ダクトの設置スペースなどを確認する必要があります。設置場所の確認は、業者に依頼する際に必ず行いましょう。

2. 20号と24号の違いと選択

16号から20号への変更は、比較的容易な場合があります。しかし、24号への変更は、ガス配管容量や管理規約の確認など、より慎重な検討が必要です。20号と24号では、同時に使用できるシャワーの数や、給湯能力に大きな差があります。家族構成や生活スタイルを考慮し、必要な号数を決定しましょう。

  • 16号:少人数世帯向け。同時使用は制限される。
  • 20号:一般的な世帯向け。同時使用も比較的可能。
  • 24号:複数人数世帯や、頻繁に給湯を使用する世帯向け。同時使用に余裕がある。

3. 安心安全な交換のためのステップ

1. 管理組合への確認:給湯器交換に関する規約を確認し、許可を得る。
2. ガス会社への確認:ガス配管容量、TESシステムとの適合性を確認する。
3. 複数業者からの見積もり取得:価格、サービス内容、保証などを比較する。
4. 専門業者への依頼:設置工事、試運転などを依頼する。
5. 完了後の確認:ガス漏れ、動作確認などをしっかりと行う。

4. 専門家の視点

給湯器の交換は、専門知識が必要な作業です。安易な自己判断による交換は、ガス漏れや火災などの危険性を伴うため、必ず専門業者に依頼しましょう。また、マンション特有の制約を理解し、管理組合との良好なコミュニケーションを図ることで、スムーズな交換を実現できます。

5. まとめ

マンションでの給湯器交換は、様々な確認事項をクリアする必要があります。号数変更に伴うガス配管容量、管理規約、東京ガスTESとの兼ね合い、そして業者選びなど、一つずつ丁寧に確認することで、安全で快適な生活空間を確保できます。焦らず、専門家のアドバイスを受けながら、最適な給湯器を選び、交換を進めていきましょう。

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